☆ My American life with IDDM ☆

IDDMの大変さとNIDDMとの違い、アメリカでの生活を含めながら日々思うことをお伝えしています。

アメリカの医療、保険問題★SICKO

2009-06-05 03:45:52 | アメリカに住むということ
こちらのブログで何度も文句を言ってますように…
IDDNでアメリカに住むってーのは大変なコトです。



なぜなら、『 糖尿病 』の人は
健康保険に入れないからです。




私の場合、旅行者保険を更新し続け、来月ようやく
健康保険に入ることができます。

よーやくです。


アメリカの保険についてはかなり問題視されてはいますが、

それを改善しようという動きはほとんどないですねー。
オバマ氏がなんとかしてくれるのでは?
難しいでしょうね~。
だってアメリカっていう「国」と保険会社、そして医者が
手を結んでいるのですからね。






みなさんご存知、マイケル・ムーア監督の「SICKO」を見ました。





私の入ることのできる健康保険を探すまで、とても時間がかかりました。


先日ようやく入ることはできましたが、その前にこの

「SICKO」を見ておくべきでした。

こんなに大変だということを先に知っていれば、入れるの?と不安に思ったり、

イライラしたりすることもなかっただろうなと思ってねー。



その映画の中にやはりあった、

「 糖尿病の人は保険には入れない 」という話。

私達夫婦はそのことを知らずに一度、インスリンや薬の
アメリカでの名前なんかもしっかり調べ、IDDMがあることを
細か~く記入して保険会社にアプライしました。

当然拒否。




一度でも、IDDMがあること、既往症があることを保険会社に

知らせてしまうと、保険会社同士が手を結んでいるため、
他の保険会社に病気を隠して申請し直しても拒否されると
エージェンシーから言われました。

なぜ病気を持っている人は保険に入れないのか。


保険会社はリスクのある病気持ちの人を
入れたくないのです。



だって、病院へ行ったら保険会社がその人の分を払わなくちゃ
いけないってことでしょ?
保険会社は払いたくないんです。お金儲けのためにね。

病気のある人が病院へ通えない。

それがアメリカなのです。





これが問題とされているのですが、驚いたことに…




例えば保険に入ったとしても、保険会社と病院、医師が手を結んで

いるため、病院で診察後、支払いのときに保険が使えないとか、
手術が受けられないということもあるとか。

アメリカでは、病人に薬を与えず、手術を拒否させることで、

医師は多額の報酬を得るシステムだそうです。



また、病院では治療代を支払うことのできないホームレスは

タクシーに乗せられ町中で降ろされる実際のビデオがありました。

あ…私、その病院の保険に入ることになっているんですけど…



しかし、そこの病院のドクターのお父さんと知り合いなのですが、

「いい病院だよ~!」と。
また、他のアメリカ人も「その病院ならいいよ~!」と。
また、他のアメリカ人も「そこはすごくいいわよ~!」と。

う~ん、SICKOだけが悪い風に言っているようでして…。







映画の中ではそれはあなたが理解していなかったから

そうなったのよなんて内容のものもあり、また、ちょっと
わざとらしいところや、それはウソっぽいなという点も多く
あったりして、全てを真に受けてはいけないなという内容でしたが、
それでもアメリカの健康保険のヒドさがとてもよく分かるのは
さすがマイケル・ムーアだなと思いました。




このSICKOを見て思ったことは…


保険会社のエージェンシーの方、途中でとてもいい方に変わりました。

前の方が悪い人だったということではありませんが、
担当になられた方は、細かく教えてくださいました。
しかし、IDDMがあっても入ることのできる保険があるということを
教えてもらえるまでかなり時間がかかりました。
また、その保険はよくない、とか、入らない方がいいとか、
何度も聞いていました。しかし、私にはそれに入るしか方法はないので
入ることを伝えました。
それが3月上旬。
そして3月中に保険に加入できたことが分かり、4月上旬、
保険会社のエージェントから手紙が届いた。

担当の方が退職された と。


つい最近までなんでも聞いてくださいねとおっしゃっていた方の退職、

そして異動。
同じ系列だけど、別の会社に異動になったとの連絡でした。




ねーねー、なかなか教えてくれなかったのは、やっぱり何かあるみたいよ。

私に教えちゃったから圧力が??

考え過ぎ?




いや、SICKOを見たら、そう考えるのもおかしいことではないと思う。

アメリカ、すごい国ですよ…。

誤解のないように…

2009-04-29 09:27:09 | アメリカに住むということ
健康保険が使えるようになるまで2ヶ月となりました。



ここでご心配される方がいらっしゃいましたら疑惑だって持たれちゃうかもしれないのでお知らせしておこうかと思いまして




IDDMを持った私はアメリカで健康保険に入れず、旅行者保険を更新中。そして最近ようやく病気を持っていても健康保険に入れるという道を教えてもらいトライ。3月に受理され、7月から病院へ通えることとなりました。






その内容のブログを載せてからしばらく、常々心配しておりました。






もしかして、けがや病気になったら保険がきかないってことだから、100%の支払いになるってことよね!?

数日入院しただけで、何百万も、何千万もかかるなんてことになるんじゃないの!?






えー、今後、IDDMを持って海外へ移住、生活される方にとってはこれは知っていた方がよい情報です。






私は結婚前にアメリカの健康保険について調べましたが、『 糖尿病 』という病名のつく人は加入できないことが分かり、仕方なく最低限保証される旅行者保険で生活するしかありませんでした。


今現在もソレです。


そのため、外国に住む際に役所へ届ける「出国届け」みたいなものを提出せずに、国民健康保険、国民年金に加入したままアメリカで生活しています。「出国届け」というようなものを提出すれば、日本で税金を支払うというようなことは免除されます。私の場合は日本に住んでいないのに、日本の税金は取られっぱなしということですが、アメリカで病院へ1回でも行き保険を使わずに支払うことになればきっと何十万円にもなるでしょうし、アメリカの病院へ通えないなら日本の病院へ通い続けるしか生きて行く方法はありませんよね?そうですよね?そうですよね?そうじゃないですか?


しつこくてすみません…



旅行者保険というのはご存知の通り、
海外にいる間に既往症で入院など、病院でお世話になった場合は全く使えません。


まず、旅行者保険というのは病気のある人は入れないはずですから入れないはずなのです。ありゃ、ちょっとややこしいけど…

ですが、その保険というのは品物を壊した場合や、持病と関係のないけが、病気などには使えるので、入れるものなら入っていた方がいいのです。
病気は隠した方がいいとか…

で…飛行機事故とかで沢山の犠牲者が出るようなことになった場合…旅行者保険に入っていても保険はおりませんので。ですから病気があっても加入できる保険があれば、そちらをお選びになるといいですよ。




例えば海外で低血糖で倒れ、救急車を呼び、病院でブドウ糖などの処置をしてもらった場合、きっと何十万円もの費用がかかることと思います。





しかし、日本の国民健康保険(国民年金とセットです)に加入さえしていれば、その費用は返ってくるとのことです。あ、もちろん保険ですから全部ではありませんよ。

でもね、病気によって適用されるかどうかは提出してみないと分からないと市役所で言われましたが、低血糖の場合は多分大丈夫なのでは?とのことでした。(既往症は無理と役所の方より聞きました。)


また、それは3年以内に申請すればよいとのことだったので、結構時間もあるのです。







旅行者保険で生活している私は、けがや風邪、今流行の豚インフルエンザにかかればその旅行者保険で病院へ行けますが、もし既往症で病院にかかったとしても、たいていその国民年金でなんとかできる額になるとのことです。



ま、国民年金でも許可されないものであれば、破産宣告という道を辿ることにはなりますが、それはかなり道が狭いものと思われます。あ、あくまでも予測ですけどね。



低血糖で倒れたとしても、破産まではいかないと思うのでまだ軽く考えています。






だって、測りゃいいんですから。








間違っているところがありましたら教えてくださいね。

早急に訂正させていただきます。


無自覚性低血糖なりの自覚

2009-04-18 10:45:13 | IDDMとは??
IDDMを発症して37年。

ずーっとインスリン治療をしてきました


インスリンを打てば低血糖になる可能性が出てきます。

低血糖時には

冷や汗
手足の震え
眠気
倦怠感

などの症状が出てきます。



しかし、私には既にその低血糖時の症状は自分で分からなくなっています。『無自覚性低血糖』です。それは病歴が長い人や、A1cの数値が低い人が早くなると言われているようです。



そんな中、無自覚性低血糖の私が見つけた、私なりの低血糖症状は、以前もブログに載せた



『 足の指 』

低血糖になり、ちょっとおかしくなる頃、倒れる直前あたりでしょうか、足の指を動かしていることに気がつきました。

足の親指と人差し指をすり合わせ、中指にも当てようとします。その繰り返し。ずーっとしています。


これは父からの遺伝もあります…(ー_ー)


父は低血糖にはなりませんが(^^;)足の指をいつも動かしているのです。


低血糖で遺伝が分かりました…。





しかし、この足の動きにはとても感謝しています








そして、もう一つ。





『 見え方



です。




太陽って眩しいですよね。

眩しい太陽を見たあと、視線を太陽からそらすと、目の前がなんか「変」になりませんか?
見えるんだけど、モヤモヤしたような、ギラギラしたような、紺色のような灰色のような…言葉では言い表せませんが、低血糖のときは、太陽を見たあとのような
見え方になるのです。よく見えません。
よくコンピューターの前に座って遊んでいますが、文字もよく見えなくなり読めなくなります。



低血糖です。




あ、でも低血糖だなと分かるそのときは、既に危ない状態ですね。多分血糖値20くらいです。



でもそのおかげで私は低血糖で倒れることを防いでいることは確かです。

私は無自覚ですが低血糖が分かります。そう言うと友達は「それは無自覚じゃないよ~!まだ分かるんだよ~!」と言いますが違いますって。
手足は震えません。
冷や汗も出ません。
血糖値20や30でも意識はしっかりしています。




自分なりの低血糖の見つけ方なんです。




無自覚だからもう分からない



そうおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、私が分かるので無自覚性低血糖の方、自分なりの分かり方は必ずあると思いますよ







誰になんと言われようと…

2009-04-05 12:39:12 | やめられませんっ!!

DMとは、『 糖尿病 』のことです。

このDMには2種類あります。




一つは

NIDDM  → Noninsulin Dependent Diabetes Mellitus



もう一つは

IDDM    →  Insulin Dependet Diabetes Mellitus



NIDDM
とは、一般的に言われる生活習慣病の糖尿病。
膵臓からインスリンが出にくくなっている状態なので、食事や運動でコントロールすることが大切です。


IDDM
とは膵臓から出るはずのインスリンが短期間で出なくなり、そのインスリンを補う為にインスリン注射が必要不可欠となります。病気ではありますが、スポーツにも食べ物にも制限はありません。スポーツをするときはインスリンの量を少なくし、食べるときはインスリンの量を増やせばいいのです。




私はそのうちの
IDDMです。




IDDM
の人はたいてい1日4回のインスリン注射をしなければなりません。またはポンプ、針をお腹に刺しっぱなしにして何か食べるごとにプチュ、プチュ、とインスリンを入れていきます。
カロリーのあるものを接種すると必ず血糖値が上がります。それを防ぐ為にインスリン注射を打つ。

1日4回打ちというその4回とは、

朝食前

昼食前
夕食前
就寝前

が基本となります。

就寝前には食事をしないはずなのになぜインスリンが必要か?


それは、食べなくても私達は血糖が上がってしまうので、寝ている間にも上がらないように打つ必要があるのです。


インスリンの量は血糖値とこれから食べる食品によって各自決めます。


Drにインスリン量をおまかせしてらっしゃる方もいらっしゃるようですが、私は自分で予測して量を決めることが一番体にいいと思っています。






さて、私はそんなIDDMですが、インスリンの打ち方は1日4回ではありません。

大きな声では言ってはいけないことだと思うので小さく薄く書きますが、1日2回打ちです。



それを聞いて「あ、じゃぁ、NIDDMか、あるいはNIDDMに近いのね」とおっしゃる方があるかもしれませんが、いいえ、私は発症当時からNIDDMとは全く関係のないIDDMです。


発症は1歳でした。食べ過ぎでNIDDMの子どもが多くなってきているとは騒がれている現代ですが、1歳では、どれだけ食べたとしてもNIDDMになるには時間が少なすぎるそうです。絶対にならないそうです。しかも1歳の頃の私は全く太ることなく痩せています。


なのでNIDDM、つまり、
生活習慣病の糖尿病とは関係なくIDDMになったということです。



子どもの頃から注射が大嫌いでしたので、病院で「子どもの頃はもしかしたらインスリンが一時的に出ることがあるんだよ」とDrから言われたときは、まだかまだかと何年も待ち続け、偶然同じ日に受診していたIDDMの男の子が前回の検査の結果、インスリンが出ているようだと報告を受けている姿を見て「次は私かも!」と胸を躍らせてDrからの言葉を待ったものでした。

あれから数十年。日本の私のDrからその男の子へ伝わった内容の言葉は未だに届きませんことよ…


ということで、子どもの頃から何度となくインスリンが出ていないかの検査をしてきましたが、


「ほとんどないよー。」


「だろーねー。」


日本の私のDrとの会話です…。





2回打ち、というのは本当にコントロールが難しい。おススメしません。そりゃ絶対に4回打ちの方がいいに決まってます。2回打ちは上がるのをやんわりとしか押さえられませんからね。効く力が弱い と受け止めています。


でも1日4回、高いことがあればそれ以上打つなんて、んなオソロシイこと私にはできません…。ましてやポンプで針を刺しっぱなしなんて、気絶しそう…イヤ、絶対に気絶する…
←あ?コレ、横になってるのか?



なので、2回打ちでも6%、7%をキープして、Drからは怒られないように気をつけています。

2回打ちでもやっていけるということを証明しなければならないのであります!


ま、力入れて言うほどのことでもないけどもさー。


2回打ちはやめられないってーことですわ。






保険に入れました!でもね…

2009-03-13 04:31:44 | アメリカに住むということ

私にはIDDMがあるので、今までアメリカの健康保険に入れませんでした。


IDDMがあるために旦那の健康保険に入れないと保険会社から言われ、また3ヶ月更新の旅行者保険で生活か… と思っていたところへ、保険会社から「拒否された理由を伝えて、州政府を通しての健康保険に入れるかもしれない」ということを聞き申請していました。



3月締め切りの分に間に合ったものの、ここ数週間まだかまだかと待って待って…



今朝の郵便で加入できたとレターが届きましたっ!!!



1ヶ月の健康保険料は$316。


これはかなり安い方です。$580出せばもっといい保険がありましたが高すぎ…

私の保険は病院が決まっていて、ドクターも一人自分で決めなくてはならない。他の病気を診てもらいたいときはそのドクターにその病気関係のドクターを紹介してもらわないと診てもらえません。2週間くらい待つとか言われましたがそれは早い方のようです…。
$580の保険だとどこの病院でもいいそうです。好きな病院を選べます。
アメリカの保険は保険の効く病気が限られていて、病気を足すごとに料金が上がります。
しかし、$316で全ての病気を診てもらえるのです。

$316で全部診てもらえるの!?


と最初は
でした。




レターが届いて「保険に入れるって!」と旦那から聞き、

「それじゃ、もう倒れてもいいね!!」
なんて言ってた私達でしたが




ただね…



病気があって保険に入らなくてはならないというのに、州政府を通してのこの保険、7月1日まで保険に入ることができません。



7月2日からは病院へ行って保険を使って支払うことができるのです。







アホかっ!!







とちょっと思いましたがそう決まっているなら仕方がないじゃないか。

それこそ保険のエージェントから聞いていた話だったので初めて知ったわけではありませんが、3ヶ月以上待たなければならないという理由はどこにも書いてありません。




あと3ヶ月半ほど、倒れてはいけないよーです…


アメリカの健康保険に入れない 

2009-02-25 08:03:43 | アメリカに住むということ

IDDMの人がアメリカの保険に入ることは大変難しいと言われています。


それは、
生命保険のことだと思っていました。


しかし、
健康保険も同じく、加入ができないのです。


アメリカでは病気があるのに病院へ行かせてもらえない。



いや、行ってもいいんですよ。


でも保険が利かない。


おかしな話です。


救急車で運ばれるとき、保険を持っているかどうか聞かれると言います。持っていないと答えれば救急車はそのまま誰も乗せずに行ってしまう。呼ばれたところへ来てみて、見るからに保険に入っていなさそうな人であれば、倒れているとしても救急車は誰も乗せずに行ってしまうとか。



病院でも同じ。まずは健康保健に入っているかどうかを聞かれ、保健の無い人は血が流れていてもすぐには診てもらえない。

保健が無ければ、腕がはずれて痛いのに数時間待ちだと。


これは実話で、日本人の方がメキシカンを病院へ連れていったときにそうだったと実際に聞いた話です。



そんなアメリカに住んでいます。







先日、主人の健康保険に加入するため申し込みをしましたが、保険会社から拒否をされました。







病気を持っている人、リスクがある人は拒否をするのです。アメリカは。



保険に入れない状態で過ごすとはどんなに恐ろしいことか。



しかし保険会社のエージェントに何度も何度も聞き、ようやく


「もしかしたらアメリカで診てもらえる
病院で診てもらえるかもしれない」

方法を聞き出しました。ようやく光が見えてきました!





それはアメリカの州政府を通して健康保険に加入する方法です。





先日、IDDMがあることを記入して主人の健康保険に入ろうと手続きをしました。



しかし拒否をされました。



その保険会社からなぜ入ることが出来ないのかという理由を書かれた書類が自宅へ送られてくるはずなのですが、2週間ほど経つというのにその書類が届きません。



その書類と一緒に、政府を通しての保険の申し込みをしなければならないので書類待ちなのです。








なんか…



アメリカは『保険会社が負担しなくてはならない』というリスクを常に考え、病気のある人は保険に入れないようにするので、州政府を通してと言っても、もしかしたら入らせないようにするのかな、とも考えています。








州政府を通して入るという健康保険には締め切りがあります。



それが3月。



しかし、それは空きがないと入れないそうで順番待ちだそうです。



だから、もうギリギリだし早く申し込みたいのに、2週間前に拒否された理由が未だに届けられません。



もしここで低血糖で倒れたら、いや、他の病気でも同じこと。

盲腸になったら…なんて考えても恐ろしいことです。







州政府を通して健康保険に入る方法を、もっと早くに見つけられていればよかった…。


ちょっと遅かったな…。



でも、保険会社のエージェントもおかしい。

『既往症のある人は保健に入れません』という内容のメールだけもらい、ではどうすることができるのか、ということは最初のうちは教えてもらえませんでした。
よく聞いてよく聞いて、そしてようやくたどりついた、ようやく教えてもらえた

『州政府を通しての、保険会社に断られた人が入れる保険』


です。

ようやくここまで来ました。


しかしここまで来たのに、

またもしかして断られたら…
入れなかったら…
という不安がよぎります。




IDDMは旅行者保険で生活なんかできないっつーのっっっ!!


アメリカの健康保険

2009-02-12 07:40:06 | IDDMとは??
アメリカの健康保険に入れないと保険会社のエージェントから連絡が入りました。
理由は当事者にしか伝えられないとのことで、後日保険会社からレターが届くそうです。



IDDMなのに保険なしで過ごす。






健康保険がなければ高すぎて病院へは行けません。

健康保険がなければ高すぎる薬を得ることができないのですから

はい、病気を悪くしろと


いえ、死ねと


言われてるようなものですね。






これは Discriminationだ! と強く言いたいけれど、アメリカの保険会社はリスクがあるだろうと思われる人は簡単に切り落とすことができるのです。



病気の人は差別されない、差別してはいけない



思いっきり差別されていますけど。






次の方法はゼロではないので、探そうと思います。


恐ろしい国へ来たもんだ…。


かなり凹んでます…。



IDDMと結婚

2008-12-24 04:34:47 | アメリカに住むということ
私は正直、結婚できるとは思っていませんでした。



前につきあっていた人と話をしていたとき、
「俺の親がいつも言うのはサー、資産家の娘と病気のある子だけはつれてくるなって言われてんだよね~。多分ねぇウチの親、結婚するとなったらtomeの家のこととか興信所使って調べるよ。別にいいよね?」



ダメやろ~!!
その人にはIDDMは隠していたのです


いつか言わなくては…いつか…いつか…
そう思いながらもその後、うまい具合にギクシャクし始め、お会いすることもなくなったのですが、それがあってから、私は付き合う人には打ち明けることに決めました。



しかし、打ちあけてつきあい始めた彼からはこんなことを。

俺、tomeとは結婚しないよ。だって病気あるからな。

もう男性不信に、とゆーか、IDDMをものすごく恨みましたね。
なんでも隠さずはっきり言う人だったので何を考えているのかすぐに分かり楽な人ではあったのですが、はっきり言われてはね…。



それ以来、もう何もかもどーでもよくなってしまい、海外旅行だけが私の気持ちを晴らしてくれました。
IDDMがあったので留学ができず、希望を打ち砕かれての海外旅行でもありましたけどね。
しかしそれが、日本での職務経験があったのでアメリカに滞在できる機会を得ることができ、その間に今の旦那に出会いました。


IDDMを1から教えました


アメリカに滞在中はいろんなことが起こりました。大変なことばかり
強制送還されそうになったりその理由の当事者に今後の見直しを委ねましたが向こうの考えもあるのでしょう、あまり効果がなかったり帰国寸前で入院したり
その入院のせいで今後のアメリカ入国が難しくなりそうにもなり、日本で籍を入れたもののもしかしたらVISAが降りないかもと心配したり


詳しくは書けませんが…いろいろあったんです…。
ココへ来るまで、本当に大変でした


でもいつも私を支えてくれたのは、病気大嫌い、病院大嫌い、薬大嫌い、注射大っっっっっっ嫌いでIDDMの私を受け入れてくれた、旦那だったのです。
IDDMを持った人がアメリカで長く生活することはムリだと思っていました。しかし結婚してアメリカに住み、こうやって生活しているのです。本当に不思議です。IDDMを持ちながらアメリカに住むことはやはり大変なことも多々あります。しかし、アメリカで仕事をしている旦那はそんな病気のある私を受け止めてくれました。

あ、あんまり深く考えていないのかも…



旦那の両親からは結婚を反対されていた時期もありました。しかし病気と二人の気持ちを電話と手紙で何度も伝え、そして理解を得ることができ、しかも今ではメールのやりとりをしたり電話したり、とっても仲良しです

健康な人に病気の人を理解してもらうのは難しいことだと思っています。それは今までの経験上ね。しかし、理解してもらえるように説明することは絶対に必要なのです。






私が結婚するとはね…。
今でも信じられないんですヨねー。

IDDMの人、また違う「病気」を持っている人は結婚について考えることがよくあると思います。私みたいに悲観的になることもあるかもしれません。でも、病気を持っていながら結婚する人はたっくさんいるのです。そして受け入れてくれる人も世の中にはちゃんといるんです。

それを沢山の人に知らせたいですね。

















IDDMとカミングアウト

2008-12-22 07:39:30 | IDDMとは??
私はIDDMです。
IDDM暦は長いけれど注射には慣れず、「注射」「インスリン」と聞いただけでお腹が頭痛するくらいストレスを抱えながら生活しています。


この病気には子どもの頃から劣等感がありました。
私の子どもの頃は今以上に病気の理解を得ることが難しく、NIDDMと同じようにしか捉えてくれない人の多かったこと!
NIDDMとは全く違うと伝えるには長い説明が必要ですよね。今まで、そんな腰を据えて聞いてもらえるような場はほとんどないに等しいです。


田舎の人は病気の人を差別することが多いですし、影で「あの人、○○(病名)なんだってー!!」「え~!!そーなのぉー!!」そんな会話ばかりです。田舎の人でなくてもそうかもしれませんけどね。人間は、他人の病気が大好きですから…。
理解が乏しいそんな田舎に生まれ育った両親だったので、子どもの頃は病気は隠していました。幸い低血糖はほとんどなかったので仲のいい友だち数人にだけ話し、周りに知らせる必要はない、病気は隠すもの、と育ちました。


20歳を超えたころだったか、低血糖のときの冷や汗やふるえなどの自覚症状が出なくなりました。それまで私は低血糖のときは簡単に分かる質だったので「簡単な病気」と思っていたのですが、自覚がなくなり何度も意識を失いそうになり、

これはもしかして危ない?

と考えるようになりました。





そこで、周りの人に知らせておかなければ自分の身が危ないことを悟り、そして周りに言うようになったのです。

倒れても意識が少しあれば、あるいは少しでも体が、手が動けばジュースは飲めるかもしれません。しかし、私のIDDMという病気を誰も知らなければ手の施しようがなく、血糖値を上げられるような措置は取ってもらえないのです。知らない人は、意識がなくなる寸前だというのに休ませてあげれば、と言われたこともあります。病気のことを理解してくれていると思っていた友だちは、ハワイのレストランで意識がなくなりそうになり眠りそうになっていたとき、店員が私の異変に気づき友だちに、彼女は大丈夫なのかと聞いていました。友だちは少し休ませてあげてほしいと言っていたのを覚えています。そして彼女はIDDMという病気を持っていて…と説明したところ、その店員がフレッシュジュースを持ってきてあげる、と持ってきてくれたことがありました。親友よりも見ず知らずのアメリカ人の方がよく知っていたのです。

友だちにはその後、事細かに説明し、こんなときはこうしてねっ!!と伝えています。



自分の身を自分で守る。
その一つがカミングアウトだと思います。


私は自覚症状がありません。冷や汗もなく、手の震えもありません。でもなんとなく低血糖が分かります。
それは、どれだけ前にどのくらいのカロリーの物をどれだけ食べ、一番近い時間の血糖値がどれくらいで、今までどのくらいの時間が経ち、どれだけの運動量、疲れ、緊張感などがあったか、を考えるのです。


看護士をしているIDDMの友だちの主治医が
「自覚症状がなくても、低血糖になるということは普通の状態ではなくなるわけだから、なんらかの症状、前兆があるはず。人によって違うから自分なりに探してみるといい」
と言ってらっしゃったと。その友だちは
「そんな前兆なんてないよ~!!」
と言ってましたが、私はその言葉に興味を持ち、そして感覚と言えばいいでしょうか…何度も低血糖を繰り返し、そしてなんとなく分かるようになったのです。そのときのことを言葉に表すとすれば、


「なんかおかしい…」








幼稚園では理解を得るため、病気の人もなんでもできることを分かってもらいたかったので知らせていましたが、病気を知らせることによってイヤなこともやはりありました。病気を持っている私を疲れさせてはいけない、と変な理解をされてしまい、力作業などは私に声がかからないのです。健康な人と同じように大丈夫なんだと説明しますが、やはり健康ではないというくくりに入ってしまうのです。職員が多ければ一人一人に説明するのはムリですし、一度、理解を得たかったので『糖尿病教室』を開いたことがありますが、病気に寛容でない先生もやはり多く、どうでもいいという表情の先生がいたことに腹が立ったこともありました。






病気を知らせたいけど、知らせてはいけない場面もある。
そう思ってます。

tomeのプロフィール♪

2008-12-20 16:00:23 | tomeのプロフィール
えーっ…と…
何から書けばいいのか…


あぁ、tomeと言います

今から36年前、1歳のときのこと。
風邪がなかなか治らず、心配していたけれどなんとかおさまってきたそうな。しかしその後、
「ちっこ。」
「みずー。」
「ちっこ。」
「みずー。」
を繰り返し、祖父がおかしいと「家庭の医学」で調べた。
こりゃIDDMじゃないか


近くの公立の病院では分からず、1時間かけて大学病院へ。
そこでIDDMと診断され、入院。
そのときの血糖値 900以上。
昏睡状態寸前で助けていただきました。


物心ついたころから注射をイヤがり、逃げ回ってました
だって痛いんだもん


注射嫌いはそのまま残ったまーんま小学校へ入学、そして中学校入学。
注射嫌いはまだまだ続き、それでも中学ではテニスで県で優勝したりなんかしちゃって全国大会目指してました。


学生の頃はピアノばかりの毎日で、就職はピアノの先生と幼稚園とで悩んだけれど、結局ピアノを練習しなくてもいい幼稚園を選んだtomeです。
社会人になって幼稚園に勤務しながら海外旅行を楽しみ、これまで行った海外旅行は…20回くらい?かな?…分かりません(;^^:)海外へ行く度に主治医は「倒れるなよ!!この時代に日本に2回打ちしてるIDDMがいるって知られたら恥ずかしいからな!!」


あー、はいはい。



2回打ちで時差のある海外旅行は大変だけれど、海外旅行はやめられませんでした。1週間滞在したり、1ヶ月滞在したり、半年滞在したり、友だちと行ったり、友だちを頼って一人で行ったり。海外旅行の為に働いていました。


そしてアメリカに長めの滞在をしていたときにそこで仕事をしている旦那と知り合い結婚。
日本では「晩婚」とか言うそうですな
ただいま、IDDMの人が医療費の高いアメリカで生活できるのか?実験中です^^




注射嫌いの私は高校の頃だったかいつだったか…「そろそろ4回打ちにした方が体にいいよ。」とそのときの主治医より即効性のインスリンを勧められますが
「あ、いえ、いいです。」
きっぱり。

そのままガンとして2回打ちを譲らず2回打ちで突き通しています。
そんな私を日本の主治医は「原始人」と呼ぶ。



その代わり、A1cを低く保つよう強く言われています。今は6から7%台かな。2回打ちでその数値はいい方だそうですが、5%に持っていけないかと考えてはいます。しかしなかなかねー…。


現在アメリカに住んでいるので日本の私のDrとはメールでやりとりしています。いろいろ聞くとお忙しいのに返事をちゃんと下さるので異国にいても少しは安心です



はぁ…書きすぎたか
ここまで読んでいただいてありがとう