とことこ話

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北京オリンビックリ!<前半戦を終えて①>

2008年08月18日 | スポーツ
   
現在中国で行われている北京オリンピックも日程の前半を終えて、競泳などは全種目終了、一つの区切りといったところでしょうか。

競技の内容、勝敗などにもちろん興味はありますし、見る側としても注目して真剣に楽しんでいるのですが、今回はそれだけではない「驚きの結末」や「溢れ出る選手のメンタル面の強さ」に驚くシーンが多いように感じています。
私が個人的に『凄ー!』『はぁーーー!』と声が出てしまったり、心に強烈なインパクトを感じ、考えさせられて(又は感銘を受けたり)しまった場面を、「北京オリンビックリ!」と題していくつか挙げてみたいと思います。



①北島康介(競泳)

二大会連続の二種目での金メダル、素晴らしいですね。
特に200M平泳ぎ決勝で優勝した場面、狙っていた世界記録更新にわずかに及ばなかったのが理由でしょう、ゴール後の笑顔と弾ける喜びが見られませんでした。
同僚の選手が「金メダル取っても首をかしげるのは、世界中でも北島とフェルプスだけ」とコメントしていましたが、その通り、全く別次元の世界で闘っている選手だと感服するしかありません。
世界のトップになった後、気持ちの面で目標維持するのさへ困難な事だと思いますが、それをやってのける北島。
その有言実行のスタイルは、400Mメドレーリレーで「必ずトップで戻って来るから」とチームメイトに宣言して4位からごぼう抜きでトップに躍り出、『自身が先週作った100Mの世界記録を1秒近くも更新する泳ぎ』でチームに日本新記録で銅メダルをもたらす貢献を見せました。
(ところで400Mメドレーリレーアンカーの自由形 佐藤久佳選手、粘って粘ってよく頑張りました。見ている私まで胸が痛くなる途轍もないプレッシャーだったと思いますが、それを乗り越えましたね。試合後の感涙には胸が熱くなりましたよ)

いずれにしても北島康介。誰にも異論をはさむ余地を与えない活躍ぶりは、日本に留まらず『四金蛙王』の文字が新聞紙面トップで踊った中国を始めとして、全世界にしっかりと伝わったようです。


②平井コーチ(競泳)

北島康介のコーチである平井伯昌コーチ。
200M平泳ぎ決勝で、

 「長い事北島のコーチしてきたけど、北島が懸命に泳ぐ姿もこれで見納め」
 「金は当たり前だから、今日の狙いは世界記録更新だけ」
 「(北島が200Mで優勝したけど世界記録更新できなかったから)今日はがっかり。残念」

と、北島本人より先にかなり言いたい放題で面白かったです。

平井コーチは、二大会連続銅メダルの中村礼子のコーチも兼任しているそうで、
 「北島は練習で苦労するタイプ。中村は本番で苦労するタイプ」
というコメントも含め名伯楽らしい存在感(と独特の語り口)でした。


③マイケル・フェルプス(競泳・アメリカ)

何と言っても8冠は凄い事です。しかもそのうち7種目で世界新記録。
パーフェクトですね。
100Mバタフライ決勝で「神の手(神の時計?)」という状況もありましたが、それも今大会のフェルプス自身の実力に疑いを挟む余地を与えるものではありませんでした。
自身の実力と共に、巡りあわせを最高潮に持って来られるところもスーパースターたる所以(ゆえん)。マイケル・フェルプスという名前は、北京オリンピックの代名詞にもなったように思います。


④鈴木桂治(柔道)

今回の日本選手団全体の主将を務めた鈴木桂治でしたが、自身の柔道では初戦で一本負け。又、敗者復活戦でも初戦で一本負けで全くいいところが見せられませんでした。特に「一回も技をしかける事なく敗れた」点は、本人のショックは想像するに難くありません。

責任感の強さが尋常ではない選手ですので、敗戦後のインタビューでは見ていて痛々しいほどの落ち込みぶりで、「強くなれる自信もないので今後は柔道できません・・」「(翌日登場するの無差別級(100K超級)出場の石井選手へのコメントを求められ)負けてしまった自分が応援しても・・」としょげ返った弱気な言葉ばかり。
技でも精神面でも『強さで相手を圧倒する』豪快さを取り戻して、もう一度第一線に復活してほしいと思います。


⑤塚田真希(柔道)

決勝で1ポイントリードしていながら、逃げる事なく攻め続けた姿に脱帽です。女子軽量級などで組み手を拒否する「ジャブ合戦」が目立つ中、とにかく『掴んで・前へ前へ』の姿勢には「闘う美しさ」を感じました。
残り時間わずか8秒での逆転一本負けで本人は本当に本当に無念でしょうが、彼女の銀メダルは「しっかり勝ち取ったもの」。堂々と胸を張って帰国してください。
(リードしていながら終了間際まで攻める必要があったのか?・・については、いろんな意見がありそうですね。今回の北京では「リードがリードにならない雰囲気」を個人的に感じた大会ではあったので、私は攻め続けた塚田選手に強い共感を覚えます)



さていろいろなシーンが盛り沢山の北京オリンピック。本日はここまで。
この続きは、次回のブログ「北京オリンビックリ!<前半戦を終えて②>」で。
フェンシング、体操、陸上などについて書いてみようかと思います。


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