ひとりごちごち

狭いながらも楽しい我が家♪
**愛犬「なると」との生活**

フィギュアスケートのシーズンスタート

2007年10月10日 | 日記
今年も10月になり、フィギュアスケートのシーズンが始まりました。

私はずっと浅田真央選手を応援しているのだけど、今年はぐっと大人になりましたね。少し痩せたのか、去年より更にスラッとして見えます。まだ身長は伸びてるのだろうか。

私にとっての浅田真央の魅力は、ジャンプの着地のタイミングも含めて音楽と完全に調和した演技を見せるところと、彼女の滑りを見る度に何かしらの進化が素人目にも明らかにわかるところ。あとストイックに自分を高めていくような、職人気質的な競技への姿勢も好きです。

昨シーズンもそうでしたが、試合での彼女を見ていくと、前の試合より足が上がるようになっている。スピンがブレなくなっている。そんな感じでどんどんうまくなっているのがわかったものです。
大体フィギュアスケートの場合、誰でもシーズン初めと終わりでは同じプログラムでもかなり内容が変化するらしいのだが(試合毎にチェックし、振りやステップ等をいろいろ変えていくみたいだ)、そういうこととは別に、どんどん彼女自身の能力が成長しているのがすごく分かるんですよね。努力のあとが伺えるというか。
そういう意味ではすごくアグレッシブな姿勢で競技に臨んでいるのだろうがそれでいて決してガツガツと攻撃的にならず、ジャンプの着地も軽く、全体的に優雅なところも好きです。


今期のSPの衣装。アラベスクの姿勢でスネを持てるってすごい。
これも今期進歩した点ですね。

アメリカに拠点を移して1年、今期は夏にロシアに渡り、あの荒川静香を育てたタチアナ・タラソワコーチにショートプログラム(SP)を作ってもらったらしい。
タラソワはすごく表現力、芸術面の指導に強いのだが新採点方式にはあまり詳しくないという難点がある。それがトリノ直前で荒川が彼女を離れてニコライ・モロゾフにコーチを変えた原因のひとつだった。
そのため採点方式のエキスパートを2名つけての監修のもと、SPを作り上げたそうです。


今期、このポーズが印象的です。

浅田はその幼い風貌からシニアに参入してからは「表現力はあと一歩」と言われ続けてきました。
アメリカやヨーロッパの解説者の話を聞いてるとそうでもないんだけど、日本での評価は大方そんな感じ。彼女はむしろ海外での評価の方が高いですね。「真央ちゃん」のイメージがないからでしょうか。
逆に妖艶な感じで演技をするキム・ヨナちゃんなどは「すごい」と言われます。
確かにヨナちゃんはすごいです。普段と別人って感じになります。でも浅田にあの路線を要求するのは間違ってますよね。キャラ的に無理がありすぎです。

そこで(かどうかはわからないけど)表現力強化の方向性として「バレエ」を選んだのはすごく賢明だったと思います。路線的にはぴったりじゃないかな。ロシアのエカテリーナ・ゴルデーワみたいな「清楚なしっとり系」を目指すといいと思います。
確かに「妖艶さ」は表現力としてはわかりやすいものだけど、表現力の方式ってそれだけではないと私は思っています。


バレエレッスンの成果が出たか、上半身の動きが大きく、美しくなりました。
これはエキシビジョンの衣装。


ジャンプ、高っ!

今期のフリープログラムはまだ見てないけど、SPに関しては先日の日米対抗戦で
彼女のストレートラインステップに女性では世界初となる「レベル4」(最高難度)のジャッジが与えられたし、期待できそうですね。頑張ってほしいです。

それにしてもフィギュアスケーターって、世界で戦おうと思ったら
もう生活の100%をつぎ込まないと戦えないんですね。こんな競技って他にないんじゃないかなあ。浅田選手に限らず、選手全員の素晴らしい演技を見られるよう期待したいです!

今期のSP (日米対抗戦 10月6日)
優雅ながらも力強さがあります。彼女はジャンプが有名ですが今期はステップが素晴らしい。ステップで拍手をもらえたのは初めてじゃないでしょうか。

今期のエキシビジョン(日米対抗戦 10月6日)
演技自体はミスが多かったけど、アンコールで「レベル4」を得たSPのステップが間近で見られます。解説者の八木沼純子も絶賛。

今期のエキシビジョン (The ICE  7月30日)
こちらはノーミス版。優雅な滑りが見られます。 

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