goo blog サービス終了のお知らせ 

とみぞうのお気楽ブログ

クルマ、日本、北海道を愛する生粋の道産子50歳♂です。カバー画像は、PC版は増毛駅、スマホ版は733系電車の大谷ver.

フォードクーガについて(2016.6.1のwebCGから)

2017-05-12 21:33:57 | クルマ
 1年ほど前の記事ですが、webCGにフォードクーガの記事が出てました。フォードが日本撤退を発表した後のものです。筆者は、モータージャーナルでおなじみの森慶太さんです。

 今日、たまたま「フォードの知られざる奥深さ」という、当ブログの過去エントリーにコメントを下さったのキッカケに、似たような評価をされている方の文章をコピペwwしたいと思った次第です。

============

(以下、全文転載)

第3回:フォード・クーガ(森 慶太) “いいクルマ”の典型
2016.06.01

 よくできたクルマの原稿は難しい

 クーガ、どういうクルマか。「運転しやすく、乗って快適」……と書くと、アッという間に試乗記が終わってしまう。まだ2行。1行半強。具体的にどのようにできているクルマだから「運転しやすく、乗って快適」なのかを書けば、もうちょっと話が長く続く。なので、そのへんのことを。

 クルマ好きなら毎日……ということでちょっと注意してイロイロ読んでもらうとわかると思いますが、クルマの試乗記の多くにおいて、その試乗記っぽい部分は往々にして、運転した人=書いている人がそのクルマに関して気になったことを書いている部分だったりする。ナニゴトもなく平和にコトが運んでいると、その間のことは書かれにくい。少なくともあんまりリアルには。

 なぜ書かれにくいかというと、そもそも記憶に残るようなことが起きていなかったから。人間が自身の呼吸や歩行に関して特に意識することがないのと似て、ナニゴトも起きず平和にクルマが走っているときのこと(もちろん、それは極めて大事なところでありますが)をちゃんと書くのは、実はけっこう、難しい。極端な話、散々乗ったあげく「ナンかイイね」ぐらいしかなかったり……とかもする(実はそれが最高のホメ言葉という説もあります)。

 「シート、よし」とか「右ハン環境、モンダイなし」とかに続いてのクーガの第一(?)印象としてあるのは、例えば車体がずいぶんガッチリしている。車体の軽量化がクルマ作り界の最新流行だというのを意識して書くなら、「いまのクルマには珍しく」というフレーズを追加してもいいかもしれない。主に燃費のために骨格を軽くしたぶん骨身がケズられちゃった感が、このクルマの場合はない。車体軽量化とある種セットで「一見静かなんだけど、ちょっと注意してみると実はいろんな雑振動が……」なんてのも最近はママありがちだけど、やはりクーガ、それとも違う。車体がガッチリできていて、なんというか、味が濃い。濃い味つけということではなくて、素材の味が。ハウス栽培系ではなく露地栽培系。現状これだけガッチリしていてくれたら、個人的には(笑)キラいな巨大ガラス屋根も気にならない。

 秀逸なブレーキの操作性車検証記載値によると、車重は1720kg。これはたしか、たぶん、先代モデルの日本仕様(同じヨンクで、ただしエンジンはガソリンのポート噴射2.5リッター5気筒+ターボ)と同じくらい。今回はパワートレイン関係が軽くなって、車体側が重たくなって、で都合、ほぼ“いってこい”ということ? ま、わかりませんが。フロント軸重1010kg。割り算すると、全体の約59%。ほう。

 アクセルペダルの踏み始めやブレーキペダルの踏み始めのところのクルマ側の反応は、簡単にいうと優しい。運転手をビックリさせない系。おっとり系。ブレーキに関しては、初めてフォードに乗ると、踏み始めのところでちょっとナマクラな感じがするかもしれない。もしかして。

 でもこれ、非常に具合がよろしい。ちょっと細かく説明すると、ペダル踏力(とうりょく)を高めていって狙った制動Gのところで一定にするまでのわずかな時間のなかで、うまいこと踏みかたをイメージすることができる感じ。スッと。脚の筋力で考えることができる、できやすいというか……。もっと細かい話をすると、例えばETCゲート。ゲート通過速度までクーッとブレーキをかけていって、そこから踏力をスッと抜く瞬間。そのときの制動Gの残らなさがまた、運転しやすさ的に加点要素。もちろんというか、速度ゼロまで落とすときの扱いやすさもクーガは、というかフォードはちゃんとしている。停止の瞬間の抜きのやりやすさもあり、速度が消え入るように止められる。快感。

 “JC08モード超え”も難しくはない

 パワートレイン関係のことは、正直あまり覚えていない。「チカラは十分ある」ぐらいしか。頼んでもいないキックダウンが勝手に起きたり等の挙動不審なコトがあって「ン!?」となった記憶がゼロ。トルコン+6スピードのプラネタリー自動変速機ということでクルマ好き的に気になるシフトパドルはたしかついていなかったし、借りている間の前進中にセレクターを「D」以外の場所へ動かしたことは一度もなかったけれど、それで何ら不足は感じなかった。初めて走ると泣きそうになる(というか筆者はなった)某イジワルなクネクネ道でもちゃんと試乗したけれど。なんか、あった……かなあ? そうだ。6速100km/hは1750rpmぐらい……というのを確認したとき以外、エンジン回転数メーターは見なかった。

 気になる燃費。先代モデルのときは、高速道の巡航で8リッター/100km「あたりがほぼ上限かなあ。これは」と思ったものだった。8リッター/100kmとはつまり、換算すると12.5km/リッター。いや8.2リッター/100kmだったかなあ。それだと、約12.2km/リッターになりますね。

 今回のチェック区間は、河口湖のほとりがスタート地点。トリップコンピューターのBだったか2だったかをリセット(もう一方はwebCGが借り出し時点からのチェック用に使用しているのでタッチ厳禁)。そこから11kmほど下道を走って、河口湖インターから中央道河口湖線に乗って、中央道上り藤野PAまでの59.3km区間で16.6km/リッター。おー。いまのクルマっぽく、燃費ちゃんとよさげ。なお、そこまでの平均速度は64km/h。エコランせずフツーに運転。エアコンON。それと、距離計誤差はチェックしてないので、補正とかできません。すいません。

 骨太な足まわりのチューニング

 乗り心地。「欧州車、ドイツ車」というイメージで乗ると、上下方向の揺れは比較的か意外にか、フツーに出ている感じ。ガッチリ車体+ゆったりな揺れ……で大筋間違ってはいないと思うけど、要注意点として、その上下方向の揺れがもっぱらバウンシングになっていることに注意。つまり、ピッチングは出ていない。同じフォード車で例えば「フォーカス」あたりの記憶と比較すると「さすがにちょっとリアが重たい感じかな?」というのはあるけれど、バウンシング。車体が路面と平行の角度を保ったまま、上下に。あと動車高、つまり走行中の車高がダラシなく基準位置=静止状態の車高から落ち込む感じがない(これがあると、乗っていて気持ちがドヘッと疲れます)。なので、ゆったりなんだけどユルくはない。あくまで、“ある種の”ユルさ。車体の骨格だけでなく、アシ関係もガッチリ系。イザというとき頼れる感じ。あるいは逆境に強そうな。

 知ったか顔で書くと、専門的にはダンパーの圧側つまり縮み側の減衰がしっかりあるのがひとつポイントだそうで。「じゃあほかのメーカーも圧側の減衰しっかりをドシドシやればいいじゃん、日本車もマネしろよ」と思うのが人情なのだけど、基本中の基本であるところの〈車体ガッチリ〉がちゃんとできていないクルマでヘタにそれをやると、痛い系のショック入力が発生しがちになる。それは避けたいので、圧側はホドホドに。あるいはチョボチョボに。でも減衰力の全体のボリュームは相応に確保しないといけないので、圧側ホドホドかチョボチョボのぶんを伸び側に盛る。と、ヒョッと縮んで反転して伸びていった先でキュッと止まって乗員不快。以上、サスペンションチューニングあるある話(の聞きかじり)でした。

 クーガの乗り心地がまるでフカフカのジュータンの上を歩くがごとしであるかというと、実際にはそんなことはない。路面に凹凸があれば、それらはそれらとしてちゃんとわかる。でも大事なのは、凹凸があっても、わかっても、「それだけのこと」になっているところ。デコボコがあったらデコボコで、デコもボコもデコやボコで終わる……というのはつまり、“ガツッ!!”にならない。痛い系のショック入力にならず、またショックが後を引かない。イヤな余韻がない。要は、車体的にもダンパー的にも減衰が、抑えがしっかり効いている。たくましい。

 直進してよし、曲がってよし

 ハンドル関係。車体やアシがいいのと、あと電動パワステ(だと思います)のクセをよく払拭というか、よくわかって扱いづらくないようにしてあるので、直進時やほぼ直進時の進路の管理はやりやすい。レーンの真ん中を常にキレイにキープして……の運転を極力心がけてやってみるとすぐわかることに、クーガは、というかフォード車は真っすぐ走る。定規に沿ってビーッと引いたような真っすぐではなくて、フリーハンドで上手に描けた真っすぐの線。カンペキにフラットでイーブンな路面なんてこの世に存在しないので、もちろん修正舵(だ)の操作は必要……なのだけど、それは無意識にやってしまっているので特にどこでどう修正したとかの記憶は残らない。

 ブレーキ関係やアクセル関係の特性も上記のごとく良好であるので、例えばの話、常日ごろオット(ないしオトーサンなど)の運転のおっかなさやカナクギっぽさに助手席や後席でヘキエキやドキドキやヒヤヒヤしている女性の皆さんは「クーガ、ステキ!!」とか言ってみるといいかもしれません。もちろん、ワザと彼に聞こえるように(笑)。クーガ、いわゆる運転がうまくなるタイプのクルマの一台です。ていうか、フォードです。

 もっとハンドルをいっぱいきって、いわゆるコーナリング関係。旋回関係。ひとことだけ言うとしたら、舵のつながりがよい。切り始めた直後あたりにビクッと急な反応が返ってきてウワッとなって思わず手を止めて(ということは旋回のためのハンドル操作などはそこからまたやり直し)……みたいなことがないのと、あと、視界が開けた先でカーブがさらにキュウッとキツくなっていたような場合は、そのままシームレスにハンドルきり増しで対応OK。ロール姿勢の管理もふくめて、やはり扱いやすい。というか、コーナリング中のロールのことをほぼ意識させないだけのしつけがこのクルマはできている。うーんフォード。旋回時の舵のきり始め、動かし始めの瞬間にホンのわずかパキッと感があったような気はするけれど、それはホント、細かい話。書かなくてもいいような(笑)。

 腰高なクルマだからこその配慮

 細かいことをいうと、直進中のロール関係。コーナリングをやってるわけでもないのになぜか姿勢が傾く(そして乗員のアタマがフラッとかカクッとかなる)クルマがよくあるけれど、クーガの場合、その心配はナシ。重心位置や乗員のアタマの位置が高いところにあるクルマだからなおのこと、そのへんはちゃんと……な方向で配慮がちゃんとしてあるっぽい。また、それの延長でというか、フォーカスや「フィエスタ」と比べると、クルマが喜々として曲がる感じを少し抑えてあるっぽい。ま、セオリーどおり、ですかね。

 あとそう、クーガ、ヨンクである。タイプ的にはトルクスプリット、つまりフロント2輪が主駆動輪で、リア2輪が従駆動輪……のはずだけど、ヨンク状況お知らせディスプレイ(あるんです、そんなのが)をウオッチしていると、ブレーキペダルからアクセルペダルへスッと踏み替えてアクセルペダルを踏み込みながら発進する場合はFRになっている。なっているというか、そのようにグラフィックが。でそのままフツーに加速していくと、おっとり刀でフロントの駆動も増えていって、またリアの駆動が減っていって、30km/hあたりでFF状態に。ならばと今度は、ブレーキペダルから足を離しただけで発進。いわゆるクリープ走行。と、おー。FFですねえ。

 ひとつおもしろいのは、駆動系のなかや4つのタイヤの接地面でやりとりされているチカラの実際の状況はともかく、体感するGの感じがそのディスプレイのとおりっぽいこと。トルクスプリットのクラッチ(おそらくは油圧作動の湿式多板)の締結圧を制御するソレノイドかナンかへ流してるアンペア値をそのまんまグラフ化したらこうはならないはずで、じゃあほかにどんなパラメーターや演出(?)を見たり加えたり(?)しているのでしょう。

 ついでに書くと、瞬間燃費。アイドリング中の表示が“--”とかになるクルマがほとんどななか、クーガの場合は違っていた。走行中のkm/LからL/hつまり1時間あたり何リッターかに単位が切り替わって表示を続ける。エアコンONだと、最少で1.0L/hとか。「おー、おもしろい」というのが半分と、あと半分は、「そうかタイタニアム、スタート&ストップ機構はついてないのか」。はっはっは。

 オーディオの出来栄えは隠れた美点

 そういえばクーガ、GPSナビもついてない……と思ったら、違った。あった。ダッシュ中央部上メあたりにある“SOUND”のボタンを長押しすると(この操作はbyトリセツというかそんな感じで)出現。単位ならぬ画面が切り替わる。フォード標準のインフォテインメントシステムのなかに日本仕様のGPSナビを潜り込ませてあるカタチ。

 それよりも、要注目はオーディオ関係。電話機能ナシの「iPhone4」をコネクトしてiTunes内の音源データを再生させてみたところ、これがなかなか。筆者の場合、オーディオ関係の評価方面のことはクルマ関係の評価方面のことよりもさらにシロートなのでアレですが、イイ音。クルマの乗った感じとよく似た、というかミゴトに同じ系統の、聴き疲れのしない音。ちなみに、ウロ覚えですが、このオーディオ関係、開発というかチューニングというかは日本のブランチでやっているという話を聞いたような……。フォードの日本仕様とくると自動車評論家やモータージャーナリストはすぐ「カーナビがー!!」とかいうのが半ばお約束だったけど、それよりも素でついているオーディオの音のよさに注目して紹介してあげたほうがヨカッタのではないか。いい仕事、してあるっぽいですよ。これは以前から。

 気になる燃費、その後。河口湖のほとりでリセットしたトリップコンピューターの2だかBだか(ケータイの写真をみたら2でした)はそのまま、中央道上り藤野PAを出発。そのすぐ先の相模湖インターで降りて、山越え(?)して、さらに相模川沿いに下って、アッチいってコッチいって16号。保土ヶ谷バイパス。横浜新道。第三京浜……の出口の赤信号ストップの時点で確認したところ、153.4km区間の平均燃費が12.9km/リッター。同じく、平均速度は48km/h。どうですか、お客さん。

 フォード・クーガ、運転しやすく乗って快適なクルマでした。このタイミングでこういう仕事の依頼がくるということは、少なくともクーガならまだ売りモノはそれなりの数があるということで。はい。

フォードフィエスタ初回車検

2017-04-09 22:49:53 | クルマ
 クルマネタは久々です。早速行きましょう。

 今の愛車は平成26年4月に新車で購入した「フォードフィエスタ」です。
(↓の写真はcarviewから拝借)


 ボディーカラーは上の写真と全く同じですので、違うのはナンバーくらい。ホイルも純正そのまま、足回り等も全くいじってません。途中、DCTの不具合があって走行不能になりそうな場面もありましたが、半年ほど販売店の方がしっかりフォローしてくれたので今のところは問題なく動いています。

 かかった経費は全部で13万円でした。車検取得時の走行距離はおよそ26000km。最初の1年半で20000km、後半で5000km走った感じです。釧路〜札幌間の往復が無くなったのでこういった走行距離の内訳となりました。

 ざっくりですが、かかった経費は以下のとおりです。

●消耗品と工賃以外(法定費用など)
 100,000円


●消耗品と工賃
 30,000円:エンジンオイル及びエレメント交換、バンパーのズレの調整(深雪の中をムリに動いた時にずれてしまったと思慮)、ブレーキペダルの軸にグリス(脂切れによるキーキー音)


 金額は、まーこんなもんでしょう。妥当だと思います。

 今回は車検を取ること自体が久しぶりですので、なんだか不思議な感じです。周囲からは「どうせまた買い換えるんでしょ?」と冷やかされてましたからw でも、結果車検を取ったわけですし、あと2年は最低でも乗らなければならなくなりました。まぁ、そもそも欲しいクルマがあってもお金が無いのでどうもなんないんですが。。。
 それでもクルマに関してムリな借金をしなくなったのは、フィエスタが飽きの来ないクルマであることは大きいと思います。つまりフォードが高級なフルコース料理ではなく、毎日口にする米や水のようなクルマだから。そんなフォードに出会ったことを幸せに思っています。沢村慎太朗さんに言わせると、これに該当するのはスズキジムニーになるのでしょう。うん、あれもいいクルマですね。ただ、異様に平均速度の速くて加減速のキツい北海道ではちょっと難しいかなというのが個人的感想です。

 フォードが日本撤退となってから結構な台数のクルマを試乗したりレンタルしたりしました。しかし、フォーカスやフィエスタに近い車種があったものの、越えるものはありませんでした。仮に今すぐどうしても愛車を買い換えることになったならば、パッと思いつくのはフォードフォーカスかジャガーXEくらいです。

 そうそう。機会があれば試乗記を書きたいです(書く書く詐欺になったらごめんなさい)。大した文章は書けませんけど、「このクルマ、なかなかいいですよ!」という思いくらいはお伝えしたいな。良い印象が残ったのは結構あって、C-HR(1.2ターボ4WD)、ジャガーF-type、ロードスターRF(Sの6ATとRSの6MTブレンボ付き)、CX-5のターボディーゼル4WD、、、です。これを全部文章にするのは難しいですが、どれか2車種くらいは書ければいいと思ってます。

トヨタC-HRのマニュアル車が欲しければ

2017-02-21 22:48:34 | クルマ
 インターネットでトヨタの問い合わせフォームで「MT車を入れて下さい」とお願いしたり、販売店でセールスマンにリクエストするのがいいかもしれませんよ。

トヨタC-HR G-T(4WD/CVT)【試乗記】(webCGの記事)

 ↑の記事の中から一部抜粋しますと、

(以下抜粋)

 こうなるとシフトパドルが欲しいと思う人がいるかもしれない。そんな方には試乗会でチーフエンジニアが発した次の言葉を紹介しておこう。

 「1.2リッターターボで、6段MTの前輪駆動を日本でも売りたいと思っています」

 もしあなたがC-HRの走りに引かれていて、かつ4WDは不要というなら、ディーラーへ行ってハンコを押す前に「マニュアルが欲しい」と言ってみることをおすすめする。同様の声が集まれば、MTが追加される可能性があるからだ。今のトヨタなら実現してくれそうな気がする。


(抜粋終わり)

 私はこの記事を読む前に、近所のトヨタ販売店でC-HRのMT車が出ないのか聞いてみましたが、「はぁ?」という対応でした。あえて彼を擁護しますと、このセールス氏は悪くありません。自社のクルマは、あくまでも自分の売り上げを伸ばすための商品であるというスタンスなら、こうなるのは当然だからです。今時誰がわざわざMT車を買うんですか?スポーツカーじゃあるまいし、、、というお客さんがほとんどですからね。

 ですので、私はネットの問い合わせフォームでリクエストしましたよ。ホントに出たら買わなきゃいけない気がしてます(と言いつつ、ホントに買うのかと問われれば「?」ですが)。

 英国のトヨタでは「前輪駆動のC-HRのマニュアル車」が売られてますので、気になる方はそちらをご覧下さい。

トヨタC-HR(英国サイト)

新型トヨタカムリ、世界初公開

2017-01-11 21:02:41 | クルマ
米国デトロイトショーで、トヨタが新型カムリを初公開しました。(画像はトヨタ公式サイトより拝借)


詳細はこちらのサイトをどうぞ
トヨタカムリ(トヨタ公式サイト)
【デトロイトショー2017】トヨタ、新型「カムリ」を世界初公開(webCG)

 ついにトヨタが本気になったんでしょうか。TNGAという新しい考え方に基づき、もっとも投資にコストがかかる「ボディ、エンジン、トランスミッション」にカネを入れてきたのですから。昨年12月に「新世代のパワートレインはこんな感じ」という発表をしていたのは知っていましたが、新型カムリを発売するという具体的な話が出たので、一気に現実味を感じます。こりゃ楽しみですね。

 通常のガソリンモデルでは、ターボ無しの2.5Lエンジンと8速オートマを組み合わせるとのこと。日本のメーカーではマツダがCVTを早々に見切って普通のATを搭載していますが、大物のトヨタがそれをやり始めた。トヨタがCVTではない普通のAT搭載車を発売する。これはデカい。

 スバル、日産、ホンダ。この各社はCVTからきっぱり離れられずにいます。とはいえ、トヨタもやっと最初の一歩を踏み出したばかりですが、さて各社どうするんでしょうか。

 クルマはトランスミッションだけじゃないですね。ボディもエンジンも大事です。ボディ剛性がないと、設計した足回りが思った通りに動いてくれず、オーナーに安っぽいと思わせてしまう。ボディがグニャついてるのか足が動いているのか、ワケがわからなくなるアレですね。ボディができれば残るは足回りの味付け。新型インプレッサはここがまさに残念でした。森慶太さんが仰った「乗り心地は以前、日本車タイプ」という、まさにこれです。

 今後のトヨタに関しては、これだけコストをかけてきたのですから恐らく悪くないんでしょう。ただ安価なだけのトヨタからいよいよ大変身するのか。結果が楽しみです。

 そうそう。新型C-HR。これはハイブリッドとガソリンターボの2本立てです。ハイブリッドは現行プリウスと似たもので、ガソリンはCVTとの組み合わせ。そう考えると、噂のMTが導入されるのを待つか、MTが出なければしばらく様子見が良いかもしれません。

フィエスタのその後と昨年試乗したクルマたち

2017-01-01 22:01:26 | クルマ
今年の口取り(by草太郎本舗


 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 昨年末は、半年以上会えてなかった友人と会ったり、嫁実家に行って夕食(和牛のすきやき(*^_^*))をごちそうになったり、のんびりとしてました。明日以降もあまり予定を入れず、読書したり自分の実家に行ったりする程度で終える予定です。

 まず、我が家のフォードフィエスタについてです。一昨年に発症したDCTの不具合についてですが、制御するコンピュータの内容のアップデートとDCTユニット全交換後は、全く不具合が起きておりません。札幌に異動になってから2000km/月だったのが、10分の1の走行ペース、つまり200km/月となってはいますが、まずまず問題なしと考えて良いのではと思ってます。

 次に昨年試乗したクルマについてです。昨年初めのフォード撤退決定後、フォードの替わりってあるんだろうか?という心配というか疑問を元に、いつもの年よりかなり多めの車種に乗りました。覚えているだけでおよそ20台くらいです。内訳は下記リストのとおりです。
 結論、フォードに変わるものは、似ているのはあったものの同じものは無いという結論に達しました。その中には、一般の方や評論家連中が口をそろえて良いと言っているのに、自分は全然そう思えなかったものや逆にイマイチと言われてるのに「え?結構よいのでは?」ってのもありました。
 ということで、下記リストの中から特に良いなと思ったものだけピックアップしていきます。(1)から(3)までがそれです。他にもまずまずなクルマもあったのですが、文章を打つ気力がないので(汗)今回は省略いたします。

86(後期MT)
メルセデスベンツC180
レクサスRC350
ルノートゥインゴ  (1)
プジョー508GT   (2)
プジョー208GTiプジョースポール
プジョー308GTi 250ps版
シトロエンDS3マイナー後
BMW X1 x-drive 18iと18d
日産ノート e-power  (3)
スズキバレーノ
スズキイグニス
ホンダアコード(マイナー後)
スバルインプレッサ
マツダCX-3(ディーゼルFF 6AT)
デミオ(ガソリンヨンク 6AT)カーシェア
ザビートル(マイナー後)
アバルト124(6MT)
日産エクストレイル(ガソリンとハイブリッド)
日産スカイライン(ハイブリッド4WD)
VWザビートル(2017モデル)

(1)ルノートゥインゴ
 フォルクスワーゲンup!を買うのならトゥインゴを推薦します。車内に聞こえてくる音を聞いていると、Aセグメントのクルマであることが実感できてしまう。つまり、同じルノーならメガーヌとは階級が違うことがわかります。しかし、階級が違うクルマを競合車種にすることはあり得ないので、このクラスを検討している方ならおすすめできます。リヤエンジンにありがちないつスピンするんだろう?という不安はなく、かといって異様にマージンを取り過ぎて全く曲がらない風にもなっていない。気になったなのはベダル配置と左足の置き場に困るかな、といったくらいでしょう。エンジンの変速機(DCT)はまさに日本人好みで、切れ間なく変速・加速していきます。エンジンはトルクがあって回さなくても使いやすい、室内空間はこの小さなクルマとしてはまずまず広い。この小さなサイズのクルマを探しているなら、是非一度長時間の試乗をお願いしてみてはいかがでしょうか。

(2)プジョー508GT
 言わずと知れた、プジョーのディーゼルエンジン搭載車。公道のそこそこ荒れた路面を走ると、「ちょっとボディが旧式かな」と思わせてしまうボディの立て付けや内装のくみ上げ精度?はあります。また、エンジン音が特に冷間時に音が大きいと感じますが、やはりこのフロントサス、つまり同じ508のガソリンモデルが採用しているマクファーソンストラットではなくダブルウイッシュボーンがこのクルマの最大の美点です。「ストラットはイマイチでダブルウイッシュボーンは良い」と機械的に断罪してしまってはいけないのですが、少なくとも今回の508のディーゼルについては良かったです。
 その美点はハンドルから伝わってくる感触と、走行中に足が動いた時、つまりデコボコ路面、大きくうねった路面、曲がっている時、に運転手が感じることがつねに良いんです。デコボコ路面ではイヤな横蹴り(小さく左右に速い速度で頭が揺さぶられる)がほぼないこと。直進および曲がる時に感じるストレスが最小限なことです。直進する時であっても、路面が鏡のようになってない限り必ずわずかに左右に修正舵をあてていますし、曲がっている時も修正をしています。しかしハンドルが固着気味だったり敏感すぎたり鈍感すぎたりすると、まっすぐ走りたいのになんとなく蛇行したり、一定の曲率のカーブを曲がりたいのにどうしても僅かな蛇行を伴いながら曲がったりします。
 508GTはそんなことはなく、手から伝わってくる感触が非常にクリアです。以前の407を思い出すくらい、非常に優秀なサスペンションだと思いました。もちろんこれだけ前輪にかかる荷重が重いので、曲率がキツイカーブをぶっ飛ばす運転をすると厳しいです。
 「うるさい」と言われているエンジンは、ある程度暖まってくると気にならなくなりました。しかし、このエンジンが本当にパワフルと感じる速度は、日本国内で動かすには相当高い領域になるみたいです。120km/h少々くらいですね。自分が試乗した場所が市街地でしたが、あまり活発という印象が無かったのでセールス氏に実際に508GTを購入した方の感想を聞いたのと総合するとそういうことではないかと。
 現行208と308のように、超小径ハンドルの上からメーターを見させるアレがない唯一の車種だというのもイチオシな点です。208等で感じるほとんど違和感はあの小径ハンドルが原因だと思ってますので、それだけでもオススメできます。

(3)日産ノートe-POWER
 先日の記事を参照して下さい。

 かなり端折ったつもりなんですけど、やはりそれなりに疲れますね。試乗記はそれなりにエネルギー使うんで今回はこれにて終了といたします。

 そうそう。今後も色々と運転してみたいクルマがあります。トヨタC-HR、プリウスPHV、ホンダシビックセダン(逆輸入?)、スズキスイフト、マツダCX-5、スズキソリオ(フルハイブリッド)、などなど。どれも宣伝などをみると期待できそうなので楽しみです。