昨年体験したワークショップの記録第2弾!
ギャラリーamco で行われた「金継ぎ」です。(その時の写真がアップされています)
以前から興味があったのですが、たまたま前回のワークショップでご一緒した方との
会話から教えて頂き、参加してみることに。
正直、我が家では欠けてしまっている器が少なくはありません。
気に入っているのに限って、、、なぜかどうでもいい物は割れたり欠けたりしません。
こちらは割れてしまったのをそのまま取ってあったもの。
実は同じものが4個あったのに、これが最後になってしまった。。。
上/20年前にパリで購入したカフェオレボウル。
色合いや柄がとても気に入ったのですが、滞在中にすでに欠けさせてしまった。
欠けた破片を持ち帰り、一度は修復したがまたはがれてしまった。(右側の淵部分)
下/物心ついた頃から家にあったもの。
姉兄と実家を整理した時に私がいただきました。
5枚、いまだに揃っています。ただ、どれもふちが浅く欠けている箇所が多い。
まずは欠けている部分にヤスリをかけて表面を滑らかにします。
破片があるものは接着剤で合わせます。
欠けている部分やつなぎ目の溝に粘土のようなパテを埋めて成形する。
パテの部分にヤスリをかけてならし、凹凸がなくなるまで根気よくヤスリをかけます。
うるし(今回は簡易的な新うるしを使用)と色粉を混ぜ、筆で修復箇所に塗っていく。
色粉は金、銀、黒、好きな色を選べます。こちらは銀を選択。
線は基本割れ目に沿って描きますが、あまり直線的、単調にならないように意識します。
こちらは銀と迷いましたが、あえて金で。 点と線で意外と違和感ないかな、と自己満足。
こちらも金で。 3個もやったので時間が足りなくなり、ちょっと不満足ですが。。。
割ってしまったり、欠けさせたりしないのが一番なのですが、、、
日々使っているお気に入りの物や思い出のある器などは、やはり修復してでも長く使いたい。
単に修復するだけでなく、繕った部分を「景色」と呼び、新たな異なる様子を愛で、価値を生み出す。
そんな金継ぎは実用と楽しみを兼ね備え、日本らしい「もったいない」精神に通じ、いいものだな、と。
振り返れば、高校の選択授業で陶芸とテニスで迷った末テニスを選び、大人なってからも
やりたいなぁ~と思いながらも、なんとなく機会を逃したまま過ぎ、だんだん今更感が・・・。
そして、陶芸を経験しないまま「金継ぎ」を体験することになるとは。
でも金継ぎをしたことで、改めて陶芸もやはりやってみたいと思った。
いろいろ手を広げて、物にならない典型だが、逆にこれからはそんな好奇心が大事!
脳の刺激にもいいし! と前向きな発想。
まずは、まだまだ家にある(どんだけあるんだ?!)欠けた食器を金継ぎしていきたいと思います。
クリスマスもお正月も特にイベント事はなかったけどあっという間に過ぎ、
また2017年の日常が始まります!
味わい深く、美味しい一年にしていきたいです!
今年も細々と続けていきますので、たまにお立ち寄りいただけたら嬉しいです。。。
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欠けた食器は、泣く泣く廃棄していたなぁ…。
破片を取っておくと、もしなくても新しい景色になるんですね。
私も今までどれだけ処分したことか、、、
是非、おススメです!