徒然日記

内容非保証 ひだりのカテゴリーでフィルタすると、各ジャンルの情報だけ表示できるよ!

[意見] ITは便利ですが、信頼を置くには馬鹿

2016-07-27 20:19:11 | 意見とか感想
=============================
ITは便利ですが、信頼を置くには馬鹿
=============================



------------------------------------------
多くの無線キーボードに入力内容が傍受される
脆弱性「KeySniffer」が存在か
http://japan.zdnet.com/article/35086477/
------------------------------------------
というニュースがありました。

このニュースを見て、感じる事は、
  「なにをいまさら。電波を出してるのだから傍受されないはずがない。」
というものですね。

無線キーボードなどは当然ですが、通信に電波を使う無線通信は、電波が届く範囲なら傍受できます。 届く範囲は使える範囲よりかなり広いです。 なぜなら、使えるためには電波が届くだけでなく、相手が内容を誤判定する事無く受信できる十分な余裕が含まれているからです。

無線機器のカタログ有効距離が数十メートルでも、傍受してアンプで増幅し信号解析して内容を読む前提ならこれよりはるかに遠くの距離で電波を傍受できるはずです。また、復号できない暗号はないので、暗号通信であっても安心してよいモノでもありません。暗号化しているというのは、単に解読に平文より時間を要するという事です。


無線以外にも、有線の信号であっても傍受は可能です。
有線でも信号の0、1は信号電流の強弱を生み出し、それがメタルケーブルの周りの電磁波の強弱となって検出されます。電力の使用量を計測するメーターが電線の周りにリング状に(非接触で)存在するだけで電力消費を測れるのはこのためです。

つまり、IT機器が入出力する情報は伝達手段が何であれ、「見ようと思えば見える」という事を忘れてはいけません。

もう少し言えば、目に見えるものも盗聴(というか盗視)可能であると言えます。
情報は画面に可読性のある文字として表示されている以上、これをそっとキャプチャし解析しているソフトウェアがあればすべての情報を取得できます。


もし、コンピュータに盗まれたら致命的になるような情報を入力したり、表示させたりしているのであれば、そんな大事なものを馬鹿(IT)に見せたり聞かせたりしない方が良いでしょう。ITは便利ですが、信頼を置くには馬鹿ですから。
ITにゆだねて良い事は、それが盗まれた場合(多少は困っても)破滅にはならない秘密と、積極的に対外的にアピールしたい情報(真実でも嘘でも)だけに留めましょう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿