昨年(2017年)末、「わくわく子どもハムクラブ」(コールサインJQ1ZZB)を結成しました。
子どもが主役のハムクラブです。「ハム」というのは、電波という不思議な力で通じ合える「アマチュア無線」という趣味の無線通信を、工夫を凝らして楽しむ人たちのことです。子どもの明確な定義はありませんが、アマチュア無線の未来を切り開く子供たちと親の集まりという趣旨です。
クラブの目的は、簡単に言うと、未来のエジソンやアインシュタインになりうる子供たちの成長にいい影響を与えられるよう、子どもと大人と一緒にアマチュア無線を楽しんで、その文化を親から子供たちへ受け継いで行きましょう、ということです。
こういった目的を達成するため、次のような活動をしていく予定です。
(1) アマチュア局の設置と運用
例) 移動運用(5月、8月、11月頃)
(2) アマチュア無線についての調査研究
例) 無線科学勉強会、アンテナ工作・電子工作会
(3) その他、クラブ局の目的達成に必要な活動
例) CW練習会、バーベキュー親睦会、など。
特にアマチュア無線のアイデンティティとも言える CW (モールス信号、「ツートトト」)については、その歴史の担い手としての使命感を持って、子供たちを盛り上げて行きたいです。
また、当面、免許を持った正会員は大人3名だけで、子ども会員(今のところ、まだ予定1名)を迎えるまでの準備期間として、大人がアマチュア無線を楽しむ姿を見せつつ、バーベキューとか、凧揚げとか、電子工作とか、子供も楽しめるような、わくわくするイベントと一緒に、興味を持ってもらうのがいいかなと思っています。
一点注意ですが、アマチュア無線には無線従事者免許(アマチュア無線技士の国家資格)が必要で、それが無いと会員になっても電波を出すことはできません。その免許があれば、自分のコールサインがなくても、クラブ局のコールサインで電波を出すことができます。
あまり小さい子に無理して免許を取らせようとするのは考え物ですが、アマチュア無線の国家試験に年齢制限はありませんので、本人に取りたい意思があれば、免許取得の手伝いもしてあげたいと考えています。(なお、免許不要の特定小電力トランシーバーもありますので、本格的な無線ごっこにも対応可能です。)
地域的には千葉県北西部・茨城県南部が中心で、移動運用地としては、筑波山と利根川の土手を考えています。(新しい参加者の方々がいれば、変わっていく可能性はあります。)
定款が変わらない限り会費は無料で、基本的に会員および保護者からの寄付(工作やバーベキューは実費精算)でクラブの運営費用を賄います。できるだけ緩いルールで、お互い無理のないような運営をして行きたいと思います。
興味のある方はメールをください。nrt(アットマーク)ff.iij4u.or.jp 代表 JG1WYW 成田まで。返信でクラブの定款をお送りします。賛同される方は入会して頂き、会員として一緒にクラブの形を作っていきましょう。
⚫メンバーにいてくれると頼もしい方々
・バーベキューやキャンプのノウハウが豊富な方
・CWが得意で子どもに教えられる方
・コンテストが得意で色々教えてくださる方
・アンテナ設営など移動運用のノウハウが豊富な方
・無線科学(電磁気学やアンテナ理論)に造詣が深い方
・アマチュア無線に関するアプリ開発のノウハウの豊富な方
・電子工作が得意な方
・イラストやロゴ、QSLカードなどのデザインが得意な方
などなど。
よろしくお願い致します。