存在理由

遊園地のどんな乗り物なんかより
楽しかったよ夜のブランコ

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あの人にとって私は、どんな存在理由があるのだろうかと考える時がある。

現在進行形なのか、懐かしい思い出の一部なのか、普段は思い出しもしないが何かの拍子にふと思い出し、ほんのりするか、それともムカッとくるか。
もしかしたら、思い出しもしない程、存在価値の低い人間かもしれない。

前に友達と、共通の女友達の事を酒の肴にした事がある。
もちろん悪口ではなく、「あの子はいい子だね～」「あの子、好きよ～」って言いながら。

その時私は、二人の関係を羨ましく思い、でも少し嫉妬した。
でもやっぱり、羨ましかった。

この人にとってあの子は、こんなにも温かい想いで満たされてるんだなぁって思った。

その女友達に限った話ではなく、この人の口から人の悪口を聞いた事がない。
かと言って褒めちぎる訳ではないんだケド、『悪口を言わない』って言うのは、ある意味重要なんじゃないかなって思う。

で、私自身も、人から『ともっちに自分の話題をして貰いたいなぁ』って思えるような、そんな『宣伝部長』にならなきゃいけないなぁって思った。

不平や不満ばかりを口にしてたら、
『ともっちは、誰にでも誰の事でも、不平や不満ばかり言うのかな。
　自分もどこかで、不平や不満を言われてるのかな』
って思って、決していい思いはしないもんね。
もちろん、聞かされる方も・・・

もし仮に、この人が私の事を話題にする時があるのなら、なんて人に説明するのだろう。
そもそも、こんな風に私の事を酒の肴にする事などあるのだろうか。

まぁ、ムリに話題にはしなくてもイイけれど、出来れは良い事でも悪い事でも、人の記憶の中に存在していたいとは思う。

その為には、私自身も頑張らなきゃいけないんだよね。
人の記憶に残っていられるような、そんな自分でいなきゃいけないんだよね。

私たちが話題にした女の子は、その条件をクリアーしていたんだよな。
実際、「いい子だよね」「好きだよ」って、自然と言いたくなるような子なんだもの。


たまには私を、思い出して下さい。

モチロン、酒の肴だけでなく、

夜のおかずでも大歓迎ですよん♪