あ可よろし

「あきらかによきこと」は自分で見つける・おもしろがる
好奇心全開日記(不定期)

11年

2022-03-10 | 日記
昨年、岩手県の小さな町出身の女性と知り合いました。
彼女のあの日は、高校の卒業式だったそうです。午前中で式典は終わって、友だちとカラオケに行こうと自転車に乗ってお店に向かっている途中で揺れが来ました。
「舗装されている道路が海みたいに波打って見えた」
18歳の女の子が舗装道路の海に放り出され、どれだけ怖い思いをしたでしょう。仲のよい友人たちとのささやかな卒業パーティをすることはできなくなり、卒業式の日の思い出が「震災」だけになってしまいました。
でも彼女は言います。
「大きなケガもしなかったし、何より生きていられますから」

今、新型コロナのこともあるし世界情勢が危うくてこの先どうなるのかさらに不安になることしかない状況ではあります。世界規模での問題の前に、11年前に起きた3.11のことが重要視されていないような気がしてならないのは私だけでしょうか。
あの日、高校の卒業式だった彼女の実体験を聞くことができたのはありがたかったです。ここではまだ、この日のことを忘れないために記し続けようと思います。
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