No Rain, No Rainbow.

人生は旅であり、旅もまた人生である。
旅、写真、道具、そして食、人。日常で出会う全てのものごとに感謝して。

地下に楽園あり

2014年01月19日 | グルメ

京都喫茶店文化の頂点にあると思われるお店が六曜社。地下店のドーナツを食べたい!と思いはあれど、
なかなか他の予定の関係で伺うことができませんでしたが、ついに先日、初体験をしてきました。

 

ドーナツはかなり重めのしっかりとしたタイプのもの。これ1つで満足できるくらいのボリュームでした。
ブレンドの具合も良く、店内の雰囲気の良さと相まって、良い時間でした。地上店ではモーニングなどを普通にいただける喫茶店で、こちらはまた良かったのですが、やはり地下店には地下ならではの独特の時間が流れていました。地下に楽園あり、ですね。

お客様は私も含め、観光客が多いかな?
アジア系の女性客が「帰国しても飲みたいので、豆をオーダーしたい。」とお話されていましたが、店主の方は「味が変わるので店内でしか飲めないんですよ」とお返しになっていました。こだわり、ありますね。

六曜社 地下店 コーヒー専門店 / 京都市役所前駅三条駅三条京阪駅

昼総合点★★★☆☆ 3.7






「高級寿司食べ放題」のワクワク感

2014年01月18日 | グルメ

部署の新年会を新宿アイランドタワーにある「雛鮨」で行いました。この日は男性だけ、30代は一人であとは40歳以上というおっちゃんばかり11名。
でも、何故かみな子どものようにワクワクしていました。そう、この日は「寿司の食べ放題」だからです(笑)。

ある部長は「昼飯抜いたよ。たべるよー」とやる気満々です。なぜ、こんなにワクワクするんでしょう。

みな、ある程度社会人人生を経ていまにいたる人たちばかり。お財布も厚く、寿司なんて普通につまめる大人ばかりです。
そんなおっちゃんたちがワクワクする理由、それは「寿司は食べ放題で食べる食事ではないから」なのではないでしょうか。

子ども連れで食べ放題の焼き肉店などに行くと、寿司コーナーが併設されていたりします。機械でにぎった寿司めしに寿司ネタが置いてあるあの逸品。
つまむには良いかもしれませんが、寿司を堪能するものではありませんよね(焼き肉がメインなんだから、当たり前ではありますが)。
また、回転寿司でも食べたいだけ食べられますが、あれは「個食」の色合いが強く、宴会などで回転寿司などはありません。

このお店は、板前さんが直接握ってくれて、それを「ゲタ」で運んでくれる、それを皆で一緒につまめる、しかも食べ放題、というのが、おっちゃんたちを引きつけるポイントなのではないかな?と思いました。

  

実際、よくもまぁこんなに食べたな、と思いますが、一人換算ですと20貫程度。回転寿司のほうがコスパは良いかもしれません。
でもね、このワクワク感を感じることができただけも、このお店に来て良かったな、と思うわけですよ。
大人数で、年配も含めてワクワクしたい時、ここを使うのは良いかもしれませんね。

翌日、「どうだった?」と社内のいろいろな人から聞かれました(笑)みんなもワクワクしたいんだね。
ご馳走様でした。



雛鮨 新宿アイランドタワー寿司 / 西新宿駅都庁前駅新宿西口駅

夜総合点★★★☆☆ 3.7




 

 


2014年1月上半期に読んだ本

2014年01月13日 | 書籍

今年はできるだけ多くの本(書籍、雑誌もあわせて)を読もうと思い、いろいろ平行読みしています。
1月上半期に読めた8冊の本をご紹介。

 

1)フィット・フォー・ライフ



★★★★ (★5つが最高点)

ハーヴィー・ダイヤモンド マリリン・ダイヤモンド 著
松田麻美子 約・補遺

今年からダイエットを(何度目だ?)と決意を新たにした私に会社の先輩社員が貸してくださいました。
2006年3月の初版本。 なんでも『出版史上に輝く「健康栄養学」のバイブル。欧米の「食」を変えた空前の超ベストセラー!』とのうたい文句が帯に。
その帯は元総理大臣の三木武夫夫人の三木睦子さんが「この本に接し、あらためて健康のありがたみを実感しているところです。」と文章を寄せていらっしゃいました。
三木睦子さんは扉でも「日本語版刊行に寄せて」との巻頭コラムも書いていらっしゃいます。

その中で、大蔵省から経済企画庁へ出向していた三木氏の3カ月30数カ国の外遊時に「どこにいっても果物をたくさん買い込んで、ホテルの三木の部屋に置いておいてください」と通訳兼秘書の方へお願いしたくだりが印象的でした。「後年三木が内閣総理大臣としてみなさんのお役に立つことができたのも、健康で政治家として思いきり活動できたのも、果物をいつもよく食べていたことが良かったのだと思います」という夫人の言葉がこの本の全てを語ってくれています。

目下、この本にある内容を実践中。半月で3㎏ほどの減量に成功しています。日本人の食生活に照らした方法の指南もあり、参考になります。良書。


2)腹いっぱい食べて 楽々痩せる「満腹ダイエット」
  ~肉を食べても酒を飲んでも運動しなくても確実に痩せる!~


★★★  (★5つが最高点)

江部康二 

帯には「糖質」を控えるだけで 1週間で2~3㎏ストンと落ちる!(しかも健康的!)とあります。
上のフィット・フォー・ライフでは肉類は摂らない、という基本スタンスなのですが、「満腹ダイエット」では肉も魚も食べられる手法を紹介しています。
また、両方の本でNGとされている食品は「牛乳」。これは面白かった。
この本では、どのお酒なら糖質に影響が無いかも紹介してくれているので、年始の新年会でお酒を飲むシーンが多い1月初めには重宝しています。
巻末にある「食品糖質量リスト」は便利です。新書サイズなので通勤カバンに入れておけるのも便利。

 

3)あなたは半年前に食べたものでできている


★★★☆ (★5つが最高点)

村山 彩

ダイエット関連の本が続きますが(笑)、この本を知ったきっかけは、こちらのブロガーさんのエントリーからでした。
本の内容はこちらのブロガーさんのエントリーに詳細がありますので割愛しますが、特にいいな、と思った内容は「フルーツ代は固定費と考える」「一汁三菜」「5色の食事を心がける」「食事の管理はお金の管理と一緒」といったチャプターでの内容です。
果物の大切さを紹介し、運動で磨き直した身体のセンサーを使った健康的な食事の仕方を紹介してくれているこの本は、「食べるだけ」ではなく少し広い視野でのダイエットとのつき合い方を紹介してくれています。星3.5個の良書かな、と。

 

4)今こそ「お金の教養」を身につけなさい
 ~稼ぎ、貯め、殖やす人の37のルール~



★★★ (★5つが最高点)

管下 清廣

毎年年初にはお金に関する本を読むようにしています。
今年は近所の中古屋本屋さんでみつけたこの本からスタート。

この本の心髄にあるのはプロローグにある孟子の言葉「恒産なくして恒心なし」につきると思います。
筆者曰く、「一定のお金や資産を持っていないと、気持ちが安定せず、結果としていい仕事ができない」という意味であると紹介されています。
このためにお金とのつき合い方を考えていきましょう、という本紙。
人生に大切な3つのもの、「お金」「健康」そして「パートナー」を得るための指南書として、一気に読むことができます。

 

5)60歳までに1億円つくる術 
 ~25歳ゼロ、30歳100万円、40歳600万円から始める~




★★  (★5つが最高点)

内藤 忍

タイトルがずっと気になっていた本。近所の図書館にありましたので借りて読みました。
うーん。これは。。。「投資」を中心とした蓄財の解説本である本書は「お金の方程式」を紹介しています、

将来のお金(目標)=((収入ー支出)+資産 )× 運用利回り

これからのお金とのつき合い方で変えられるのは「収入」「支出」「運用利回り」の三つ。
収入を増やす⇒ビジネススキル
支出を減らす⇒ライフスキル
運用利回りを上げる⇒インベストメントスキル それぞれをバランス良く改善していくことで、無理なくお金を手に入れるようになる、とのこと。

もうひとつは、お金を「フロー」と「ストック」で管理すること。

これらを大きな視点で見ていく本書。私は「投資」までのスキルが足りないので、現時点では早すぎた本だったかもしれません。もう少し次のステージに行けるときに読んでみたい本です。

 

6)50過ぎたら、ものは引き算、心は足し算



★★★☆ (★5つが満点)

沖 幸子

「ものとゆるやかにお別れする片付け」「体力と時間をかけないそうじ」「自然体で潔い『老い方』」など、断捨離を年相応にやる方法やヒントが入っている本でした。
イギリスとドイツで生活をしたことがある著者の体験から書かれている本書。良いモノを分相応に持ち、その道具たちの行き先も早めに考えておくという姿勢に好感が持てました。毎日の積み重ねが先々に影響してくる50代以降の生活を今から予想しておくのも良いかと。
お掃除はこまめにしないとね。特にキッチンまわり。

 

7)娘に贈る12の言葉
  ~人生と投資で成功するために~



★★★☆ (★5つが満点)

ジム・ロジャーズ
林 康史 監訳

以前、キングスレイ・ウォードの「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」を読んだことがありますが、本書もビジネスで成功した父から子どもへの手紙の形式をとったビジネス指南書でした。

1 他者に流されてはいけない
2 大好きなことに情熱のすべてを注ぎなさい
3 常識はそれほど常識ではない
4 世界を自分で見ておいで
5 哲学を、つまり「考える」ということを学びなさい
6 中国の時代 中国語を身につけてほしい
7 歴史を勉強しなさい
8 汝自らを知ること
9 変化をとらえ、そして受け入れなさい
10 未来を見つめなさい
11 大衆に逆らいなさい
12 幸運の女神は努力を続けた者に微笑む

これら12の「言葉」にはそれぞれの重みが時代感覚とあいまって、読んで納得の内容でした。
わたしは個人的に25ページのコラムにある「年頃になると…」のお話が秀逸で感銘を受けました。これ、娘さんを持つ全てのお父さんに伝えてあげたい言葉です。

 

8)インターネットのカタチ



★★★☆ (★5つが満点)

あきみち・空閑洋平 共著

「教科書臭さからの脱却」を目指した本書。業務上必要となり読みましたが、インターネットというものについて、詳細事例も含め非常に分かり易く紹介されています。
なるほど、インターネットとは不思議な技術の集合体ですね。
何度か読み直したい良書でした。


年間100冊って、本当に大変ですね。今年達成できるか、やってみます。


箱根ハイランドホテルのフレンチは想像以上の美味しさでした。

2014年01月03日 | グルメ


 

昨年末に箱根のハイランドホテルに宿泊し、メインダイニングの「ラ・フォーレ」を利用させてもらいました。
朝食付き一泊プランで予約していましたが、夜半からの雪で外に出られず、夜もラ・フォーレを利用させてもらったのですが、これが大当たり。予想以上の美味しさに舌鼓を打ってきました。

 

<夜のメニュー> LE Menu " La Foret"

食前酒は頼まず、自家製のジンジャーエールをオーダーしました。これがまた美味しかったです。
さっぱりスッキリとした飲み心地で、食欲が増します。

 


Soupe de poisson et friture de brandade de morue a l'enecre
魚介のスープとイカ墨で黒くしたブランダードのフリット

 温かいスープに心がほっとさせられます。アミューズとして最適だったかと。

 

Autour de berix:marine et gelee au poireau en terrine
金目鯛のマリネとその煮凝りで作ったポロ葱のテリーヌ

 上品なテリーヌと金目鯛の桃色が目に鮮やかなひと皿でした。煮凝り、すきです。

 

Nage de coquille de saint-jacques avec son etuve de chou chinois au Yusu
帆立貝のナージュと白菜のエテュヴェゆずの香り

 ゆずの香りがアクセント。最初のスープとは又違った風味のひと皿でした、お皿も素晴らしかったですね。



バケットは三種類。美味しくておかわりをしてしまいました(笑)

 

Poisson du jour
本日の魚料理
 
 美味しすぎて、写真撮り忘れ食べ終わる(笑)アコウダイだったかなぁ。。。

Filet mignon de veau grille sauce a son jue avec gouda hollandais rape
仔牛フィレ肉の薪火焼き、仔牛のジュとゴーダチーズのラペ

 本日のメイン。このレストランは薪火料理が売りらしく、仔牛は適度に脂分が抜けて旨みが凝縮していました。
 これは美味しかったなぁ。

 

Dauceur de la maison  Espresso
季節の薫るフルーツ エスプレッソ
 小さいポーションでしたが、満足のひと皿。最後まで美しい彩りでした。



<朝のメニュー> フレンチジャポネの朝食

Jus de fruits de la saison
旬の果物 オリジナルジュース

 オレンジ、ではなく、橙のジュースでした。金時山の伏流水も美味しい。


Salade de cresson et bacon de la maison, Rizotto
自家製味噌ベーコンとクレソンのサラダ 温泉卵のコンソメ風味 雑穀のヘルシーリゾット

 味噌ベーコン、美味しかった~ 雑穀のリゾットも身体に優しく、良い朝食でした。

フレンチなのに珍しく、梅干しや白味噌が(笑) 林檎のコンポートも口直しに良かったですよ。



レストランの雰囲気も良く、また、外の風景も素晴らしく、料理の美味しさ・楽しさを引き立ててくれています。
いろいろな場所でフレンチをいただく機会がありますが、ここは掛け値無しにオススメのレストランですね。
また是非来てみたいフレンチレストランでした。ご馳走様でした~




箱根ハイランドホテル ラ・フォーレフレンチ / 強羅駅彫刻の森駅

夜総合点★★★★ 4.0

昼総合点★★★★ 4.0