Ｍにささげるバラードとラード

先ほどオレオレ詐欺のニュースを見て、ワタクシの友人Ｍ女史に「懺悔しよう」と唐突に思い立ちましたので、この場を借りて心より（？）懺悔いたします。

さて世の中には素直で人を疑うことを知らない人、逆にすごく疑い深い人、見た目よりけっこう毛深い人、とサマザマな人がおりますがＭさんは本当に素直なお人です、間違いない！（古？）

もう３～４年前の話になりますが、ワタクシはＭさんにこういうメールを送りました。

『あのさ～お願いがあるんだけど、ミリオネアに出ることになったからテレフォン引き受けてくれない？』

…もちろん架空の話です。しかしＭさんの返事は

『え～っマジで～いいよ出る出る収録はいつあるの？』

…なぜストレートに信じるのだ？少しは疑えよ

続けざまに『もう同じ職場じゃないけど職場の同僚ってことでいいよね？あっ、有休あるから平日でもだいじょうＶです！』

さらに『そうそう、一問目でテレフォン選んでね。みのもんたと話したいから！だって○○君いきなり間違えそうなんだもん』

ついには『忘れてた！うちらはどこでテレフォン待っとくの？東京には行けないの？』
もう自分勝手な想像の世界です

２～３週間後に『ごめん！ミリオネア、最終書類選考で落ちた（泣）。また頑張るね！』と返事を送り、事態を収拾しました。


それから何日もしないうち、再びこういうメールを送りました。

『あのさ～実は「あいのり」に出ることになったんだけど仕事どうしよう！？休職って出来るの？まだ課長には言ってないんだけど…』

まさかまた同じ手に引っかかるとは思わなかったのですが…

『え～っマジで　おめでとう。でもあれって結婚してても出られるの？』

『既婚者スペシャルに応募したら選ばれちゃったんだよ～　課長に1ヶ月休みくださいなんてとても言えないよ、どうしよう？（困）』

『せっかくだから出なさいよ！課長には私が言ってあげるから！』

（いやいや、それだけはホントに困るよ）

『でも…出たらどうするの？本当に恋愛するの？奥さん何も言わないの？』

彼女はまったくもって疑おうとしないのです、この荒唐無稽なお話を。

『やっぱりやめるよ、辞退する！いろんな人に迷惑かけるから…』

そう返事してやっと難を逃れました。

…今も聞こえるＭ女史の声、ぼくに人を信じることの大切さを教えてくれた
てゆーかごめんなさい。大好きなカツ丼おごります。