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東京在宅サービスblog

保険が使える訪問マッサージの東京在宅サービスのblogです。勉強会や訪問マッサージのことなど、随時更新しています。

訪問看護の現状

2010年10月26日 | 4.東京在宅サービスの勉強会

訪問マッサージ 東京在宅サービスでは、
マッサージ師の知識や技能向上の勉強会
定期的に実施しています。


今回のテーマは、

訪問看護の現状

平成22年10月25日
仕事を終えたマッサージ師、約100名が新宿本社会議室に集合し、勉強会を行いました。

講師は、

訪問看護ステーション《すぴか》

所長 竹崎恵子氏

をお招きしました。
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私たちの仕事は、訪問でのリハビリマッサージです。

そして、その仕事の依頼元は、
①居宅介護支援事業所
②ご利用者様からのご紹介
③老人ホームや特養などの施設
④地域包括支援センター


そして、

訪問看護ステーション

なのです。


実際、ご利用者様宅で、訪問看護師の方と入れ違うことは多々あります。


では、実際、同じ「訪問」をしている「看護師」の方々は、
どんな仕事をしていて、
どういうことがその任務であり、
また仕事の流れやスケジュールはどうなっているのか?

知っているようで、意外に知らないのが「訪問看護」です。
そこで、訪問看護の現場とその実際をご講義頂きました。

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訪問ということで、
私たち訪問マッサージ師と同じような苦労もありながら、
且つ、
患者様の身体情報の正確な把握と判断が求められるのが
訪問看護師の任務です。

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それは、患者様の身体だけでなく、
心のケアも必要とされ、
時には命にも関わる重要な責務もあります。

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24時間365日、
いつでも呼び出される体制を整えねばならない、
而してボランティアではなく医療サービスでもある、
という現実に直面し、乗り越えながら、
毎日の業務を果たしておられます。

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そういうセキララなことをお教え頂いたことにより、
私たち一人一人が、尚一層、気を引き締めることができ、
また、同じご利用者へのケアをする「チーム」の一員としての意識を持つことができました。


竹崎様には、お忙しい中実のあるお話を頂戴し、
本当に感謝しております。

有り難うございました。


さて終了後、竹崎様より、
二つのお知らせ
がありましたので、このブログでもそれを紹介したいと思います。


●あやちゃんの贈り物●

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公的骨髄バンクを支援する東京の会設立20周年記念のカレンダーが発売されております。

白血病と闘い、わずか7歳9カ月で天に召された「あやちゃん」の絵がカレンダーになっています。
とてもとても素敵なカレンダーです。

お申込みは ⇒ コチラ

あやちゃんの軌跡は ⇒ コチラ




●骨髄バンク・チャリティーコンサート●

白血病で逝った演奏仲間を想い、同じ病の患者さんを支援し、ドナー登録を呼びかけるチャリティーコンサート、今年で19回目の開催です。

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詳細は ⇒ コチラ





これからも、私たちは、現場現場において、最善で適切な施術・接遇ができるよう、勉強会を続けていきます。


バリデーション

2010年10月05日 | 4.東京在宅サービスの勉強会

東京在宅サービスでは、
マッサージ師の知識や技能向上の勉強会
定期的に実施しています。


今回のテーマは、

バリデーション

平成22年9月27日
   同 10月4日
仕事を終えたマッサージ師、約100名が新宿本社会議室に集合し、

バリデーション

の勉強会を行いました。

私たちの仕事は、訪問でのリハビリマッサージです。
そして、対象となるご利用者様は、その多くが、ご高齢の方です。

そこで、絶対に避けては通れない現象が

認知症


ご利用者様の中で非常に多くの方が認知症であり、そうだと診断がされていなくても、素人目にも明らかにそうであろうという方々も多くおられます。

私たちは、そうしたご利用者様に対して、より適切な接遇ができるようにしなくてはなりません。

そこで、今回は、最近介護の現場で話題となっている「バリデーション」を取り上げ、二週連続で勉強会を行いました。

実は、NHKの人気番組『ためして!ガッテン』でこの話題が取り上げられたことがキッカケでした。

 ⇒『ためして!ガッテン』(認知症!介護の新技で症状が劇的に改善する)

早速、この放送分のDVDを入手。更には、このバリデーションの実践教育を行っている「日本バリデーション協会」からも勉強会用のDVDを入手し、全員で視聴し、その後、勉強会を行いました。

 ⇒「日本バリデーション協会」

バリデーションとは・・・

簡単に言えば、認知症の方とのコミュニケーションをどう確立し、介護という現実に向き合うのか、という、1つの考え方でありテクニックです。


以下に、その考え方やテクニックの一部を記します。

まず、大切な事は、
認知症の人の様々な言動(騒ぐ、徘徊する、怒りをぶつける、同じことを繰り返すetc.)には、実はきちんとした御本人なりの「意味がある」ということを知ることです。
何かの意味があるのですから、それを認め、気持ちに共感し、理解しようとする。
これが出発点となります。

その上で、一部ではありますが、以下のようなテクニックを加えて接することで、症状の改善緩和が見られるのです。


(1)アイコンタクト
かがんだりすることで、目を直接見つめて視線を合わせます。
認知症に関係なく、人と人との信頼関係を築く上で基本的且つ重要な要素ですね。
こうする事で相手に安心感を持ってもらえるようにするのです。

(2)リフレージング
相手の話したことを、そのまま繰り返す形で疑問形にして返してあげます。
つじつまの合わない言葉であっても否定をしないことが大切。

(3)タッチング
やさしく触れて上げます。やさしく手を握ったり、背中を擦ったりすることで、一人じゃないという安心感を与えることが出来るのです。

他にも、「思い出話をする」「極端な表現を用いる」「はっきりと優しく低い声で話す」などなど。


テクニックも大切ですが、それ以前に、「共感してあげる」「気持ちを寄り添ってあげる」そういう気持ちになることが大切ですね。

これからも、私たちは、現場現場において、最善で適切な施術・接遇ができるよう、勉強会を続けていきます。