基本的に、気になってる作品以外の説明は省略。タイトルの下の<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>という文字をクリックすると紹介文を読めますので、そちらをご参照ください。
『猿の惑星 新世紀(ライジング)』(アメリカ)131分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
説明不要ですね。『猿の惑星』の前日譚である『猿の惑星 創世記』の続編です。
実は先行上映で観てきました。戦争のメカニズムを見事に捉えた傑作。現代人必見、と言っていいと思います。断然オススメ。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
◎『わたしは生きていける』(イギリス)101分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
第3次世界大戦で離れ離れになった兄妹が再会のために冒険を繰り広げるさまを描いた青春ドラマ……らしい。主演は『ハンナ』のシアーシャ・ローナン。見応えありそう。
※上映館/ピカデリー
『柘榴坂の仇討』(日本)119分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
浅田次郎の短編小説の映画化、主君の仇討を命じられた不器用な武士の生きざまを描く時代劇です。監督は『沈まぬ太陽』の若松節朗で、主演は中井貴一。阿部寛、広末涼子も出てます。
これは試写で観ました。昔の人々の所作の美しさが随所に感じられる、格調ある作品でした。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
◎『フランキー&アリス』(カナダ)101分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
ハル・ベリー主演作。1970年代のアメリカを舞台に、解離性同一性障害を克服しようと苦しみながらトラウマに向き合った女性の姿を描いた人間ドラマ……らしい。
愛知県内ではユナイテッド・シネマ豊橋18でのみ公開。遠いて。
http://www.unitedcinemas.jp/toyohashi/index.html
○『ゲッタウェイ スーパースネーク』(アメリカ)90分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
妻を救うため盗んだ車で街中を暴走する男の姿を描くサスペンス・アクション……らしい。主演はイーサン・ホーク。
※上映館/109シネマズ名古屋/イオンシネマ名古屋茶屋
○『ハニー・フラッパーズ』(日本)80分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
就職活動が進まない女子大生がキャバクラへ体験入店し、“夜の世界”を経験しながら成長していくさまを描いたヒューマンドラマ……らしい。
明日は坂口杏里、川村ゆきえ、岸明日香が舞台挨拶を行うそうです。
http://www.korona.co.jp/Cinema/info.asp?Seq=1230
※上映館/中川コロナシネマワールド
○『カラアゲ★USA』(日本)95分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
大分県宇佐市を舞台に、不仲の家族が唐揚げを通して再び絆を取り戻す姿を描いたヒューマンドラマ……らしい。
21日(日)に主演の高橋愛と監督が舞台挨拶を行うそうです。
http://meien.cocolog-nifty.com/meien_bloc_notes/2014/08/post-c1c8.html
※上映館/名演小劇場
○『がじまる食堂の恋』(日本)97分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
沖縄県名護市を舞台に、食堂の女性オーナーら男女4人の恋の行方を描いたラブストーリー……らしい。監督は『NANA』などの大谷健太郎。
※上映館/中川コロナシネマワールド
『トリハダ 劇場版2』(日本)94分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
主演が石橋杏奈なので、ちょい気になってます。
※上映館/109シネマズ名古屋
『NY心霊捜査官』(アメリカ)118分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
霊感を持つ刑事が怪事件の解決に挑むさまを描いたオカルト・スリラー……らしい。
※上映館/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド
『毎日がアルツハイマー2 関口監督、イギリスに行く編』(日本)51分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
認知症の母親と娘(=監督)のユーモラスな日々を綴ったドキュメンタリーの続編。今回は、監督がイギリスの認知症医療施設を訪問するそうです。
※上映館/シネマスコーレ
『幸せのバランス』(イタリア/フランス)100分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
ひとつの過ちをきっかけに順風満帆な人生が崩壊していくさまを姿を描いたヒューマンドラマ……らしい。観たら身につまされそう。
※上映館/名古屋シネマテーク
『幼獣マメシバ 望郷篇』(日本)95分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
劇場版4作目。そんなにたくさんやってたっけ? 1作目はスコーレで観たはずですが。
初日の舞台挨拶には佐藤二朗と監督、それにマメシバ一郎も登壇するみたいです。
http://www.eigaya.com/event/2014/09/11/mameshiba_century/
※上映館/センチュリーシネマ/イオンシネマ名古屋茶屋
『弱虫ペダル Re:RIDE』(日本)90分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
人気アニメの劇場版だそうです。
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
『劇場版 稲川怪談 かたりべ』(日本)80分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
稲川淳二の怪談を再現するドラマの撮影現場を撮ったメイキング映像の映画化……って、よく分からないけど、要するに怖い映画のようです。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ
『ぼくらは動物探検隊 富士サファリパークで大冒険』(日本)55分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/イオンシネマ・ワンダー/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
『ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow Vol.1 サン・トロンの雷鳴』(日本)30分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/伏見ミリオン座
<マルコ・ベロッキオ特集>
ポケットの中の握り拳/エンリコ四世/肉体の悪魔/愛の勝利を ムッソリーニを愛した女/眠れる美女
※上映館/名古屋シネマテーク
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この1週間で観た映画は3本。予定では『剣心』も観ちゃうつもりだったんですが、いろいろあって無理でした。
●NO
1988年にチリで行われた「国民総選挙」の顛末を描いた作品。その中で「広告」がいかに大きな影響を与えたかを、じっくりと見せてくれます。少々面白味に欠けるきらいもありますが、勉強になりました。馴染みのない国の映画を観ることも大切ですね。
●猿の惑星 新世紀(ライジング)
戦争が起こるプロセスを実に丁寧に描いた作品。娯楽映画ではありますが、社会派っぽい味わいがあります。これこそ若い世代が観るべき作品なので、学校単位で観に行くべき。
●テロ,ライブ
今年の韓国映画(というより、日本で今年公開される韓国映画)にはスゴいのが多い、とは聞いていましたが、これまた実に見応えある作品。
生放送中のラジオ番組に電話をかけてきた男がアナウンサーの態度にキレて爆破事故を起こす、というのが事件の発端。そこから先、ほぼラジオ局のスタジオの中のみで物語が進展するわけですが、功名心や野望を抱えた主人公の心情がリアルに伝わってきて、文字通り息つく暇を与えません。メディアへの鋭い批判も込められた秀作。
読み終えた本は2冊。
●A/中村文則
短編集。作品によってトーンが大きく異なるのはともかく、出来不出来の差も大きいように思いました。特に私小説的な作品に於いては自己愛の強さが色濃く伝わってきて、ちょっと辟易気味になっちゃいました。野心的な試みが感じられる作品もあったんですが……。
●日本映画史110年
10年ぐらい前に出た『日本映画史100年』の増補改訂版。ここ10年ほどの日本映画の流れが凝縮して書かれており、実に興味深いです。この10年を象徴する作品が『日本沈没』と『日本以外全部沈没』という見方や、「映画館を訪れ、映画芸術に感動する行為自体が、いつしか稀有の芸術的パフォーマンスと化してしまった」という一文には、妙な説得力を感じました。