友生地区住民自治協議会

地域の活性化を目指し、地域住民が一体となって文化の推進に努めて生きます。

ふるさと再発見 ⑧

2008年12月10日 20時41分06秒 | 教育・文化部会
喰代  “永保寺裏山の石仏群”(ミニ巡礼)
 永保寺の裏山で冬の木洩れ日を受けながら何体もの石仏が立っている光景に、喰代ならではの歴史の重みを垣間見た気がする。石仏群には四国88箇所、西国33箇所の2種類がある。前者の四国88箇寺巡礼札所(ふだしょ)石仏は2体1組で、右側が弘法大師像で「第00番」と札所の番号が刻まれ、左にその寺のご本尊と思われる石仏像が寄り添うように並んでいる。このカップルが山全体に88組立っている。石仏には建立(寄付)したと思われる明治大正時代の喰代や近隣地区の人の名前が記されていることからこの頃に建てられたものと推測される。
後者は西国33箇寺の石仏で、石館の中に観世音菩薩像が安置された石仏33体が山のあちこちに点在している。同じ観世音菩薩像でありながらそれぞれ顔の表情が異なり、ユニークで滑稽な石仏もあり思わず微笑んでしまう。また この山には、山の神も祀られており、氏子が新年「山の口」の日にどんどを焚いて一年の息災を祈願する。近くには式部塚や百地砦跡など由緒ある遺跡もあり、喰代地区の人達が山周辺の管理をしてくれている。巡礼道を巡ると真下に見える丸ヶ谷池の紅葉が一層心   を和ませてくれる。 廣田利有さんに案内をお願いしました。

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