少年トッパ

<2021年10月22日・23日公開作> 『ひらいて』『ロン 僕のポンコツ・ボット』など

週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー!

『ひらいて』 <シネマトゥデイ>
綿矢りさの小説の映画化。高校生たちの恋愛を描いた作品のようです。ヒロインは山田杏奈!
※上映館/ミッドランド スクエア シネマイオンシネマ・ワンダー

『ロン 僕のポンコツ・ボット』 <シネマトゥデイ>
ロボット型デバイスと少年が友情を育んでいく物語のようです。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『CUBE 一度入ったら、最後』 <シネマトゥデイ>
1997年のヒット作『CUBE』の日本版リメイク。菅田将暉、杏、岡田将生、斎藤工など出演陣は豪華。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマイオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『カラミティ』 <シネマトゥデイ>
『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』で注目されたレミ・シャイエ監督の新作アニメーション。アメリカ西部開拓時代が舞台のようです。
※上映館/名古屋シネマテーク

『ビルド・ア・ガール』 <シネマトゥデイ>
1990年代のイギリスの音楽業界を舞台にした青春ドラマだそうです。
※上映館/センチュリーシネマ

『ザ・ハーダー・ゼイ・フォール:報復の荒野』 <シネマトゥデイ>
ネットフリックス映画。西部劇のようです。
※上映館/イオンシネマ名古屋茶屋

『黄龍の村』 <シネマトゥデイ>
『ある用務員』『べいびーワルキューレ』で注目された阪元裕吾監督の作品。かなりバイオレンス色が強いみたい。
※上映館/シネマスコーレ

『G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ』 <シネマトゥデイ>
シリーズ第3弾。日本が舞台になっているみたい。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ109シネマズ名古屋中川コロナシネマワールドイオンシネマ名古屋茶屋

『名もなき絆』
※上映館/シネマスコーレ

『映画トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!』 <シネマトゥデイ>
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドイオンシネマ大高

●ドキュメンタリー

『THE MOLE(ザ・モール)』 <シネマトゥデイ>
北朝鮮の武器密輸の実態を暴いたドキュメンタリーだそうです。潜入したのは、なんと普通の市民だって。
※上映館/伏見ミリオン座

『グレタ ひとりぼっちの挑戦』 <シネマトゥデイ>
スウェーデン出身の環境活動家、グレタ・トゥーンベリの素顔に迫ったドキュメンタリーだそうです。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ伏見ミリオン座

『fOUL』 <シネマトゥデイ>
1994年に結成され、2005年に活動休止したロックバンド、fOULのドキュメンタリーだそうです。
※上映館/名古屋シネマテーク

『RAMEN FEVER』 <シネマトゥデイ>
ラーメンにスポットを当てたドキュメンタリーだそうです。
※上映館/名古屋シネマテーク

『屋根の上に吹く風は』 <シネマトゥデイ>
※上映館/シネマスコーレ

『歩きはじめる言葉たち 漂流ポスト3.11をたずねて』 <シネマトゥデイ>
※上映館/名演小劇場

『夢のアンデス』 <シネマトゥデイ>
※上映館/名演小劇場

『明日をへぐる』 <シネマトゥデイ>
※上映館/名古屋シネマテーク

●リバイバル

『魔界転生』
※上映館/シネマスコーレ

●特集上映

<ソクーロフ特集2021>
※上映館/シネマスコーレ

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●観た映画

『DUNE/デューン 砂の惑星』※断然オススメ!
いやはや素晴らしき映像。僕は普通の映画館で観たんですが、IMAXだとさぞかし極上の没入感を味わえるんでしょうね。
物語自体は目新しくない……というより、原作が書かれたのは50年以上前で、その影響を受けた映画やアニメ(『スター・ウォーズ』『風の谷のナウシカ』などなど)を散々観てきたので、随所で「こういう設定、どっかで見た」とか「この展開、何かに似てる」とか思っちゃうわけです。まあ、それは仕方ないですね。
今作はあくまで「序章」という感じだったので、冒険活劇としての面白さは2作目以降で存分に味わえると思います。ゼンデイヤも大活躍してくれるでしょう。
ところで、僕が気になって仕方なかったのは、ティモシー・シャラメ演じる主人公と、その実母との間の妙に艶っぽい雰囲気。2作目ではそっち方面にも話が進むのかな?
で、その実母を演じているのはレベッカ・ファーガソン。『レミニセンス』に続いて、またもや美しい佇まいで魅了してくれました。とは言いながらも、実は『レミニセンス』と同じ女優さんだと気付いたのは、『DUNE/デューン 砂の惑星』を観て、そのあとロビーで『レミニセンス』のポスターを見かけた時でした。ははは。

『最後の決闘裁判』※断然オススメ!
先週観た『キャッシュトラック』に続いて、またもや「語り直しモノ」です。いわゆる羅生門スタイル。ある程度まで話が進んだところで、冒頭に戻って別の人物の立場から物語を語り直す、という形式ね。
同じ出来事に遭遇しても、別の人物から見れば、その出来事の様相はまったく異なっていたりするものです。自分は被害者の立場だと思っていたら、向こうから見たら全然違ってた、なんてことは世の中じゃ珍しいことじゃありません。人間ってヤツは、どうしても自分の都合のいいように物事を解釈しがちだもんね。
この映画は14世紀に実際に起きた裁判沙汰を描いているんですが、そのテーマは極めて今日的。長きにわたって、いかに女性が抑圧され、ないがしろにされてきたのかを浮き彫りにします。
<以下、少しネタバレ>終盤の裁判の場面は、まるでブラックジョーク。今の世の中なら完全にセクハラ、パワハラ、なおかつセカンドレイプとみなされる発言が法曹関係者の口から次々と飛び出します。14世紀の出来事ではありますが、きっと20世紀でも同じだったでしょうし、今でも同じような考え方をする男どもはかなり多いと思います。自分が男であることがイヤになるような作品でした。
とはいえ、決闘シーンの迫力も含めて見応えは凄まじいので、ぜひとも映画館で観るべき!

それにしても、この2本、どちらも作品の質が高い割にはさほどヒットしていないようです。特に『最後の決闘裁判』は、興行ランキングでトップ10に入りませんでした。『エイリアン』『ブレードランナー』『グラディエーター』のリドリー・スコットが監督なのに!
あと、『DUNE/デューン 砂の惑星』は大ヒットしないと2作目が作られない可能性もあるので、今すぐ映画館に駆け付けるべき。1作目だけで終わらせたら人類の恥です。

●読んだ本
『悪の出世学 ヒトラー・スターリン・毛沢東』中川右介
『日本の<メロドラマ>映画──撮影所時代のジャンルと作品』河野真理江

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the peggiesのニューアルバム『The GARDEN』がリリースされました。配信もスタートしています。
https://open.spotify.com/album/13FIa91YpnboJjrwmKRrG8

前作が傑作すぎたので今回はどうだろうか、と少々心配だったんですが、それは杞憂でした。切なさ、やるせなさ、やりきれなさを綴った曲が目立つものの、それを乗り越えて生きていこうという強い意志が感じられるアルバムです。オススメ!
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