自由連想

様々な情報を自由にあまり考え込まずにしゃべっている状態。脳をリラックスさせ、ストレスを解消する。

攻めの睡眠2

2012-07-29 | 健康

前回の続きをお届けしたい。

「忙しい毎日を送りながら上質な睡眠を取るために大切なのは睡眠時間だけではない。いかにスムーズに眠りに就くかも大切だ。人が眠りに落ちるまでのメカニズムは複雑だが、主要な要因を挙げれば、メラトニンというホルモン物質と、体温に行き着くという。

メラトニンは眠気を催す作用がある。夜きちんと寝るためには、このホルモン物質をしっかり出すことが肝心だ。そのためには朝、太陽光を浴びること。太陽光を浴びると、体内のメラトニンが減る。そうすると夜になってメラトニンの分泌が活性化し、スムーズに眠りに就けるという循環が作れる。

それでも、どうも眠くならないという場合は、メラトニンを経口摂取することも可能だ。日本では武田薬品工業のロゼレムという薬が認可されており、「副作用もほとんどない」(遠藤氏)という。必要な人は医師に相談のうえで、処方してもらえる。

スピーディーに眠りに就くもう1つのコツは体温に気を配ることだ。昼食を食べて眠くなるのは体温が変化するからだ。食事をすると体温が上がり、そして下がる。この体温が下がる時に人間は眠くなる。つまり、何らかの方法で体温を上げ、その後下がると眠くなるように人間の体はできているわけだ。

こう考えると、上質な眠りを実現するうえで、食事の大切さが浮かび上がってくる。例えば、唐辛子やキムチに入っているカプサイシンという物質には、体温を上げた後に下げる性質があるため、眠くなったら寝るという受け身のものとイメージされがちだ。だが、4時間半睡眠やメラトニン、体温の理論を合わせれば、上質な眠りを意識的に取る「攻めの睡眠」が可能になる。(中略)

一流経営者や偉人には「ショートスリーパー」と呼ばれる、3時間ほどの睡眠時間で十分な人も多かったと聞く。「攻めの睡眠」を使いこなせば、普通の人も偉人に近づけるかもしれない。ただし、無理は禁物だ。どんな睡眠が最適かは、個々人の体質や外部環境によって異なる。眠りのメカニズムをしっかりと理解し、自分に合った睡眠法を探すことが第一歩だ。

社員が睡眠不足を解消し健康になれば、企業経営にも好影響をもたらす。人事コンサルティングなどを手がけるロブの前田一寿社長は2010年、複数の企業に勤めるビジネスパーソン1447人を対象に、睡眠時間とストレスの相関関係について調査した。調査では被験者を過去1週間の平均睡眠時間が5時間未満、5~6時間、6時間以上の人に分けた。それを、一般的なビジネスパーソンによるストレスのデータと照らし合わせ偏差値かした。

結果は歴然。睡眠不足に陥っている人ほど「怒り」「不安」「抑鬱」といったストレス反応5項目すべてが高いことが鮮明になった。つまり睡眠不足の人ほど、精神的な負担を抱えていたのだ。前田社長はそのうえで、そのストレスが日頃の態度や行動に影響を与えていることも検証した。その結果、睡眠不足の人は、特に組織への帰属意識が失われるという傾向が顕著に出た。(以降省略 出典:日経ビジネス)

この記事を読んで、休日に予定を詰め込みすぎると鬱(うつ)になりやすい。そんなことを思い出した。時間がもったいないと睡眠を疎(おろそ)かにすることなく、休む時は休みメリハリを付ける。戦士の休息の大切さを改めて感じさせられる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

攻めの睡眠1

2012-07-28 | 健康

日経ビジネス2012.5.21号の「ビジネスに勝つ攻めの睡眠~デキる社員は眠りが違う」という非常に興味深い記事を見つけたので、ご紹介したい。

「睡眠不足の時は業務効率が下がるが、逆にスッキリして仕事がはかどる。これは、誰もが認める真実だろう。研究の結果、人間の体に負担が最も少ないの睡眠時間は、7時間前後と言われている。とはいえ、「そんなに寝ている余裕はない」という読者も少ないはず。忙しいビジネスパーソンは睡眠時間を削りながら生活しているのが現実だ。(中略)

忙しくなる一方のライフスタイルと、短縮し続ける睡眠時間。両者に折り合いをつける方法はないのだろうか。その答えを求めて、医療法人社団快眠会の理事長で、スリープクリニック調布の遠藤拓郎院長を訪ねた。(中略)

遠藤氏は「日々の活動時間を最大化し、かつ仕事や勉強で最高のパフォーマンスを出すためには平日4時間半睡眠を戦略的に実行することがオススメ」と断言する。遠藤氏が推奨する4時間半睡眠法は、睡眠の仕組みに基づいた理論。極めて単純化して説明すると、人間は寝る時に眠りが深いノンレム睡眠と、比較的眠りの浅いレム睡眠を繰り返している。それぞれが心身の健康に欠かせない役割を持つ。まず、ノンレム睡眠は、体や脳の休憩、体の成長をといった役割を担う。一方、レム睡眠には心のメンテナンスという役割があり、日中経験したことを記憶の棚にしまい、心の病を予防している。

入眠してから約90分に1度のペースでレム睡眠が一定時間訪れる。すっきり朝を迎えるために最も重要なのは、このレム睡眠の時に起きることだ。つまり、入眠からおよそ90分の倍数となる時間を目安に起床すればよい。ただし、連日3時間以下の短時間睡眠を続けるのはダメだ。「視覚関係のミスが増えてしまうことが調査で分かっている」(遠藤氏)からだ。運転やパソコンなどでミスが増えるようになってしまっては、仕事に悪影響が出る。

睡眠の性質を徹底的に研究した結果、遠藤氏は平日週5日間は4時間半睡眠、土日はには6~7時間半睡眠という方法を編み出した。「4時間半睡眠を長期間続けていると、レム睡眠が徐々に不足してくる。だが、その程度の寝不足は、土日の睡眠で十分補えるからだ」と遠藤氏は説明する。4時間半睡眠を続けると当然、平日に眠くなる場合もある。そういう場合は、素直に寝た方がいいという。とはいえ、「パフォーマンス最大化のためには熟睡は禁物」(遠藤氏)。頭のみならず体まで深く寝てしまい、起きるのに苦労したり、ぼんやりしたりするからだ。15分程度寝て、頭をスッキリさせて仕事に取りかかるのがよい。(中略)」(出典:日経ビジネス)

記事「睡眠時間」を書いたのは2006年12月。その時経験則で書いた感覚的なものが、理論的にまとまっているような感じがする。4時間半睡眠法は示唆(しさ)に富んで面白い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女子ソフト世界一

2012-07-24 | スポーツ

女子ソフトボール、日本が世界一!42年ぶり(夕刊フジ) - goo ニュース

NHKのトップニュースはこの話ではなく、イチローのヤンキース移籍でした。確かにイチローの移籍は驚きもあるけど、引退したかのような取り上げ方には正直首をかしげてしまう。放送しているメジャーリーグを盛り上げる意図なんだろうけど、ソフトの世界一をもっと取り上げてほしかったと思うので、このブログで取り上げました。

42年ぶりの快挙だし、オリンピックでの死闘を思い出させるような接戦だったわけです。でもイチローとこれから始まるオリンピックの前に、その歓喜が大きく報じられないのは残念です。伝え方一つでこんなにも変わるのか。そんなことを改めて感じますが、すごいことをやってのけたという事実は変わりません。おめでとう、女子ソフトボールの選手と関係者たち!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

WBC不参加表明

2012-07-21 | スポーツ

緊急アンケート 7割がWBC不参加支持(日刊スポーツ) - goo ニュース

今年はロッテの快進撃も沈黙を貫(つらぬ)いてきましたが、これに触(ふ)れないわけにはいかない。私も不参加支持ですが、やっぱり参加しないのは非常に残念です。でも世界一を決める割にはメジャーのビックスターが参加しないなど改善すべき点も多々あります。改善を大きく促(うなが)すためには、参加しないこともありなのだと思います。

ちなみに、韓国も不参加を表明したらABC(アジアベースボールクラッシク)でも開催したらいいのではないでしょうか。日本と韓国のガチ勝負。アメリカやキューバ戦以上に、手に汗握(にぎ)るのは私だけではないでしょう。

いずれにせよ、うまく交渉がまとまって参加できることに越したことはありません。今後の行方(ゆくえ)に注目です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

FP2級の実技配点

2012-07-16 | 経済・家計

今回はFP2級を合格しようとする人向けに残しておきたくて書きます。FP3級とFP2級の学科試験までは配点が公表されていますが、FP2級の実技試験は配点非公開となっています。でも過去問を解いて、自分は合格ラインに達しているのかどうか知りたい。それが誰もが通る道です。私自身もネットで検索して、配点について知ったものでした。

FP2級の金財の個人資産相談業務の配点は、大問各10点であります。その上で○×問題、語句選択問題は各1点、計算問題は各3~4点となります。但し計算問題でも①~③のような数値記入形の場合は各1点であり、②だけ正解しても1点です。また計算問題も解答プロセスごとに1点となり、答えの正解だけで満点とは限らないので注意してください。なお、「計算過程を示し」とある問題は模範解答にあるような「・適用対象面積」といった表記が解答用紙に記述があります。したがって、配点は4点だとしても部分点があるということになります。

最後にまとめると、大問10点のうちの配点は3、3、4点が基本で、あとは記述する数によって各1点を調整していきます。各1点と振っていくと9点にしかならない場合は、最後の記述は2点と考えるのです。

最初に述べましたように配点自体は非公開なので、あくまで経験と集めた情報から言えることとなります。しかしこの配点でまず間違いないと自信があります。したがって1%程度の誤差があったとしても、この情報は合格を目指す人の役に立てると思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

半年経過

2012-07-15 | 私論

早いもので今年もすでに折り返しとなりました。目標を立てた資格取得の目標は、実現することができました。取得して改めて思うのは、資格は取っただけでは意味がないということ。学び続け、高い水準の知識を維持し、活用することが大切なのだなと思うところです。とはいえ、集中力を高めて勉強してきたので、少し小休止してからまた学び続けたいなと思うのが本音です。

関連して思うことは、FPの資格を学生時代に取っていたとしても、頭でっかちになっていたかもしれないということです。多少の実務・経験をしてきた今だからこそ、身近に感じる知識だし、バランスよく知識の整理ができたのかなと思います。とはいえ、学生時代に取ることに意味がないとは思いませんし、早いうちから一通りの知識を身につけておくことに越したことはありません。思い立ったら吉日。遅すぎることも、早すぎることもない。要(よう)は学んだことをどう活(い)かしていくか。それに尽きると思います。

成果を挙(あ)げられた反面、思いがけない経験もしてしまいました。4月、電車に乗ろうと階段を駆け下りた際に足首を捻(ひね)ったのですが、今までにない激痛が走りました。まともに歩けず足を引きずるしかなく、2ヶ月くらい胡坐(あぐら)をかくことができませんでした。病院には行かなかったので診断は受けていませんが、右足首剥離骨折をしたのだと思われます。

骨折した。そう言うと重い感じですが、手の突き指の剥離骨折のようなもので、捻挫(ねんざ)の症状が重い程度です。そうはいっても、今でもたまに痛む時があり、怪我をした右足首とうまく付き合っていく必要が出来ました。また一つ重いものを背負ってしまったわけですが、バリアフリーの大切さを身をもって体験できました。マイナスとマイナスを掛けるとプラスになる。今こそこの思考が役に立つときです。

そんなこんなで半年が経ちました。夏本番の暑さが昨年より1ヶ月遅れで、いよいよやってきています。夏を乗り切り、秋を感じる頃には年の瀬を感じ始める。毎年のことながら早いものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

経済学の限界

2012-07-06 | 経済・家計

「家計を蝕(ぬしば)む「金融詐術」の恐怖」という本を読んだ。銀行が勧(すす)めるデリバティブ(金融派生商品という)商品は銀行が儲(もう)かるもので、リスクの高い危険な商品であると主張する。私も同感である。早期償還特約があったり、「○○円より円高になったら外貨で償還する」というようなノックインと呼ばれる仕組みがあったら購入しないことである。理由は単純で利益は限定され、リスクは無限大と顧客に不利な設定だからである。

さて本の中で、短・中期的には金利に為替は左右され、長期的には物価に左右されるのが経済学の常識であるとあった。日本はデフレであり、長期的には円高に掛(か)けるのが正しい考えであると。購買力平価説と言われるもので、この考え方自体に反論もない。だが私は先日の記事「外貨投資」で将来的には円安になるだろうと予測しており、経済学の常識から考えると矛盾していることになる。

これをどう考えるのか。経済学を知っていても、経済学を信じない。ここ10年を見れば、日本はデフレ又は物価上昇率0に近い状態であった。購買力平価説に従(したが)うならばもっと円高が進んでしかるべきだった。ここ数年こそ円高が進んだが、多くは円高どころか円安であったという事実がある。現実は理論のとおりになるとは限らない。これが私の根底にあるということなのだろう。今、経済学は信頼を失っている。

考えてみれば経済学は不遇の時期を過ごしている。大きな政府、小さな政府に変わる第三の道を模索したのは90年代後半頃。それから有効な手段を打ち出せていないし、日本では理論上有効であるはずの財政政策や金融政策を行(おこな)っても、景気は良くなっていない。またケインズ経済学の弊害(へいがい)とも言える財政危機が今欧州で起きている。そもそもミクロ経済学だけでは説明が出来なかった失業を説明するために生まれたのがマクロ経済学である。説明できない事象が出てきて、新しい理論が生まれる。それが経済学の歴史でもある。

経済学は役に立たない。そう切り捨てて良いものでもない。一つ一つの理論は役に立つ部分が大いにある。大事なことは、限界を知りながら経済学と付き合うこと。これは他の学問にも言えることでもある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高速バス

2012-07-01 | 私論

先月福島のいわきに行く用事があって、何かと話題の高速バスを利用しました。空港からの高速バスに乗ったことはありましたが、それ以外のルートで乗るのは初めての利用でした。また高速バス利用は事故のニュースもあって懸念する声もありましたが、深夜の夜行バスツアーでもなく、大手バス会社でしたので問題なく利用できました。1つの大きな事故があたかも全てであるかのような錯覚(さっかく)を生み出す典型的なケースのように思えます。

事故の件に軽く触(ふ)れると、価格競争の中で安かろう悪かろうという状況が招(まね)いてしまったと思います。行き過ぎたこうした状況が寄り戻されるのは、得(え)てして重大な事故が起こってから。運行ダイヤの遅れに対する過度な視線が緩(ゆる)んだのも、福知山線の事故を受けた後でした。重大な事故が起こる前に改善できないものかといつも思うところですが、難しい状況にもどかしさを感じます。

さて話を元に戻して高速バスの利用についてですが、料金は鈍行(どんこう)の電車で行くのとだいたい同じくらいでした。行きはネットで予約・購入し、帰りは窓口で購入しました。利用した感想としては、席も道路も混みあってなく、思いのほか快適でした。高速道路に乗ってしまえば一定のリズムで走行できるので、バスの中でうとうと寝てしまいました。電車だと人の入れ替わりがあって大変だったりしますが、バスだと落ち着いて乗っていられる点は楽で良いと思いました。

注意点としては渋滞がある区間だと動いたり止まったりして大変になるだろうし、到着時間が大幅に遅れる可能性もあります。私が乗ったバスもスムーズに運行していましたが、到着は10分遅れでした。時刻の正確さには電車に分(ぶ)があるというものです。とはいえ、新幹線や特急を利用するより安く、それなりに快適に乗れる。高速バスへの需要があるのには、それなりに納得できるものでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする