温泉トリコイズム

全国の温泉巡りを不定期につらつらと綴っていきます。ジカ泉、野湯からスパ泉まで源泉があればなんでもレポります。

【三朝町】三朝温泉「桶屋旅館」

2014年04月21日 | 鳥取
入湯日:2013.4.7

○所 在 地  鳥取県三朝町山田150
○電    話  0977-23-1585
○日帰り入浴 のみ不可
○宿 泊 料 7,000円~
○満 足 度  ★★★★

 三朝温泉には足下湧出の浴槽を持つ旅館が4つある。
 「旅館大橋」「桶屋旅館」「木屋旅館」「中屋旅館」となっている。
 今回はその中でも素晴らしい雰囲気のある足下湧出浴槽を持つこちらの宿をに投宿した。ここは湯治客も多いので、日帰り入浴不可ということで、宿泊しなければならない。確か「木屋旅館」も宿泊しなければ足下湧出浴槽には入浴できないし、「旅館大橋」も男性は宿泊しなければ足下湧出浴槽には入浴できない。
 鳥取県は足下湧出の宝庫でもあるが、原則宿泊しなければならないということ。つくづく敷居の高さを感じる。(笑)



 部屋はこじんまりとしている。まぁ、宿に滞在している時間と言っても夜と朝は外湯周りしているし、結局寝るだけだからたまにはこんなこじんまりとした部屋も悪くないんだが、苦手なのが布団…腰痛くなるんだもん(笑)



 料理も決して豪勢ではないけど、鳥取牛なんかもちょろっと出してくれたり、朝は名物のちくわ豆腐も出してくれた。





 さて、目玉のお風呂。飯食ってからはまずオンドル式の足下湧出浴槽へ…浴室は地下へ下る。浴槽は更に下にあり、浴室の扉を開けると更に下へ階段を下ったところにある。そのため、薄暗く写真も微妙…底はスノコになっていて、その隙間からプクプクと湯が湧出しているのが分かる。





 オンドル式ということで、コンクリ張りの床も温かい。湯治客の洗濯物も浴室に干していたりする。ここだと、すぐに乾くそうだ。
 
 翌朝はもう一つの浴室へ。足下自噴ではないが、源泉は底から投入されている。こちらもまた激渋な雰囲気に朝からやられてしまった。



○源泉名  桶屋の湯
○源泉温度 57.4℃
○泉質   「含弱放射能-ナトリウム-塩化物泉」
○湧出量  8.2L/分
○水素イオン濃度 PH6.9(中性)
○成分総計 2,219mg/1kg 
○温泉利用状況 「加水加なし かけ流し式」


 湯は無色透明。微かな潮臭に塩味の放射能泉。湧出量は少なく、更に不定期に湧出している。湯温も季節や天候によってかなり左右するだろう。激熱と聞いていた湯だが、私が入浴したときは思いのほか適温で41-42℃くらいだった。
 一泊二食で確か7,000円程度のリーズナブルな旅館。あぁ、いい湯だった。

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