こんな記事があった。
ZDNet 2019/3/15
「消極的な人」のユーザー体験を考える--ハードルはどこにあるのか
https://japan.zdnet.com/article/35134059/

この記事は 社内SNSを導入しても積極的に活用しない人の理由として「消極的性格」をあげて、コミュニケーションがそもそも苦手で情報発信をポジティブにとらえられない性格の人もいる。 としている。
しかし、自分は別のところにその原因がある。と見る。 この事は多くの人があえて書かないことだろう。 なぜなら、あまりに病んでいて救いのない状況に見えるからだ。
ある人の言葉だ。
社内SNSが導入されたときに、そのSNSを活用して情報発信や意見交換をしようという呼びかけが当然なされたのだが、その人はその時
「どこでどう監視されているかわからない。こんな所に何か書いたら大変だ
くわばらくわばら。 関わらないが幸せだ。」と言った
この人は「反組織的思想の持ち主をあぶり出すためにSNSが導入され、SNS上の情報が価値観や思考を分析する為に使われている。」と考えたのだ。 社員の多くがこのような思考を持っている場合、まず社内SNSが活気を呈することはないだろう。
その後、その人がSNSに何を書いたかというと、社内の行事の日程を掲示板からコピペして張ったような内容である。 それであれば、単なる事実の羅列に過ぎず、そこから価値観を読まれることはないだろうと判断したのだろう。 いっぽうで、SNSを利用しているという実績はクリアできるため、呼びかけに応えた事になる…
まるで戦時下の日本の標語のようだ。
「壁に耳あり、スパイはどこにでも!」
わたしはそのような組織を出口のない迷宮に迷い込んだ人々のように思う。
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