東京在宅サービスblog

保険が使える訪問マッサージの東京在宅サービスのblogです。勉強会や訪問マッサージのことなど、随時更新しています。

東京都医療社会事業協会夜間講座に参加しました。

2016年11月30日 | 5.スタッフより
11/30(水)
19:00~
三鷹産業プラザにて
東京都社会事業協会 夜間講座
が開催されました。

【地域包括ケアシステムについて考える】
第2回;在宅医療介護連携支援室立ち上げから1年
というテーマで
武蔵野市医師会在宅医療介護連携支援室の石井いほりソーシャルワーカーがご講演くださいました。


国の在宅医療・介護連携推進事業には、
事業項目の一つとして
「在宅医療・介護連携に関する相談事業」
というものがあります。
武蔵野市では、医師会が委託され、市地域支援課が管轄して「連携支援室」を立ち上げました。

そうすることで、
医療側からの連携がやりやすくなり、
行政が主体的に関わる(介護・高齢者だけにとどまらない)
ことができる仕組みとなっていました。

お話しの中で特に印象的だったのは以下のようなもの。

「地域のドクターの意識が変われば地域が変わる」
「脳卒中の再発予防は要介護予防になる」
「人間は連続性の総合体である」
「医療は治療、介護は生活という意識の差を埋める」
「地域(街)包括(ぐるみ)支援(助け合い)で街ぐるみの助け合い=市民力が重要なカギ」
「ソーシャルワーカーは情報と制度理解を武器にして面的に連携させる力がある」


訪問機能訓練マッサージというサービスを提供している東京在宅サービスは、医療に関わる業務の性質上、MSWとのかかわりが大です。

今後も東京在宅サービスでは、積極的にMSWとの関係性を強化し以て地域社会への貢献をしていきたいと考えています。


(文責:地区担当相談員 湊貞行)


摂食嚥下機能支援リハチーム研修会に参加しました。

2016年11月30日 | 5.スタッフより
こんにちは。東京在宅サービスです。

11/29(火)
19:30~
中野区医師会館にて
摂食嚥下機能支援リハチーム研修会
が開催されました。

【嚥下障害のリハビリテーションで一番有効なリハビリテーションは食べること VEと側臥位法】
というタイトルで
中野共立病院 回復期リハ病棟医長の中川美和先生がご講演くださいました。


以前の考え方だと
嚥下障害→食べさせてはいけない(誤嚥性肺炎が・・・)
ということが多かったように思います。
でも栄養が入らないことで結局はより患者のQOLもADLも下がる。
嚥下障害があるなら、
如何に工夫して食べてもらうのか。
姿勢は?
形態は?・・・


栄養状態の管理をきちんとして
回復させていく、というのが最近の常識になりつつあります。

実際の患者のVE画像(動画)などを駆使しながら、姿勢として「完全側臥位・頭部回旋」での嚥下状態を見せてくださいました。

栄養状態が改善すれば、
体力も筋力も改善に向かいます。
そうすれば、経口に持っていく可能性が高くなります。
当然、栄養状態が良くなることで他のリハビリにも効果が高くなることが期待できます。


東京在宅サービスでは、訪問機能訓練マッサージを提供していますが、
やはり患者さまの栄養状態は気になるところです。

今後もご本人、ご家族、Dr、リハ職、ケアマネジャーと連携していくためにも、このような機会にはどんどん参加して知識レベルを高めていければと考えています。



(文責:地区担当相談員 湊貞行)

“第一回 医介塾 総会”に参加しました

2016年11月28日 | 1.研修会活動
こんにちは。東京在宅サービスです。

平成26年11月26日
第一回 医介塾 総会
に参加しました。


日程:2016年11月26日(土)
時間:13時~
場所:六本木ヒルズハリウッドプラザ ハリウッドホール 5F



慶應義塾大学名誉教授の田中滋先生がに特別講演をされました。
「地域包括ケア」という言葉を作られた方で、
今後の日本の医療・介護のあり方・一人ひとりの意識・考え方などを現実の数字をもとにご講演くださいました。

またこれまで単なるコミュニケーションの場(飲み会)としてのみの存在であった【医介塾】が一般社団法人化され、今後も様々な人々がきちんと集い、顔の見える関係性を気づきあげられる土台ができました。




これからも東京在宅サービスは、多くの関係各所の皆さまと協働し、顔の見える関係性を作り、そして患者様のため、自身のため、連携してまいります。

やさしい手荻窪/医療連携レビューに参加しました。

2016年11月17日 | 5.スタッフより
訪問 機能訓練マッサージ東京在宅サービスです。

11/17(木)
やさしい手荻窪訪問介護事業所で毎月開催されている、
『医療連携レビュー』
に参加させて頂きました。

今回は「生活保護/アルコール依存/独居」の案件。

医療的アドバイスは康明会荻窪クリニックの山口先生


低血糖で入院。退院後介護サービス導入。
脳梗塞?上下肢左麻痺。伸展位拘縮。屋内転倒多数。全身に傷があり。
冷蔵庫不使用。アルコールはかなりの量を摂取。使用済みリハパンもその辺に放り投げてある。
ゴミがたまり、そこかしこで「チューと鳴く小動物」の声が聞こえている。
最初はデイでのお風呂や訪問リハも介入。
アルコール臭のためデイ側が拒否。
訪問リハも拒否。
お金がないからと通院も拒否。
 ↑外出は車椅子必須。ヘルパー自費
介入したヘルパーも次々と蕁麻疹に罹患
という状況の方。


グループワークの初め頃は、
「この方は一体どうしたいのか?どう生きたいのか?」
「本人が投げやりだとしたらどうしようもないのでは?」
という印象。

しかし、
ヘルパーが来ると色々と要望を伝えてくれる。

不健康不衛生に慣れてしまっていて、アルコールにも依存しているけれど、
実は本当は、何かを求めている、はず。

しかしサービスに繋がらない。(医療も)

介護サービス云々の前に、行政に介入してもらい、生活環境改善を図ることが優先。そしてアルコール依存からの脱出を図り、健康面を改善していく。
この流れしかない、という方向性でまとまりました。


投げやりになっていて、頑固でいうことを聞かない、
「困難で大変なご利用者」
だけれど、本心は、どこかで助けを求めているのではないか?

その表に出てきてない声を如何に感じるか、
表に出せるようにしていくか

在宅のサービス担当者には、
この「表に出ない本当の声」を拾う力量も
たくさんの場面で問われることがあるだろうと
改めて思えた事例でした。



弊社のサービスは医療保険による『訪問 機能訓練マッサージ』ではありますが、
「マッサージという立場」として
「マッサージという立場」だけでなく
利用者のQOLの維持(or向上)という目的に向かって
協力・連帯・連携していければと思います。

このような機会にはどんどん参加して
顔の見える連携をしていきたいと思っています。



(文責:地区担当相談員 湊貞行)

第一回他職種連携座談会(仮)を開催しました。

2016年11月15日 | 5.スタッフより
こんにちは。
訪問機能訓練マッサージ 東京在宅サービスです。

11/14(月)
中長期的な観点から他職種連携のための
情報共有・親睦を兼ねた「座談会」を開催しました。

今回弊社に足を運んでくださったのは

トータルライフケア池尻大橋訪問看護ステーションサテライト新中野

成澤智恵子所長。


訪問マッサージの現場では、入れ替わりだったり担当者会議などで情報共有することも多い「訪問看護師」。
今回は成澤さんに、知っているようで案外知らない「訪問看護」のお話を聞かせて頂きました。

その明るく気さくなお人柄に魅了され、弊社相談員からは次々と質問が飛び出し、成澤さんはざっくばらんに答えてくださいました。
通り一辺倒のことではなく、実際の現場に立つ看護師が何がうれしくて、何に悩み、何に困っているのか、たくさんの有意義な意見交換ができました。

13:30~15:00の予定ではありましたが、終わってからも話しは尽きず時間をかなりオーバーしてしまうほどでした。



今後も東京在宅サービスは、地域で活躍し共に地域を支える職種の方々と連携し、情報共有の機会を作っていきたいと考えています。