週末恒例、名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ!
☆『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』 <シネマトゥデイ>
デヴィッド・クローネンバーグの新作。例によって変態チックな雰囲気が蔓延しているようです。ヴィゴ・モーテンセン、レア・セドゥ、クリステン・スチュワートと、キャストはやたらと豪華。
上映館/ミッドランドスクエアシネマ
☆『オオカミの家』 <シネマトゥデイ>
☆『骨』 <シネマトゥデイ>
何とも不穏そうな雰囲気のストップモーションアニメ。とりあえず予告編を見てみて。
※上映館/センチュリーシネマ
◎『尾かしら付き。』 <シネマトゥデイ>
尻尾が生えていることを隠す少年と、その秘密を知った同級生の少女の交流を描いた青春ドラマだそうです。よく分からないけど面白そう。監督は『ミドリムシ』の真田幹也。
上映館/ミッドランドスクエアシネマ
◎『ふたりのマエストロ』 <シネマトゥデイ>
共に指揮者である父と息子の確執を描いたドラマだそうです。
※上映館/伏見ミリオン座
◎『高野豆腐店の春』 <シネマトゥデイ>
尾道を舞台に、豆腐店を営む父と娘を巡るヒューマンドラマだそうです。主演は藤竜也と麻生久美子。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/イオンシネマ名古屋茶屋
◎『私のプリンス・エドワード』 <シネマトゥデイ>
香港映画。アラサー女性の偽装結婚をテーマに描いたヒューマンドラマだそうです。
※上映館/センチュリーシネマ
○『TOCKA [タスカー]』 <シネマトゥデイ>
実際に起きた嘱託殺人未遂事件を基にしたヒューマンドラマだそうです。
※上映館/シネマスコーレ
○『SAND LAND』 <シネマトゥデイ>
鳥山明のマンガが原作のアニメーション。予告編の印象では、かなり面白そう。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
○『ブギーマン』 <シネマトゥデイ>
スティーヴン・キングの小説の映画化だそうです。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/中川コロナシネマワールド/イオンシネマ名古屋茶屋
○『釜石ラーメン物語』 <シネマトゥデイ>
岩手県釜石市が舞台のヒューマンドラマだそうです。
※上映館/シネマスコーレ
○『シャーク・ド・フランス』
フランス製のサメ映画だそうです。
※上映館/大須シネマ
『パウ・パトロール パウ・パーティー in シアター』 <シネマトゥデイ>
※上映館/イオンシネマ・ワンダー/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
『クロムスカル リターンズ』 <シネマトゥデイ>
※上映館/イオンシネマ名古屋茶屋
『アイドルマスター ミリオンライブ! 第1幕』 <シネマトゥデイ>
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/イオンシネマ大高
『劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100』 <シネマトゥデイ>
心霊ドキュメンタリー『ほんとにあった!呪いのビデオ』シリーズ100巻目となる劇場版だそうです。
※上映館/シネマスコーレ
●ドキュメンタリー
『キエフ裁判』 <シネマトゥデイ>
『ドンバス』『国葬』などのセルゲイ・ロズニツァ監督によるドキュメンタリー。第2次世界大戦後に行われたナチス関係者の軍事裁判を取り上げているそうです。
※上映館/伏見ミリオン座
『眩暈 VERTIGO』
2019年1月に他界したアメリカ前衛芸術の父ジョナス・メカスを、盟友であった日本の詩人・吉増剛造が悼む姿を追ったドキュメンタリーだそうです。
※上映館/シネマスコーレ
『丸木位里 丸木俊 沖縄戦の図 全14部』 <シネマトゥデイ>
※上映館/シネマスコーレ
『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』 <シネマトゥデイ>
※上映館/シネマスコーレ
『ミャンマー・ダイアリーズ』 <シネマトゥデイ>
※上映館/大須シネマ
『NO LIMIT YOUR LIFE ノーリミット ユア ライフ』 <シネマトゥデイ>
ALS(筋萎縮性側索硬化症)を患う武藤将胤さんと彼の妻・木綿子さんを追ったドキュメンタリーだそうです。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
●リバイバル&特集上映(一部のみ)
<メーサーロシュ・マールタ監督特集上映 女性たちのささやかな革命>
『ドント・クライ プリティ・ガールズ!』
『アダプション/ある母と娘の記録』
『ふたりの女、ひとつの宿命』
『マリとユリ』
『ナイン・マンス』
1970~1980年の5作品。すべて日本初公開だそうです。『ふたりの女、ひとつの宿命』はイザベル・ユペールが主演らしいので観たいと思っておりましたが、日曜と平日の昼間しか上映してくれないなんて!
※上映館/伏見ミリオン座
『エドワード・ヤンの恋愛時代』 4Kレストア版
※上映館/センチュリーシネマ
『私立探偵濱マイク 遥かな時代の階段を』4Kデジタルリマスター
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
『北の零年』(35mm)
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
名演小劇場、大須シネマ、三越映画劇場、シアターカフェに関しては、各自でチェックしてくださいませ。大須シネマさん、これからは新作の上映も増えるのかな?
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すんません、またしても時間がなくなっちゃいました。なので、観た映画の感想とかはまた明日中ぐらいに。
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というわけで追記。しかしホントに暑いっすね、毎日。
●観た映画
『アウシュヴィッツの生還者』※オススメ
アウシュヴィッツの強制収容所で過酷な日々を送った男の物語。賭けボクシングの試合に何度も出させられ、そこで同じユダヤ人の同胞と闘うことを強いられるわけです。
戦後、何とか生き延びた男はアメリカに渡り、ボクサーとして生きる道を選びます。と同時に、収容所に入れられる前に引き離された恋人を見つけようと躍起になります。しかし、なかなか見つからず……という展開。
終盤のエピソードから強く感じたのは、歴史を伝承していくことの難しさ。本来ならば自分の子供らに話して後世に語り伝えていくべき事実は、当人にとっては忘れてしまいたい屈辱的な現実であり、そんなに惨い出来事が起こり得ることを愛する子供たちに教えたくないわけです。終戦記念日に近い日に観たこともあって、余計にそうしたことを考えさせられました。
『リボルバー・リリー』※まずまずオススメ
綾瀬はるかが大健闘。高い身体能力と優美な所作で、あり得ないほど強い殺し屋という設定に説得力を持たせています。
ただ、全体的に少々間延びしているような印象も受けました。もうちょっとテンポ良く話を進めた方が良かったんじゃないかな。
シシド・カフカも良い感じで、キレのある動きを見せてくれました。とはいえ、本当は音楽活動の方を頑張ってほしいなぁ、とも思ってます。10年ぐらい前、ドラムを叩きながら歌う姿をナマで見たんですが、そりゃもうすげえカッコよかったので。
『尾かしら付き。』※まずまずオススメ
小さな尻尾が生えている少年と、彼に恋した少女の物語。何とも微笑ましい恋愛ドラマです。演じる小西詠斗と大平采佳は初々しくて爽やかで、すこぶる良い感じ。
だからこそ思うんですが、約10年後のシーンもこの二人が演じれば良かったんじゃない? こういう場合に別の役者を起用するのが、僕にとっては長らくの謎です。さすがに小学生とかなら別ですが、10代と20代なら同じ人が演じた方がいいんじゃないかな。
<以下ネタバレ>結末は予想通り。ほんわかと幸せな気分にさせられるんですが、エンドロール後の短いシーンで「意地悪だった同級生に覚えられていない」という現実的な苦いエピソードを描いた点は、なかなか見事。人間ってのは、そうそう簡単には変わらないものですよね。
●読んだ本
『ちばあきおを憶えていますか 昭和と漫画と千葉家の物語』千葉一郎
『我が手の太陽』石田夏穂
『ハリウッド映画の終焉』宇野維正
『バンド論』山口一郎、蔡忠浩、岸田繁、曽我部恵一、甲本ヒロト
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仕事の関係で、とある資格を取得しなくちゃいかんことになりました。で、その教材を読み始めたのですが、これがもうカタカナやアルファベットが頻出しすぎ。ちょっと読んではネット検索して言葉の意味を調べ、また少し読んではネット検索して……という具合です。面倒くさいったらありゃしない。しかも400ページ以上あるので、もう大変。しかもしかも、そういう時に限って無性に他の本を読みたくなるので困ります。どうしたもんでしょ。