ひとりごちごち

狭いながらも楽しい我が家♪
**愛犬「なると」との生活**

強いのはわかるんだけど

2006年05月06日 | 日記
亀田三兄弟の長男と次男(興毅&大毅)の試合をTVで見た。
強烈な強さとビッグマウス&誰に対してもタメ口という不敵な態度、
そして父が一人で独自のトレーニング法で育てたという日本人が大好きな「物語」も手伝って、瞬く間に有名になった親子である。

私は彼らが強いということは認めるが、あまり好きなタイプの選手ではない。
あの不遜な態度は実はポーズ&自らを駆り立てる方策ということで
「カメラのないところで実際会ってみると、大人しくて礼儀正しくて驚いた」という声もよく聞くし、自分達も「あれはリップサービス」的なことを最近は口にしているが、
私はそういう「一見あんなだけど、実は・・」的なことはあまり興味はない。
彼らは今のイメージの通りに「見られたがっている」ことは事実だし、
いくら攻撃的な格闘技やボクシングとはいえ、ああいう風な方法でに相手を威嚇したり、煽ったりすることが強さを示すことだとは思わないし。

いくら相手をたたきのめすのが目的のスポーツだとしても、そして試合前はそういう応酬が半ば慣例化していても、
自分が対する相手だからこそ、相手を尊重する気持ちというのは必要なのではないかなあ~。(だから私はいろんな格闘技の中で、K-1が好きなワケです。)

そうはいっても彼らはルールにはきちんと従って戦っているわけだから文句を言う筋合いはないのかもしれないが、
特に言葉やニュアンスの通じにくい相手にはもうちょっとねえ・・・と思ってしまう。
今回興毅の方は、減量に苦しんでいた相手の前で骨付きチキンを食べながら記者会見に登場してたし。
そしてそれを許している(以前父自身も相手の外国人選手に『ちゃんと握手せえや』と思い切りつかんだりしていた)父って・・・

別に格闘技やボクシングの選手に堅苦しい紳士的な品行方正さを求めているのではないが、彼らはちょっと常軌を逸している感じがしてしまうのだ。
そしてビッグマウスを炸裂させ、どんどん自分のハードルを上げていくのを見るにつけ、私はたまらなく恥ずかしくなる。
彼らのリング外でのパフォーマンスが面白いという人もいるし、それが彼らの人気の一因であることは間違いないだろう。
彼らはまだ若いのでそういうヤンキー的な態度に対する憧れも半ばあるだろうからあまりうるさいことは言いたくないが、
彼らの虚勢を張ったような態度に、あの鋼鉄のような体を作り上げるほどの精神力に不似合いな子供っぽさ、ヤンキーの「美学」(これがまた、私にはたまらなく『かゆい』。)を感じて恥ずかしくなってしまうのかも知れない。

彼らが驚異的なトレーニングを積んで心身ともに鍛錬していることも、現在トップクラスの強さなんであろうことは認めよう。
しかし大毅選手の「KO勝ち後、リング上で一曲」だけはどうかと思う。
彼らのファンは芸能人にも多くいるらしく、今回は明石家さんまから黄金のマイク、木村拓哉からは黄金のマイクスタンドまで贈られ、
彼は上機嫌だったが、私は「あちゃー」でした・・・(笑)
そんなことしたら、拍車かけるじゃないかー。

それでも歌がうまいのならいいんだけど中高生のカラオケレベルだし、昨夜はハウンドドッグの「ff(フォルテッシモ)」を歌ったのだが
うーん、自己陶酔度高し。
以前もやはり大友康平の歌を歌っていたが、「モノマネ?」っていうくらい声の出し方、歌い方が似てた。寒いやらかゆいやら、どうしても正視(正聴?)できず、歌が始まると逃げるようにチャンネルを変えてしまう私であった。

彼らは今年中にチャンピオンの称号を取ると公言しているらしい。怪我に気をつけて、頑張ってください。

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