IDC ITインフラ関連サービスの利用にあたりベンダー検討で重視する点(産業分野別、抜粋)
データ出典:https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ48192221
国内ITインフラストラクチャサービス利用者調査結果を発表
を見ると業種毎に、どんな点をIT基盤に求めるのか?という点がわかる。
以外なのは、対極的に見れば業種によらずユーザの気にする点は似ているということだ。
元のグラフはわかりにくかったので、別の体裁に組みなおして可視化してみた。
下に行くほど、全般的に支持されない傾向
○○が好き
実績ある :情報サービス、建設、流通
安さ :土木、一般サービス業
セキュリティ :情報サービス、一般サービス
丸抱え :金融、製造、流通
マルチクラウド:情報サービス、製造
aaS型 :金融、製造、情報サービス
国内 :金融
実績重視は全業種で共通(情報サービスですら)
安さ重視は「土木業」「一般サービス業」がダントツ
その他はセキュリティ支援、丸抱えサポートが重視される
業種を問わず、重視される点、あまり重視されない点
重視される点=実績に裏打ちされた信頼性
重視されない点=クラウドを含む基盤全体サポート
↓↓
読める事
日本らしく、人柱になりたくない。横並び、様子見の傾向
その結果としてマルチクラウドまでは踏み込んでいない
ゆえにクラウド+オンプレハイブリッド基盤はまだこれから
総じて、「日本の企業」に受けるポイントは
① 実績があり、事故リスクが少ない技術・設計
② システム全体の丸抱えサポート
③ セキュリティに関する支援
④ 以上を踏まえ、できるだけ安いこと。
あまり重視されない点
① クラウド+オンプレハイブリッド環境のサポート
② サービスメニュー化されすぐ使える環境
③ 国内重視
要するに、2021年9月 時点では日本企業は従来型の
オンプレを重視しつつ、クラウド「も」使うが
システム全体が両域にまたがって展開するほどではなく
用途毎に分かれた疎結合状態のハイブリッドIT基盤
クラウドのオンデマンドデプロイやメニュー化はさほど重視されず
「挑戦的提案や新技術」よりは「皆が使っている寄らば大樹の陰」を重視
システム全体のサポートを提供してくれることを希望
とは言え、セキュリティ対応は必要で人材もいないので支援ほしい
ということになる。
日本は良くも悪くも保守的(戦後ずっと自民党が与党であることを見ればわかるが)で、変化を恐れたり、嫌う傾向がある。 挑戦や失敗を恐れない(悪く言えばならず者(流刑者)の末裔)のアメリカとは根本的に異なる国民性である。
だから、2020年になってもWindows2008が現役だったりするわけで。
買い換えるのをケチる要素もあるだろう(実際全業種で普遍的に「安さ」が評価点になっている…)が、変えることでトンデモない事が起きるのを恐れる、寝た子は起こしたくない発想があるのも事実である。
データ出典:https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ48192221
国内ITインフラストラクチャサービス利用者調査結果を発表
を見ると業種毎に、どんな点をIT基盤に求めるのか?という点がわかる。
以外なのは、対極的に見れば業種によらずユーザの気にする点は似ているということだ。
元のグラフはわかりにくかったので、別の体裁に組みなおして可視化してみた。
下に行くほど、全般的に支持されない傾向
○○が好き
実績ある :情報サービス、建設、流通
安さ :土木、一般サービス業
セキュリティ :情報サービス、一般サービス
丸抱え :金融、製造、流通
マルチクラウド:情報サービス、製造
aaS型 :金融、製造、情報サービス
国内 :金融
実績重視は全業種で共通(情報サービスですら)
安さ重視は「土木業」「一般サービス業」がダントツ
その他はセキュリティ支援、丸抱えサポートが重視される
業種を問わず、重視される点、あまり重視されない点
重視される点=実績に裏打ちされた信頼性
重視されない点=クラウドを含む基盤全体サポート
↓↓
読める事
日本らしく、人柱になりたくない。横並び、様子見の傾向
その結果としてマルチクラウドまでは踏み込んでいない
ゆえにクラウド+オンプレハイブリッド基盤はまだこれから
総じて、「日本の企業」に受けるポイントは
① 実績があり、事故リスクが少ない技術・設計
② システム全体の丸抱えサポート
③ セキュリティに関する支援
④ 以上を踏まえ、できるだけ安いこと。
あまり重視されない点
① クラウド+オンプレハイブリッド環境のサポート
② サービスメニュー化されすぐ使える環境
③ 国内重視
要するに、2021年9月 時点では日本企業は従来型の
オンプレを重視しつつ、クラウド「も」使うが
システム全体が両域にまたがって展開するほどではなく
用途毎に分かれた疎結合状態のハイブリッドIT基盤
クラウドのオンデマンドデプロイやメニュー化はさほど重視されず
「挑戦的提案や新技術」よりは「皆が使っている寄らば大樹の陰」を重視
システム全体のサポートを提供してくれることを希望
とは言え、セキュリティ対応は必要で人材もいないので支援ほしい
ということになる。
日本は良くも悪くも保守的(戦後ずっと自民党が与党であることを見ればわかるが)で、変化を恐れたり、嫌う傾向がある。 挑戦や失敗を恐れない(悪く言えばならず者(流刑者)の末裔)のアメリカとは根本的に異なる国民性である。
だから、2020年になってもWindows2008が現役だったりするわけで。
買い換えるのをケチる要素もあるだろう(実際全業種で普遍的に「安さ」が評価点になっている…)が、変えることでトンデモない事が起きるのを恐れる、寝た子は起こしたくない発想があるのも事実である。
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