==============================
[情報] ビジネス用チャットに関する調べごと
==============================
ビジネス用チャットとして "Slack" と "MS Teams" という2巨頭があるらしい。プライベートも含めてチャットなるものを使わないので、全くぴんと来ない。
ので、調べてみた。
==========
Ⅰ. ビジネスチャットとUC(ユニファイドコミュニケーション)の違い
==========
ビジネスチャットのほかにUCという潮流がある。共にコミュニケーション支援ツールだが、機能や目指す方向性は異なっているようだ。
失敗しない「ビジネスチャット」の選び方
http://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/4375/Default.aspx
を参考に自分なりの印象をまとめてみるとこんな感じだろうか。
=============
◆ビジネスチャット
=============
総括すると、タイピングベースのコミュニケーションに特化したシンプルツール
古い言葉で言えば、掲示板(ディスカッションボード)的
機能面の違い
・テキストコミュニケーションを主体にした文字通りの"チャット"
ビデオや音声はあってもおまけ的
コミュニケーションスタイル
・あらかじめ決めたメンバーで同一テーマについて継続的に議論する
敷居の高さ
・コンシューマ向けチャットを模倣する為、門戸が広く敷居低い
=============
◆UC(ユニファイドコミュニケーション)
=============
総括すると、ソフト版テレビ電話/会議の延長にある多機能コミュニケーションツール
機能面の違い
・はじめから音声、ビデオ、デスクトップ共有など多様な手段での
コミュニケーションを志向
テキストチャットはおまけ的
コミュニケーションスタイル
・都度、相手を選んで短い会話をする
敷居の高さ
・製品のUIに依存する操作性で変わる
==========
Ⅱ.ビジネスチャットツールは色々ある。
==========
上記のニュースによれば11種がリストされている。
ADSモバイル InCircle
レジェンド・アプリケーションズ COMPANY Message Powered by LaKeel
米国 Slack Slack
L is B direct
ネオジャパン ChatLuck
Chatwork ChatWork
テンダ TEんWA
NTTソフトウェア TopicRoom
ブイキューブ V-CUBE Gate
インヴェンテッド MoChat
キングソフト WowTalk
なぜか、Slackはあるが、MS Teams も MS Yammer もない。
日本で有名な LINE WORKS もない。
上記以外には
Line Works Japan Line Works
マイクロソフト Teams
マイクロソフト Yammer
ファイスブック Workplace(旧 Facebook for Work)
シスコ Spark
が有名どころらしい。
==========
Ⅲ. マイクロソフト社のコラボレーションツール色々
==========
マイクロソフトにはコミュニケーション・コラボレーションツールが既にいろいろある。
コミュニケーションツール or UC
Skype for business(旧称 Lync)
Yammer
Teams
コラボレーションツール
Share point
シェアポイントはSNS的要素もあるが、コミュニケーションツールとはみなされていないようだ。 シェアポイントはアクセス権付きWeb IF型ファイルサーバというべき位置づけで、単体利用というよりも、他のアプリからアクセスするデータの格納庫という使い方が期待されるようだ。
のこり3つの性格の違いはおおむね以下のようなものらしい。
◆Skype for business(旧称 Lync)
これはチャットではなくUC。
タイプベースのコミュニケーションのほか、音声、ビデオ会議、画面共有、
資料共有など多機能である。
電話や会議並のリアルタイム性が高く、双方向性が高いコミュニケーション用
発信者50、受信者50の情報交換
◆Yammer
これはFacebookに近いSNS。
・投稿に対し、"いいね!"や"コメント"を返すことができる。
・全社=Public公開のほか、特定メンバーだけに記事を公開もできる。
・最大公開範囲は原則社内だが、社外ユーザを招待する機能あり
・ピア to ピア メッセージ機能もある
・メールより高く、電話より低いリアルタイム性のコミュニケーション用
・発信者80、受信者20の情報交換
◆Teams
これは、2chの掲示板的、または(たぶん)Lineに近いチャットツール。
・投稿に対し、"いいね!"や"コメント"を返すことができる。
・Public公開という考え方ではなく、特定の話題を議論する"チーム"を作り
チーム内のメンバーだけで話題を議論する秘密クラブ的コミュニケーション
・最初、最大公開範囲は原則社内だったが、その後社外ユーザ招待機能追加
・ピア to ピア メッセージ機能もある
・メールより高く、電話より低いリアルタイム性のコミュニケーション用
・各メンバーが均等な発信権を持つ情報交換
・Yammerよりも高いリアルタイム性、双方向性が期待される。
・Teams内からMSの各種アプリや対応した他社アプリを連携利用できる。
と分析したところで、こんな図があったことを発見した。
参考資料(2)より
そのままんまだ。
==========
Ⅳ. LINE WORKSはどうなのか?
==========
日本でチャットと言えば、LINEだ。 そうらしい。 自分は使ってないからわからない。
LINEを提供するLINEの兄弟会社 WORKS MOBILE が提供するビジネスチャットがLINE WORKS。 WORKS MOBILE も LINE も共に韓国のNEVERクループの子会社なので、互いに兄弟ということになるらしい。
LINE WORKS の特色は
・UIがそのまんまLINEである=LINE使えるなら誰でも使える
・アカウント管理がLINEと統合されているらしく、LINEアカウント
さえあれば、社内外のユーザでコミュニケーションが可能
・LINE同様スタンプ機能はあるが、スタンプそのものはビジネス向け
の別デザイン 432種が用意されている。
・チャットに写真・動画が添付可能。
ビデオ電話、フォルダ共有(WOKS Mobileのオンラインストレージ
らしい)機能もある。
外部アプリや外部Online Storage 連携はなさそう
LINEそのまんま。という感触なので、これはITに詳しくない人の方が使いこなせそうなくらい敷居が低いだろう。
ほう、LINEって韓国の会社だったのか…知らなかった。
==========
Ⅴ. どんなチャットツールが良いのか?
==========
色々な情報ソースの意見を総合するに
・使い方をユーザに説明する必要がないツールが良い。
LINE模倣型か見りゃ分かるくらいのものでないとだめ
・テキストコミュニケーション以外のファイル共有などしたいなら、連携アプリ
の種類、多寡に注目すべき
・PC、ブラウザ、iPhone, Android で利用できるのが良い
・社外の人を含むチーム作るなら、外部メンバー参加機能が必要
という感じ。
コミュニケーションする相手がITマニアである保証がないので、サルでもわかるレベルであることが重要で、相手の持つデバイスや相手の状況に依存せず、使える事が重要であるようだ。
日本で使うなら、今から導入するなら、LINE WORKS が一番楽だろう。
マイクロソフト大好きか包括契約でもしているなら、YammerかTeams もいい。
その他はお好みで。。。とう感じだろうか。
日本だと マニア以外に知名度低く、Offceアプリ連携も期待できないであろうSlack の良さはあまり感じない。
意外と気になったのが、LINE WORKS 以外は社外の人とのチーム結成を考慮していないということだ。 TeamsもSlack も後付けでつけている。 意外と閉鎖的な仕事の仕方をしているのだな。。。 外は広いのに。 そういう意味でもLINE WORKSか…
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参考資料
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(1) 失敗しない「ビジネスチャット」の選び方
http://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/4375/Default.aspx
(2) Microsoft Teams 徹底分析: Teams の 「知りたい」 がすぐわかる 8 問
https://www.avepoint.co.jp/community/japan-blog/Microsoft-teams-faq-1/
(3) 【Microsoft Teams】(1)プレビュー版の初期設定、操作画面
http://itwork100.com/whats-microsoftteams/
(4) Skypeとの使い分けは? LINEとの置き換えは?
Microsoft Teamsの効果的な活用法
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1707/01/news007.html
(5)真打登場? LINE兄弟会社「Works Mobile」が割って入る社内SNS市場とは
http://news.mynavi.jp/articles/2016/02/03/wm/
(6)LINE WORKS 製品ページ
https://line.worksmobile.com/jp/home/talk
(7)マイクロソフト、業務用チャット「Teams」を一般提供
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO14091830V10C17A3000000/
[情報] ビジネス用チャットに関する調べごと
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ビジネス用チャットとして "Slack" と "MS Teams" という2巨頭があるらしい。プライベートも含めてチャットなるものを使わないので、全くぴんと来ない。
ので、調べてみた。
==========
Ⅰ. ビジネスチャットとUC(ユニファイドコミュニケーション)の違い
==========
ビジネスチャットのほかにUCという潮流がある。共にコミュニケーション支援ツールだが、機能や目指す方向性は異なっているようだ。
失敗しない「ビジネスチャット」の選び方
http://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/4375/Default.aspx
を参考に自分なりの印象をまとめてみるとこんな感じだろうか。
=============
◆ビジネスチャット
=============
総括すると、タイピングベースのコミュニケーションに特化したシンプルツール
古い言葉で言えば、掲示板(ディスカッションボード)的
機能面の違い
・テキストコミュニケーションを主体にした文字通りの"チャット"
ビデオや音声はあってもおまけ的
コミュニケーションスタイル
・あらかじめ決めたメンバーで同一テーマについて継続的に議論する
敷居の高さ
・コンシューマ向けチャットを模倣する為、門戸が広く敷居低い
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◆UC(ユニファイドコミュニケーション)
=============
総括すると、ソフト版テレビ電話/会議の延長にある多機能コミュニケーションツール
機能面の違い
・はじめから音声、ビデオ、デスクトップ共有など多様な手段での
コミュニケーションを志向
テキストチャットはおまけ的
コミュニケーションスタイル
・都度、相手を選んで短い会話をする
敷居の高さ
・製品のUIに依存する操作性で変わる
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Ⅱ.ビジネスチャットツールは色々ある。
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上記のニュースによれば11種がリストされている。
ADSモバイル InCircle
レジェンド・アプリケーションズ COMPANY Message Powered by LaKeel
米国 Slack Slack
L is B direct
ネオジャパン ChatLuck
Chatwork ChatWork
テンダ TEんWA
NTTソフトウェア TopicRoom
ブイキューブ V-CUBE Gate
インヴェンテッド MoChat
キングソフト WowTalk
なぜか、Slackはあるが、MS Teams も MS Yammer もない。
日本で有名な LINE WORKS もない。
上記以外には
Line Works Japan Line Works
マイクロソフト Teams
マイクロソフト Yammer
ファイスブック Workplace(旧 Facebook for Work)
シスコ Spark
が有名どころらしい。
==========
Ⅲ. マイクロソフト社のコラボレーションツール色々
==========
マイクロソフトにはコミュニケーション・コラボレーションツールが既にいろいろある。
コミュニケーションツール or UC
Skype for business(旧称 Lync)
Yammer
Teams
コラボレーションツール
Share point
シェアポイントはSNS的要素もあるが、コミュニケーションツールとはみなされていないようだ。 シェアポイントはアクセス権付きWeb IF型ファイルサーバというべき位置づけで、単体利用というよりも、他のアプリからアクセスするデータの格納庫という使い方が期待されるようだ。
のこり3つの性格の違いはおおむね以下のようなものらしい。
◆Skype for business(旧称 Lync)
これはチャットではなくUC。
タイプベースのコミュニケーションのほか、音声、ビデオ会議、画面共有、
資料共有など多機能である。
電話や会議並のリアルタイム性が高く、双方向性が高いコミュニケーション用
発信者50、受信者50の情報交換
◆Yammer
これはFacebookに近いSNS。
・投稿に対し、"いいね!"や"コメント"を返すことができる。
・全社=Public公開のほか、特定メンバーだけに記事を公開もできる。
・最大公開範囲は原則社内だが、社外ユーザを招待する機能あり
・ピア to ピア メッセージ機能もある
・メールより高く、電話より低いリアルタイム性のコミュニケーション用
・発信者80、受信者20の情報交換
◆Teams
これは、2chの掲示板的、または(たぶん)Lineに近いチャットツール。
・投稿に対し、"いいね!"や"コメント"を返すことができる。
・Public公開という考え方ではなく、特定の話題を議論する"チーム"を作り
チーム内のメンバーだけで話題を議論する秘密クラブ的コミュニケーション
・最初、最大公開範囲は原則社内だったが、その後社外ユーザ招待機能追加
・ピア to ピア メッセージ機能もある
・メールより高く、電話より低いリアルタイム性のコミュニケーション用
・各メンバーが均等な発信権を持つ情報交換
・Yammerよりも高いリアルタイム性、双方向性が期待される。
・Teams内からMSの各種アプリや対応した他社アプリを連携利用できる。
と分析したところで、こんな図があったことを発見した。
参考資料(2)より
そのままんまだ。
==========
Ⅳ. LINE WORKSはどうなのか?
==========
日本でチャットと言えば、LINEだ。 そうらしい。 自分は使ってないからわからない。
LINEを提供するLINEの兄弟会社 WORKS MOBILE が提供するビジネスチャットがLINE WORKS。 WORKS MOBILE も LINE も共に韓国のNEVERクループの子会社なので、互いに兄弟ということになるらしい。
LINE WORKS の特色は
・UIがそのまんまLINEである=LINE使えるなら誰でも使える
・アカウント管理がLINEと統合されているらしく、LINEアカウント
さえあれば、社内外のユーザでコミュニケーションが可能
・LINE同様スタンプ機能はあるが、スタンプそのものはビジネス向け
の別デザイン 432種が用意されている。
・チャットに写真・動画が添付可能。
ビデオ電話、フォルダ共有(WOKS Mobileのオンラインストレージ
らしい)機能もある。
外部アプリや外部Online Storage 連携はなさそう
LINEそのまんま。という感触なので、これはITに詳しくない人の方が使いこなせそうなくらい敷居が低いだろう。
ほう、LINEって韓国の会社だったのか…知らなかった。
==========
Ⅴ. どんなチャットツールが良いのか?
==========
色々な情報ソースの意見を総合するに
・使い方をユーザに説明する必要がないツールが良い。
LINE模倣型か見りゃ分かるくらいのものでないとだめ
・テキストコミュニケーション以外のファイル共有などしたいなら、連携アプリ
の種類、多寡に注目すべき
・PC、ブラウザ、iPhone, Android で利用できるのが良い
・社外の人を含むチーム作るなら、外部メンバー参加機能が必要
という感じ。
コミュニケーションする相手がITマニアである保証がないので、サルでもわかるレベルであることが重要で、相手の持つデバイスや相手の状況に依存せず、使える事が重要であるようだ。
日本で使うなら、今から導入するなら、LINE WORKS が一番楽だろう。
マイクロソフト大好きか包括契約でもしているなら、YammerかTeams もいい。
その他はお好みで。。。とう感じだろうか。
日本だと マニア以外に知名度低く、Offceアプリ連携も期待できないであろうSlack の良さはあまり感じない。
意外と気になったのが、LINE WORKS 以外は社外の人とのチーム結成を考慮していないということだ。 TeamsもSlack も後付けでつけている。 意外と閉鎖的な仕事の仕方をしているのだな。。。 外は広いのに。 そういう意味でもLINE WORKSか…
==========
参考資料
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(1) 失敗しない「ビジネスチャット」の選び方
http://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/4375/Default.aspx
(2) Microsoft Teams 徹底分析: Teams の 「知りたい」 がすぐわかる 8 問
https://www.avepoint.co.jp/community/japan-blog/Microsoft-teams-faq-1/
(3) 【Microsoft Teams】(1)プレビュー版の初期設定、操作画面
http://itwork100.com/whats-microsoftteams/
(4) Skypeとの使い分けは? LINEとの置き換えは?
Microsoft Teamsの効果的な活用法
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1707/01/news007.html
(5)真打登場? LINE兄弟会社「Works Mobile」が割って入る社内SNS市場とは
http://news.mynavi.jp/articles/2016/02/03/wm/
(6)LINE WORKS 製品ページ
https://line.worksmobile.com/jp/home/talk
(7)マイクロソフト、業務用チャット「Teams」を一般提供
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO14091830V10C17A3000000/
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