埼玉西武ライオンズは今日からオリックスとの3連戦。
その初戦は逆転負けでした。しかもその内容に希望が持てない負け方というか。
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ライオンズ 100 100 000 = 2
オリックス 000 000 41X = 5
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スコア展開的にも典型的な逆転負け。
7回の一挙4失点は痛かった。というかあり得ると思いました。
前の試合(日曜日)に、そこまで絶好調だった先発・岸くんが6回に固め打ちされて一挙3失点した訳ですが。
この試合で先発した「もう一人のエース・牧田くん」も絶好調ピッチング。しかも打線が「序盤で得点を挙げて以降はチャンスを作れども無得点」という部分もまさに、
「前の試合のデジャブ状態」
だったので、なんとなく嫌な予感がしてしまう試合展開で。
だから牧田くんも、「岸くんみたいに6回に『訳が分からない集中打を浴びるんじゃないか?』という不安」が生じた試合でもあって...
・・・そんな中で...
・・・6回裏を切り抜けた牧田くん...
・・・ちょっとだけホッとしたのは事実なのですが...
「だからこそ、7回表に1点でも挙げる事が重要。そうでないとやばい!」
と思って気合が入った私なのですが。
その7回表も「先頭・森本稀哲さんが四球出塁 & 送りバントで一死2塁」のチャンスを作っただけ。
金子侑司くんは、初球ヒッティングはいいにしても壁を破れず。というか、結果的にたった一球でオリックス先発・松葉くんを楽にさせちゃうし...
秋山くんは、カウントを経るごとに「消極策」的な考えになっていっちゃったようで...そこをオリックスバッテリーに見透かされての見逃し三振でチェンジだし...
「牧田くんに対して、前の試合の『岸くんデジャブ』が6回ではなく7回に訪れるんじゃないの?」
という不安が最大値に感じたこの場面。
・・・案の定というか...
・・・牧田くんに「ベンチとしても対処しようが無い一気の崩れ」が訪れてしまった...
7回裏のオリックスの反撃。
先頭・鉄平さんのツーベースから始まって。
糸井さんがヒット。
ここで牧田くんが崩れるシーンが訪れてしまった。無死1・3塁から、糸井さんがまさかの盗塁とは。
無死1・3塁のままであれば、内野陣がダブルプレーシフトで、
「1点は与えてもいいよ」
「T-岡田くんをダブルプレーに取っちゃおう!」
という考えが出来ていた筈なのですが。
無死2・3塁となった時点で...
1点を与える事を許すとしても、ワンアウトしか取れないじゃん。それだと「1点を与えて余裕を持つ」なんていう事は不可能じゃん...
という事は、牧田くんは、「ワンアウトしか取れない打球で1点を与えちゃいけない!」となった筈。
という事で。
T-岡田くんに対した牧田くんの心境としては...
内野陣も中間守備を敷いた様子を見れば...
「三振か内野フライしかない!」
という究極の制約状態になったと思います。
これは余りにも「T-岡田くんへの攻め方が窮屈過ぎ」だと感じました。
だったら、(結果論ではありますが)内野陣は前進守備・バックホーム態勢を敷く事によって、
「牧田くんのピッチング組み立てに」
「三振か内野フライしか許されないという究極の窮屈さを強いるのではなく」
「それに加えて内野ゴロでもOK!無失点でアウトを取る事が可能だぞ!という選択肢を与えておくべき」
と感じたこの場面でした。
そんなこんなを感じた場面は。
結局「ゴロ封印」を狙った球を、T-岡田さんにライト線へ運ばれ2-2の同点に追いつかれ...
続くペーニャさんには「最早これまで」というタイミングで合わされてツーランHR...
「牧田くん、まさかのこのイニング4失点」
「しかもワンアウトを取る事が出来ないままでの4連打・4失点」
これは前の試合で岸くんが見せた突如の乱れでの3失点と似ていますし、「デジャブか」とも思える失点具合ではあるのですが。
でもこの日の牧田くんの崩れ方の背景には...
「無死2・3塁の場面で、前進守備を敷かなかったチーム戦略」
「その場面を作り上げた、糸井さんの意表をついた盗塁」
があった事は間違いないとも思えて。
そんな面では「チームとしてこの『被・逆転イニング』を防げなかった」というのが、一番の敗因だと思います。
※それに加えて8回裏に止めの1失点とは...T-岡田くんを敬遠させた時点で中郷さんは交代すべきじゃなかったの?ペーニャさんに対して「修羅場の岡本篤志さん」にチェンジアップ勝負をかけさせなかったのは何故なん?
という訳で。
ライオンズ、前の試合に続けて「エースが絶好調ピッチングから突如崩れて」の負けを喫しました。
そしてその崩れ方の背景を見ると...
・・・今日の牧田くんの崩れ方には「チーム戦略のミス」が決め手になってしまった感があります。
「こんな事やってると」
「リーグ3位なんて夢のまた夢やで」
そんな事を感じた敗戦ゲームでもありました。
そんな意味では。
「獅子軍団。いつ『踏ん張り力をチーム・ベンチ一丸で』見せてくれるんや!?」
そんな事を思って、今シーズンでも1・2を争う哀しさというか「八方ふさがり感」を覚えた敗戦ゲームでした。
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いくら先発が調子よくても、今は夏場ですし初回のわずかな点数を守り抜いて勝つのは容易なことではないでしょう。
日曜日に岸投手がそうやって負けてしまった試合の打順と殆ど変えずに試合をすれば、牧田投手も同じようになるかもしれないというのは、野球の事を全くわからない私のような者でも理解できます。
田辺代行は本当は采配する立場に居たくないと思っておられるのではないでしょうか。
伊原監督と対立してこういうことになったならば、対立した選手たちの責任で勝ってくれなければ困る。
意地の悪い考えですが、伊原監督がお辞めになられた時、そう思ってしまいました。
そしてその通りに…。ふ~ん、野球っておもしろいですね。
8月のオリックス3連戦、西武ドーム連れてってやるかあ~(田舎にも帰らないことだし)。
コメント返信が、超・遅くなってしまいスミマセン!本当にごめんなさい。
> 田辺代行は本当は采配する立場に居たくないと思っておられるのではないでしょうか。
そんな見方もあるんですね。
私、全く想像もしていませんでした。
伊原さんに対立した選手って...「内心」含めればほぼ全員のようにも見えるので、こりゃ全員責任ですね。
その中でも「自由気まま」の意味合いをはき違えている選手には「喝!」でしょうか。
コメント返信が遅くなってすみません。本当にごめんなさい。
息子さん、鋭い!(笑)
感覚的なリスク察知、そしてそれが理論に裏付けされてるなんて素晴らしいですよ!
西武ドームで息子さんとたっぷり観戦ライフ味わってください。楽しそうだなぁ。
(・・・私も、今年は「13年ぶりに帰省しない夏」なので、行ってみようかなぁとか思っています...)