「一年ぶり長石峠、そして梅田湖へ・・とにかく登れた。それが何よりの収穫」
何やかやしているうちにもう1年が過ぎてしまった。ほんとうに時のすぎるのはあっという間で、我ながら驚いてしまう。1年のうちにはいろいろある。この年になると体調もままならず、予定通りにことが運ばないことの方が多くなってくる。暑い寒いはともかくも、雨の日に走るというのは原則外だから、他の仕事や予定に左右されずほぼ1日、天候の心配をせずに走れる日は意外と少ない。今日はその条件がいい日であった。とはいっても松田の林間地を走る頃、日蔭の寒さは想像以上だった。半袖でいいのは急こう配を登っている最中か、明るい日差しのところを走るときだけだ。標高数百メートルとはいえ、山地の林間を通るとき体の芯まで身振るいし、思わずスピードを緩めてしまった。山の北側の斜面を下る時などぞっとする思いだった。「腹を冷やすことが致命傷」である我が身であれば、「寒さ」に耐えて自転車に乗ることはなかなかしんどい課題なのだ。真夏の猛暑時に坂を下るときのあの爽快感がウソのようだ。下り坂で「スピード」を落としたくなるなんて、通常はあり得ない話なのだから。そんな思いをしながらも、とにかく峠の頂上までたどり着くことができた。とにかく一人runなので慎重に走ってはいたが、それでも峠を超えるまでは冷や冷やだった。超スローペースではあったが、それでもあと一息という頃には足が重くなり息が続くかあやしくなった。本当に「やっとこ」という感じであった。でも何でもいいのです。たどり着ければ合格です。自分的にはそれが全てです。タイムなんて二の次です。だいぶ苦労はしたが、今年も何とか登れた。「自転車は飾りでないことが証明できた。そして付録として梅田湖の先には「おいしい蕎麦」が待っていた。・・・「天ぷらそば」がうまかったなー!!苦労して坂を上った後の天ぷらそばの味は最高です。これだから又峠に行きたくなるのです。