少年トッパ

＜2014年8月1・2日公開作＞　『るろうに剣心京都大火編』など

2014-08-01 13:48:00

　週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー！　☆・◎・○・無印の順で……以下略。
　基本的に、気になってる作品以外の説明は省略。タイトルの下の＜シネマトゥデイ＞＜ムービーウォーカー＞という文字をクリックすると紹介文を読めますので、そちらをご参照ください。

☆『るろうに剣心京都大火編』（日本）139分　＜シネマトゥデイ＞　＜ムービーウォーカー＞
　説明不要ですね。今回は2部作の前編で、後編は9／13公開だそうです。
※上映館／ミッドランドスクエアシネマ／109シネマズ名古屋／イオンシネマ・ワンダー／中川コロナシネマワールド／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／イオンシネマ大高／イオンシネマ名古屋茶屋

◎『サンシャイン歌声が響く街』（イギリス）100分　＜シネマトゥデイ＞　＜ムービーウォーカー＞
　大ヒットしたミュージカルの映画化。スコットランドの田舎町を舞台に懸命に生きる人々描いた人間ドラマ……らしい。
※上映館／伏見ミリオン座

◎『KAZUYA 世界一売れないミュージシャン』（日本）96分　＜シネマトゥデイ＞　＜ムービーウォーカー＞
　札幌で活動する売れないミュージシャン、KAZUYAの姿を追ったドキュメンタリー。定職に就かず20年間音楽一筋に生きた51歳の男の生き様を通じて幸せや成功の意味を問う……とのことです。ナレーターはサエキけんぞう。
※上映館／シアターカフェ

○『ママはレスリング・クイーン』（フランス）97分　＜シネマトゥデイ＞　＜ムービーウォーカー＞
　それぞれに事情を抱えた中年女性4人が人生の再起を懸けてプロレスに挑む姿を描いた人生賛歌……らしい。楽しそう。
※上映館／センチュリーシネマ

『ライズ・オブ・シードラゴン謎の鉄の爪』（中国/香港）133分　＜シネマトゥデイ＞　＜ムービーウォーカー＞
　『王朝の陰謀判事ディーと人体発火怪奇事件』の前日譚だそうです。監督はツイ・ハーク。
※上映館／ピカデリー

『MARCHING 明日へ』（日本）111分　＜シネマトゥデイ＞　＜ムービーウォーカー＞
　マーチングバンドに所属するメンバーたちの苦悩や葛藤、福島のブラスバンドとの交流を描いたヒューマンドラマ……らしい。
※上映館／名演小劇場

『ダバング大胆不敵』（インド）126分　＜シネマトゥデイ＞　＜ムービーウォーカー＞
　ボリウッド映画。正義の心を持った警官が悪徳政治家と壮絶な闘いを繰り広げていくさまを描いたアクション……らしい。
※上映館／シネマスコーレ

『どうしても触れたくない』（日本）84分　＜シネマトゥデイ＞　＜ムービーウォーカー＞
　ボーイズラブ映画だそうです。
※上映館／シネマスコーレ

『ハーダー・ゼイ・カム』（ジャマイカ）104分　＜シネマトゥデイ＞　＜ムービーウォーカー＞
　1972年の作品。レゲエ・ブームの火付け役となった音楽映画、とのことです。
※上映館／名古屋シネマテーク

　今年のアイドル映画を代表する作品（だよね？）『5つ数えれば君の夢』、明日から刈谷日劇で上映されます。監督も来館するみたい。
http://kariyanichigeki.com/

＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊

　この1週間で観た映画は2本。どちらもオススメです。

●GODZILLA ゴジラ

　正直言ってさほどゴジラに強い思い入れがあるわけじゃないんですが、劇中でゴジラの咆哮を聞いた瞬間、胸が熱くなりました。グッときました。泣きそうになりました。
　お話自体は、ちょっと大味。前半、日本を舞台にしたシーンで外国人役者たちの演技が妙に安っぽく見えて先行き不安にもなりましたが、ゴジラが姿を現して雄叫びを上げた瞬間、それまでのモヤモヤが吹っ飛びました。とにかくもう、あの咆哮シーンが素晴らしすぎ。
　敵役である怪鳥カップルの魅力はいまひとつなんですが、まあ、それは好みの問題かな。最終的に「ゴジラ、人間にとって都合のいい存在すぎるんじゃないか？」とも思いましたが、それはそれでオッケー。モスラとかも出るらしい続編を楽しみに待ちます。

●複製された男　※ネタバレあり

　いわゆるネタバレ厳禁系の映画。特にラストショットに関しては未見の方には絶対言っちゃダメです。という前置きをした上で言いますが、あのラストショット、僕は大好き。その直後にエンドロールが始まった瞬間、うれしくて大笑いしそうになりました。そうそう、俺が見たかったのはこんなラストショットだったんだ、という感じ。
　主人公がDVDで映画を観ていて自分そっくりの男を見つける、というのが物語の発端。それから主人公はその役者の名前や他の出演作を調べ、所属事務所へ会いに行き、挙句の果てに本人と対面するわけですが、そこに至るまでに何度か意味不明なシーンが挿入されます。それを主人公の夢の中の出来事と捉えるか、心象風景と捉えるか、はたまた現実社会で起こっている出来事と捉えるかで、この映画に対する解釈は大きく変わってくるでしょう。
　で、僕としては、ものすごく単純な発想で申し訳ないんですが「侵略モノSF」と解釈した……というよりも、そう解釈したかったわけです。でも、あとから公式サイトで監督のメッセージを読んだら、そうじゃないみたい。浮気したことで罪の意識を感じている男の心象風景の象徴として蜘蛛が使われたみたいですが、それだとあんまり面白くないんじゃない？　侵略SFってことにした方が断然面白いじゃん。

　読み終えた本は3冊。すんません、ちょっと時間がないので感想は省略。

●時計じかけのハリウッド映画―脚本に隠された黄金法則を探る／芦刈いづみ、飯富崇生
●そして音楽が始まる―名曲に隠された感動のドキュメント／テレビ東京「そして音楽が始まる」編
●毛深い闇／園子温

　本といえば、船戸与一先生の大傑作『山猫の夏』が小学館文庫で復刊されるそうです。これは絶対に読んでおくべき一冊。文字通り、血沸き肉躍る冒険活劇です。未読の方はこの機会にぜひ！

　そんでもって、ここ2ヶ月ほどの間に買ったり借りたりして聴いたCDは以下の通り。

●焦燥／GLIM SPANKY
●HELLO／Drop's
●忘れかけてた物語／チャラン・ポ・ランタン　（シングル）
●渚にて／小島麻由美
●Get the glory／中ノ森文子　（シングル）
●Believe in yourself／阿部真央　（シングル）
●そんなことどうだっていい、この歌を君が好きだと言ってくれたら。／ハルカトミユキ
●変身少女／吉澤嘉代子
●逆輸入～港湾局～／椎名林檎　（セルフカバー集）

　いやぁ、最近の女性ミュージシャンたちはホントに素晴らしいです。特にDrop'sは最高。チャラン・ポ・ランタンの『スーダラ節』には大笑いしたし、小島麻由美の4年ぶりの新作には堂々たる風格さえ感じられました。

コメント一覧

トッパ

2014年8月8日

ＳＫＤさん、書き込みどうも！

あの敵、怪獣というよりも「怪鳥」という感じだったし、確かにエイリアンっぽくもありましたね。
実は映画を観る直前にグッズ売り場でフィギュアを見かけて、「なんかヘンテコな造型」と思いました(笑)。

ゴジラの姿は本当にカッコよかったですね。シビレました。

＞セリザワ博士は全然役に立ってないし、

完全にゴジラの引き立て役になってましたね(笑)。

＞そもそもゴジラが何で戦ったのか？

そうそう、ちょっと人間にとって都合の良い存在になりすぎていた気がします。むしろ人間を脅かすような存在であるべき、とも思いました。

＞続編あるなら、もちろん観まーす(^O^)

同感！