友生地区住民自治協議会

地域の活性化を目指し、地域住民が一体となって文化の推進に努めて生きます。

ふるさと再発見

2008年11月27日 20時57分54秒 | 教育・文化部会
喰代 “東峰山(とうぶざん)の永寶寺 奥の院”
 喰代の里から2km程の山深い“具足山”の中腹に広場があり小さな館が建っている。永保寺の奥の院である。昔から雨乞いの祈願寺として地域の人々に「トウムネサン」と呼ばれ親しまれ、等身大の石佛十一面観音菩薩が祀られている。この石佛には「永禄十一寅暦(1568年 440年前)雨乞 郷之願三ヶ村建立之 三月吉日」と記されている。「伊水温故」(伊賀の神社仏閣を記した書物)の文献によると『昔ハ十八町奥(1町は109m)東峯(トウノミネ)ト云山ノ内ニ有リ 野火ニテ本佛ト堂トモニ焼失 其後今ノ地ニ迁ス 山上十町余ニ旧跡有』と記されて居り、老朽化のため平成11年に建替えられた。旧分校跡の永保寺は、平安中期白河天皇 勅願寺として屋根瓦に菊の御紋を戴いた由緒あるお寺で、享保元(約290年前)この地に移し、お祀
りしてある身の丈四尺二寸(約140cm)のご本尊は大和の国(奈良)長谷寺の十一面観世音菩薩の分身である。このお寺は喰代、高山、蓮池三ヶ村の祈願寺で、お正月には村人はお鏡餅等をお供えしてお参りしている。

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