東北暮らしのワタシですが、これはどうしても見たくなって行ってきました。
場所は東京オペラシティ。
日帰りだけどダンナさんに許可を取り(ダメとは言わない言わせない)、お夕飯の用意も万全にして朝7:30に自宅を出発!
出張のサラリーマンの方々に囲まれつつ3時間弱の旅の末に上京。そこから新宿に出て、京王新線でひと駅初台まで。
初台は短大時代にサークルの皆で集まる場所だったのだけど、当時は駅の脇がすぐ工事現場で(今思えば既にオペラシティの建築は始まっていたんだと思う)、ロッテの本社くらいしか目立つ建物はないような場所だったけれど、今来たら全然変わっていてびっくり!
オペラシティの中は音楽ホールとアートギャラリーとレストラン、パン屋さん、居酒屋などの飲食店や普通の店舗、そして上の階にはオフィスが入ってるような感じでした。きれいだった。
さてさて、写真展は本当に素晴らしかった!
思ったより作品の数は少なかったですが、そのかわりひとつひとつの写真が考えられないくらい大きく引き伸ばされていました。
写真力というだけあって大きさだけでも圧倒されますが、何より被写体の表情が素晴らしい。
*********ここからは内容に触れますので、見に行かれる方で先に内容を知りたくない方は読まないで下さい。***********
展示は、それぞれの部屋にテーマが設けられ、それに沿って展示がされていました。
まず最初の部屋は「GOD」。既に亡くなられた方々の写真です。
まず入り口正面に三島由紀夫さんの鬼気迫るモノクロ写真がふたつ。ふと左を見ると、壁一面に美空ひばりさん。
奥には穏やかながらも魅惑的な微笑みを浮かべた大原麗子さんが大写しに。
きんさんぎんさんや若かりし頃の寅さん(渥美清さん)、都庁をバックに座頭市になりきる勝新太郎さん。プライベートショットらしい、ピアノを弾くジョン・レノンさん。
夏目雅子さんもありましたが、思ったより写真が小さかった。でもあまり見たことのない、少し愁いを帯びた表情の写真でした。
最初のこの部屋で、往年のスターの存在感と迫力に圧倒されつつ次の部屋へ。
次のテーマは「STAR」。文字通り各界のスターを取り上げています。
最初にAKBが勢ぞろいしている大きいパネルがあったんですが、・・・うーん、「普通」。
こんなに大きな写真にしてもらっていて、構図も皆さんの笑顔も満点なんだけど、それだけ。それ以上でもそれ以下でもなく、ただ「AKB」というだけでした。
とはいえ、この写真を見ることで写真の力ということについて考えさせられました。
何故私が「普通」という感想を持ったか。何故「うわあ」という心に響くものがなかったか。
それは、彼女達がそれだけしか持ってないからなんですよね。何故、彼女たちが「束」で売られているのか、という理由がそこにある気がします。
一人だと、間が持たないのです。
本当のスターと呼ばれる人たちは、たった一人で白い壁の前に立っただけでその場の空気を制圧し、目の力や多彩な表情の中にハッとする物を見出すことができる。そしてそれをカメラマンが引き出すという芸術的な作業がある筈です。
ですが、彼女たちは「キメの笑顔」をはじめとする数パターンの表情しか持ち合わせていない。与えられた条件、求められた内容のものしか出せていないということだと思います。条件は満たしているのかもしれないけど、それ以上の驚きやハッとさせられるものがないのです。
その後に山口百恵さんや後藤久美子さん、宮沢りえさんなどの写真を見ましたが引きこまれるものがありましたし、若さは理由ではないと思います。やはりスター性というか、カリスマ性みたいなものが「スター」と呼ばれる人たちの中にはある。確実に。だからこそ一人で撮られて、それを大写しにされても「間が持つ」のですよね。撮る側も、そして作品を見た側も、何か手ごたえみたいなものを感じ取れる。
この写真を見て、カメラの前に立った時、被写体は自分が思う以上に全てを曝け出されるものなのだと感じました。むしろ人物を写した写真は、特に被写体が芸能人を含めて見知っている人の場合は、作品を見ていかにその中の見えないものを感じ取るかというものにも思えてきました。
彼女たちには目に見えるもの以上には何も引き出せるものがない。彼女たちの努力とは関係ない根源的なところで、やっぱり人としての「柄の大きさ」が違うのだと感じました。
一人でカメラの前に立ったり、一人でアイドル、スターとしてやっていくには、それ以上の「説得力」みたいなものが必要だけど彼女達にはそれがない。そういう小粒な子たちが団体(束)になることでやっと成立できているということなんだなと思いました。彼女たちの笑顔はかわいいけれど、すごく表層的なものしか感じ取れなかったんです。
「STAR」のお部屋は少し小さめ(といっても絵画に置き換えると大きいサイズになるものだと思う)の同じ大きさの写真がぎっしり並べられていました。壮観。
雪の中の吉永小百合さんの鶴のような凛とした美しさ、若かりし加賀まり子さんの小悪魔性、全盛期のピンクレディー。小学生までが夢中になっていたアイドルとしてはとてもセクシーな表情。小学生くらい?の幼い満島ひかりさんは既に雰囲気を持っていましたし、安室奈美恵さんのリラックスした表情も新鮮。王貞治さんの武士のような鋭い眼光、自宅での小沢一郎さん(彼はスターなのか(笑)の超レアショット、北野武さんのヤバそうな雰囲気・・・
そして、40人弱飾られた中に、なんと高橋大輔選手と浅田真央選手の写真も!
これはちょっと嬉しいサプライズでした。アスリートはあとは澤穂希選手だけでしたね。力士の方々は別のお部屋に展示がありましたが、「STAR」のテーマではこの3人だけでした。
次の部屋は「SPECTACLE」。
被写体を撮るということよりも、篠山さん自身が設定したテーマに被写体をはめ込んでいるという、更に「作品」という色が強いものです。
草間彌生さんは大きな写真であってもなくても凄いインパクトだった(笑)
そしてアリスの世界のような不思議な空間にいろんな人が雑多に映っているのだけれど、その中には様々な衣装を着たまだ10代の後藤久美子さんがたくさんいるという作品も。
後藤さんは美少女としてもてはやされていたけれど、今の方がずっときれいだと思いました。これは素晴らしい達成だと思います(羨ましい)。
ディズニーランド25周年ということで、夢の国を貸し切って撮影したと思われる写真もたくさん。全てのキャストとキャラクターを一か所に集めて撮影したものは壮観。ミッキーとミニーに両側から頬にキスされて「うきゃー」という表情の篠山さんご自身を映した写真もありました。
歌舞伎の占める割合がこのお部屋は多かったですね。舞台の裏側を映したものや、演技中の一瞬の表情を切り取ったものなど、歌舞伎の色とりどりの世界がものすごく鮮烈に表現されていました。
次のお部屋は「BODY」。
入ってすぐのところに、小さめに「この展示会は裸体の描写があります」とあったのですが、コレですね(笑)。
特に有名人でないモデルさんを使った作品もありましたし、当時大きな話題になった宮沢りえさんのヌードもありました。カルメン・マキさんや樋口可南子さんもきれいでした。
そしてウラジミール・マラーホフさんの舞踊で見せるしなやかな肢体と筋肉美も凄かった。そして全身刺青(頭皮にまでという人もいた)の方々がふんどし一丁で祭りに集まっている様子(ああいう事は本当に日本のどこかで起こっているのだろうか)は迫力・・・
そしてそして、力士大集合。国技館の土俵のところに力士、行司、スタッフなど関係者勢揃いで撮影していました。
横綱が貴乃花と曙の時代。霧島とか貴ノ浪とか、懐かしい顔もたくさん見られて楽しかった。亡き双子山親方の姿も。
最後は「ACCIDENTS」。
「BODY」のお部屋を出て入口に戻る廊下も展示スペースとしてしつらえ、東日本大震災の被災者の表情を淡々と捉えた写真が。
普段は報道系の写真は撮らないという篠山さんですが、「あれだけの出来事に対して、写真家として『なかったことにする』ことはどうしてもできなかった」と。
地震の50日後に被災地へ行き、何の演出もせずにただ「カメラを見てください」とだけお願いして撮影したのだそうです。
老若男女たくさんの方の写真がありましたが、なんともいえない表情をしていました。悲しみやショック、諦め、でもどことなく生命力とか前向きな力も感じられる、思わずじっと見てしまうような力がありました。
なにしろ移動距離が長いので本当にとんぼ返りで、見終わって新宿に出てお昼を軽く食べてちょっとふらっとしたらすぐ帰らないといけなくなってしまったのですが(都会で人疲れしてあまり長くいられなかったというのもありますが)これだけ時間と体力(笑)をかけて見に行った甲斐はありました。
12月24日まで、入場料1,000円です。お時間のある方は是非行かれるといいと思います。
東京まで日帰りで写真展に行かれたんですね、すごい行動力です!
「写真力」観てみたいなぁ、高松にも巡回展が来てくれませんかね?
写真は被写体あってのものですからどこを切り取るのかはカメラマンの腕次第、難しいです。とくに人物は私には絶対無理です。
そこが超一流の腕なんでしょうね、真央選手観てみたい!
フィギュアの方もシーズンが始まりましたね。
先週末は3日間TV観戦楽しかったです。
真央選手の白鳥湖、緊張しすぎてあっという間に終わってしまったので、後からくり返して観てました。美しい~、完成形になったらどこまで行ってしまうんでしょう?
メリーポピンズは手袋を忘れたおかげで衣装に手のひらまで肌襦袢があるのがわかりましたね。てっきり7部袖だと思ってました。
かわいすぎて目眩がするほど、うしろに蹴り上げながらぐいぐい進むとことかすごく好きです。
SPも早く見たいな~。
かなり強行軍の遠征でとんぼ返りでしたが、良かったですよ!こういう良い展覧会って東京と大都市だけなんですよね・・・東北は仙台くらいしか来ないし、仙台行くなら東京行った方が多分交通の便的には・・・という感じなので(涙)でもそこまでして行くかといえば・・・なんですよね。でもこれはちょっと見ておきたかったので。
でも翌日まで疲れを引きずりました(トシだ・・・・)
真央選手の写真は記事にあったのと同じです。高橋選手のは見つけられなかったのですが、以前家庭画報に載ってたのと同じ写真ですよ。
JOはよかったですね~真央選手はプロも衣装も素敵だったけど、肌襦袢の肩ホック留めがボコボコしてるのはもう少し目立たなくできないのかな~とちょっと思いました。あと去年のシェヘラ2代目もでしたけど、肌襦袢の色が濃すぎますよね( ̄▽ ̄;)。
アジア人って肌の色が濃いとかそういうイメージがあるのかなあ・・・アリッサくらい薄い色の方が真央選手の肌色には合うと思うので、そこがちょっと残念ですが(でも好きですよ!)
メリーポピンズ、私も七分袖だと思ってました。でもああやって引っかけておいた方が動かないから演技中も気にならないんでしょうね。
The ICEの時より更に楽しそうにのびのび滑っていて、ジャンプミスとかも全く気にならずうっとり何度も見てしまってます☆
SPは「I got rhythm」らしいですが、楽しみですよね!!!
AKARIさんもお元気そうで良かった。とらももさんとはTwitterでは時々お話ししてますけど。
いや~!行かれたんですね~写真展!まあ強行軍で。私は出不精だから多分行かないと思うんですが、何だかここを読んでいましたら行った気になってます(笑)。
篠山紀信さんてむか~し週刊朝日?だかの表紙の写真を撮っていましたよね。あれで一般人から芸能人になった人多かったんじゃないかな。一般人なのにその人の事引き出すのが上手いんだな~ってずっと思ってました。被写体がすでに女優さんとかならわかるんだけど。
さてさて今週末からいよいよGPS始まりますね!JOですでに真央スワンにはノックアウトでしたが、今季は何だかみんな期待出来そう。小塚選手も今季は大学院での研究をお休みしてスケートに専念することにしたみたいですし靴も今のところ大丈夫みたいですし。
あっ、Jスポで小塚選手のスケートラボとかいう番組をやるようですね~。結構技術的な事をやってくれるみたいで楽しみです。
又今季とらももさんや皆さんと選手の応援したいです!よろしくお願い致します!
写真展、超強行軍で行ってまいりました!東京滞在時間4時間(笑)
本当にタイトル通り、写真の力というのを強く感じられた展示でした。大きさにも圧倒されましたが、やっぱり被写体の放つ魅力とかオーラが凄かった。素材も勿論いいんでしょうが、やっぱりそれはカメラマンの技術と、被写体との信頼関係なんだろうなと思いました・・・真央選手と高橋選手は撮られていることを意識しない状態のものでしたけど(笑)
GPS楽しみですね!のっけから小塚選手、町田選手、羽生選手&遥ちゃんというすごいメンツ!
小塚選手(笑)冠番組と聞いた時には、スケーターの中でもかなり訥々と喋る人なのに大丈夫か????と思いましたけど、内容を聞いてちょっと安心しました(笑)私も技術的なことはほぼ素人なので、これを見て勉強できるといいと思ってます。
いよいよ始まりますね!みんなで盛り上がりましょう!今季もよろしくお願い致します~♪
風邪をひかれたそうですね、おだいじに。
短期の仕事も始められたばかりなのにたいへんですね。くれぐれも無理はなさらないように~。
GPSもいよいよ真央選手が登場しますね。ワクワクします。
場所が場所なので心配もしてますけど、その辺りは中国もメンツにかけて試合はセキュリティーを厳しくしてくれそう。
アメリカ杯とカナダ杯はいろいろドラマがありましたね。ISUがスター選手を作りたいのがありありとわかると言うか…
ゆづやケイトリン自身に問題があるわけではないけど、あまらさまな高得点はしらけますね。
無理に若返りしなくてもこのままで充分楽しめるんですけど、若い選手はじっくりと力を付けて勝ち上がってきた方が選手生命も長続きするように思うんですよね。
それにしてもカナダは観客が少なかった!
地元爆上げであれではカナダ人もフィギュアに見切りをつけはじめたのかも?
お忙しい中、別館の記事もありがとうございます。
いつもホントーに楽しみにしているんですよ!
では早く風邪がなおりますように。
オスカルさんやマロちゃんも暖かくしてくださいね~。
スケアメと中国杯は仕事と記事の自転車操業が続いていましたが、一旦中休みとなり(また下旬に始まるんですが)中国杯はちょっと余裕を持って書くことができました。
スケアメとスケカナは、そうですね。ゆづは特にISUに確実に次のスターとしてみなされている気がします。ケイトリンはちょっとまだ今後残って行けるかどうか見極めが必要に感じますが、でも表現が、最近よくある小手先の小さいものではなく、体全体を使う感じなのは好感持てました。地元デビューだしご祝儀みたいな感じもあったんでしょうかね・・・
カナダはフィギュア愛の大きい国の筈なのに、客少なかったですね。拍手や声援も割と儀礼的な感じがしました。ずっと見てきてる目の肥えた人がおおいから、やっぱり地元選手とはいえ採点に違和感を感じているのかもしれないですね。
真央選手は、本人的にはいろいろ課題はあったかもしれませんけど、最高の形でのスタートだったと思っています。
SPも本当に良かったですしね。
ただ、回転不足判定がワケわからんと海外のファンからもYoutubeのコメントに何個も出てました。
私はフリーについては回転不足は仕方ないかなーとも思ったのですが、
結構皆さん非難ゴーゴーなので、やっぱり私は踏切と着氷について見分けるセンスはないんだなと思いました・・・(涙)
香川県も寒くなってきましたか?東北も朝晩冷えてきました。日中も15度くらいになってきて、先日ついにおコタを出しました。
鼻かぜをまだ引きずってますが、頑張ります♪ AKARIさんもどうか体調お気をつけて!