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PS2/PS1のBIOS吸い出しとエミュ

2024-01-08 22:14:00 | 日記

この正月休みにPS2とPS1のBIOS吸い出しをしました。

DVD-Rに焼いてブートすることでBIOSを吸い出せるツールがありますが、それは薄型PS2にしか対応しておらず、厚型PS2は無料のツールがなさそうで尻込みしていたのですが、この冬、PS2が故障してしまい、今後の対応を考える機会がありました。

PS2の故障というのは、ゲームを開始すると画面が表示されなくなる症状ですが、幸い起動画面は表示されるため(それでもフォントがおかしいのですが)、いろいろ調べたところ、通販サイトで1500円程度で販売されている『FMCB』というツールを使うことにより、メモリーカードからブートしてUSBメモリに簡単にBIOSを吸い出すことができることが分かり、PS2が完全に壊れる前に吸い出しておこうと決断しました。

まず、そのツールを使うとPS2のBIOSは非常に簡単に吸い出せることが分かりました。

これでPS2が完全に故障しても、そのPS2実機を所持している限り、吸い出したBIOSを使ってPS2エミュレータが使える状態になります。なお、PS2エミュレータとしては『PCSX2』の最新版(1.7系)を利用することで、バーチャファイター4や2、DOA2、鉄拳5や4などが普通に遊べる状態となります。なお、言うまでもなく、もちろん『自分の所持しているゲーム』を吸い出す必要があります。

さらに、『DuckStation』という『PS1』のエミュレータを使うと、『PS2のBIOSをそのまま使ってPS1のゲームも遊ぶことができるようになる』ことが分かりました。ただし、それが通用するのは『PC版』のDuckStationのみのようです。

一方、PS1のBIOSの吸い出しはPS2ほど簡単ではなく、吸い出し用のツールをCD-Rに焼いた上で、PS1のブート時に、タイミングを見はからって物理的にゲーム用ディスクとツール用ディスクを交互に入れ替えてPS1を起動させるという、大変トリッキーなことをやる必要があります。

当初、何度か試しましたがうまく行かず、諦めかけていたのですが、CD-Rへの書き込みが失敗していたようで、やり直したところ、今日、ようやく吸い出すことができました。(トリッキーな吸い出し手順を5回実行して、5つのパートに分割して書き出す必要があります。)

吸い出したBIOSはメモリーカードに保存されますが、このメモリーカードは『PS2』と上記のツールを利用することでUSBメモリに書き出すことができます。(『FMCB』を『PS1のメモリーカードのデータをPS2を使ってUSBメモリに書き出すツール』として利用する訳です。)

書き出した5つのファイルはそのままでは利用できず、『MemcardRex』というツールでファイル形式を『.mcr』形式に変換する必要があり、その変換したファイルをPS1の吸い出しツール(BIOS Dumper 2.6)に含まれる『BIOSmerge.exe』で連結することによりPS1 BIOSとして利用できるファイルに変換できます。

このようにPS2/PS1のBIOSを吸い出すことで、今後、PC上のエミュレータ(PCSX2やDuckStation)だけでなく、Android上のエミュレータや中華エミュ機でも利用することができるようになります。

さらに今回、PCSX2のコントローラ設定でいくつか気がついた点がありましたので以下の動画を作ってみました。

少し前からやりたかった事なのですが、今回、自分の動画史上、初めて、「ずんだもん」に登場してもらいました。ちょっと適当に作った動画ですが、ある程度、雰囲気は出せたのではないかと思います。お楽しみください。

"PCで" PS2版バーチャファイター4や2などを遊ぼう


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