＜09年1月24日公開作＞ 『誰も守ってくれない』など

　週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー！
　☆印付きのは絶対に観るつもり。あとは優先順位が高い順に並べましたが、途中からはテキトーです。なお、特に劇場名を記していない作品は、シネコンなど複数の映画館で上映されます。

☆『誰も守ってくれない』　118分
　犯罪容疑者の家族と、それを保護する刑事の姿を通してマスコミの過剰報道などの問題を描くサスペンス……らしい。佐藤浩市、志田未来、松田龍平などが出演。なかなか見応えありそう。あ、津田寛治も出てるみたい。
　なお、連動するTVドラマ『誰も守れない』は明日（24日）21：00からオンエアされます。こういうのって映画を宣伝するために作られるんだろうけど、「両方観なきゃ理解できませんよ」と言われてるみたいで、ちょい鬱陶しいですわ。

☆『007　慰めの報酬』（英・米）106分
　シリーズ第22作で、ダニエル・クレイグでは2作目。欧米じゃ大ヒットしたみたいだし、この代替わりは大成功だったようですね。楽しみ。

『The ショートフィルムズ　みんな、はじめはコドモだった』　92分
　「こども」を題材にしたオムニバス映画。監督は井筒和幸、大森一樹、崔洋一、阪本順治、李相日と、なかなか錚々たる顔ぶれじゃないでしょうか。高岡早紀、小泉今日子、佐藤浩市、藤竜也、樹木希林、光石研など、出演者も豪華。名演小劇場にて。

『大阪ハムレット』　107分
　人気マンガの映画化。大阪の下町に暮らす家族の人間模様を描いた人情噺……らしい。主演は松坂慶子と岸部一徳。名演小劇場にて。

『旅立ち　足寄より』　112分
　松山千春の自伝的小説の映画化。デビュー前後の出来事が中心になっているようです。松山千春を演じるのは大東俊介（すんませんが知りません）。そして、父親役が泉谷しげる！　名古屋市内ではシネマスコーレと中川コロナにて。

『レボリューショナリー・ロード　燃え尽きるまで』（米・英）119分
　現実と理想の狭間でもがくカップルの運命を描く衝撃的なラブ・ストーリー……らしい。主演はレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットという『タイタニック』コンビ。監督は『アメリカン・ビューティー』でアカデミー作品賞＆監督賞を受賞したサム・メンデス（ケイト・ウィンスレットの旦那でもある）。今回もアカデミー賞にノミネートされれば格好の宣伝になったでしょうが、ちょい惜しかったですね。でも、なかなか見応えありそう。

『ピョコタン・プロファイル』　102分
　ピョコタンという謎の生物を捜す旅に出た女子高生の奮闘を描くハートフル・コメディ……らしい。どう考えてもしょーもない映画だと思うけど、こういうのは妙に気になります。シネマスコーレにて。

『そして、私たちは愛に帰る』（独・トルコ）122分・PG-12
　2000キロも離れたドイツとトルコを舞台に、3組の親子が織りなす運命的な出会いと別れを描く人間ドラマ……らしい。カンヌ映画祭で最優秀脚本賞に選ばれたそうです。名古屋シネマテークにて。
　この作品、邦題がベタすぎることもあってあんまり興味を持てなかったんですが、なんとハンナ・シグラが出てるじゃん。ずっと前に書きましたが、僕をドキドキさせた女優の筆頭格です。

『エレジー』（米）112分
　年の離れた男女の揺れる関係を通して、老いや孤独、愛の本質を描くラブ・ストーリー……らしい。主演はペネロペ・クルスとベン･キングズレー。伏見ミリオン座とTOHOシネマズ名古屋ベイシティにて。
　この映画、「本年度アカデミー最有力」と予告編やチラシでアピールしてましたが、どの部門でもノミネートされなかったじゃん。いや、もちろん、そんなことで映画の優劣を決める気はないですが。

『戦場のレクイエム』（中）124分
　第２次大戦後の中国を舞台に、人民解放軍と国民党軍の激突に秘められた哀しい真実を描く戦争ドラマ……らしい。中国では大ヒットしたそうです。TOHOシネマズ名古屋ベイシティにて。

『TOKYO JOE マフィアを売った男』　93分
　伝説の日系マフィア、ケン・エトーの実像を追った衝撃のクライム・ドキュメンタリー……らしい。米犯罪史上、最も恐れられた日系人マフィアだそうです。中川コロナにて。

『ブロークン』（英・仏）88分・PG-12
　美しきヒロインに迫る不条理な恐怖をスタイリッシュに描いたサスペンス・スリラー……らしい。センチュリーシネマにて。

『ご縁玉 パリから大分へ』　72分
　大分の養護教諭、山田泉を取材したドキュメンタリー……らしい。パリのチェリストの交流などが描かれているそうです。名古屋シネマテークにて。

『劇場版炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』　55分
　VSシリーズ第15弾……って、そんなに続いてたの？　全然知りませんでした。今回は総勢12人のヒーローが巨大な悪と戦うそうです。
　特別上映っぽい雰囲気で宣伝されてますが、『ふうけもん』という作品が公開中止になったので、DVDリリース作を急遽劇場公開する……という事情だそうです。でもまあ、戦隊ものファンにとっては有り難いことじゃないでしょうか。

　そして、映画史上に残るあの作品がリバイバル上映！

『羅生門(デジタル完全版)』　88分
　言わずと知れた、黒澤明監督の代表作です。伏見ミリオン座にて。

　そういえば『ゴッドファーザー』のデジタル版は名古屋じゃ公開されないのかな？　『アラビアのロレンス』は名演小劇場で2／21から公開だそうです。

　『ハイスクールミュージカル　ザ・ムービー』公開に先立ち、シリーズ1作目・2作目の無料上映会が開催されます。名古屋ではミッドランド スクエア シネマにて。

　アカデミー賞のノミネート作、発表されましたね。『おくりびと』が選ばれたのも日本映画ファンとしては喜ばしいですが、それ以上にうれしいのは『つみきのいえ』が短編アニメーション部門でノミネートされたこと。前にも書いた通り、これはホントに素晴らしい作品だったもんね。去年のマイ・ベストワンでもあります。映画館で観ることができてホントに良かった！

　再上映情報。話題の『おくりびと』はピカデリーの狭いとこ（3か4）で1日1回のみ上映されます。これ、もうちょい増やした方がいいんじゃない？　もしくは、もう少し広いとこに替えるとか。
　イオンシネマ・ワンダーでは現在『ブタがいた教室』『蛇にピアス』が公開中で、明日からは『ダークナイト』『GSワンダーランド』もスタート。頑張ってますね。ちなみに、ショッピングモールの方も「mozo wondercity」という名前で春頃にリニューアルオープンするそうです。