もともと、GSuiteの共有アイテムのツリー階層構造がわからない問題を調べていたが、共有アイテムをマイドライブに追加しておけばツリーは見える事がわかった。
しかし、そもそもファイル階層という考え方がないストレージをツリーベースでアイテム管理するファイルサーバという文化に使うこと自体が間違いなのだ。 GDriveはあくまで一時的な寄せ鍋的なワークディレクトリにはいいが、長期的なファイル保管庫には向かないと感じている。 そう思っていたときにこの記事を見つけたのだが、
◆ファイルサーバをGSuiteに移行するのは一筋縄ではいかず、大変という話
G Suite: 社内ファイルサーバから共有ドライブ移行時の注意点と対策
https://techracho.bpsinc.jp/baba/2018_07_04/58748
この記事を読むとさらに、ファイルサーバを代替するものではないことがよくわかる。 クラウドサービスやWebアプリはローカルやLAN内共有を代替するほどの能力はない。 クラウドを過信するのは駄目である。
以前、ハイブリッドクラウド構成でオンプレ〜クラウド間にデータを流すようなアーキテクチャは駄目であると書いたことがあるが、回線の隘路や遅延以外にも、クラウドサービス側の処理速度の限界があることがわかる。
クラウドサービスのアプリケーションは基本的にバッチによる集中処理には向いていないようだ。これはクラウドアプリがAPI制御であるせいかもしれない。 粗結合でメッセージパス型の処理をするからバルク処理するための特別な工夫がないとバッチ処理がトランシーバの会話のような不効率さを生むのではなかろうか。
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