とことこ話

思ったこと/気づいたこと テーマは決めず! ・・・・・・・ だけどほぼスポーツネタにいってしまいそう.....

本当の意味で「涌井さんサヨウナラ的な決別」ができた効果絶大な勝利

2014年07月27日 | スポーツ

埼玉西武ライオンズが西武ドームに千葉ロッテを迎えての「埼玉vs千葉 ライバル対決」の第2戦は、5-3でライオンズの逆転勝ちでした。


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千葉 000 300 000 = 3
埼玉 000 113 00X = 5
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ライオンズ先発のレイノルズさん。5月以来久々の一軍復帰。
4月開幕当初のピッチングも「好投しても打線の援護に報われず・守りにも足を引っ張られ」の繰り返し状況だったので、最後に打たれた際に「一軍レベルじゃない」ってまで言われて降格したのが「そもそも変?」だったのですが。
だから、ようやく復帰登板の機会を与えられたレイノルズさんは「チームの・ファンの期待を集めて当然」だと思っていました。

4回表にエラーをきっかけに無死満塁・一挙3失点した際には「一体どうなる事か...」と思いましたが、そのイニングを除き・特に序盤のピッチングが「チームに流れを持ってくる」要素が際立っていて嬉しかったです。
即ち、

「とにかくストライク先行(=全球ストライクっぽいほどまでに!)」
「とにかくテンポ良く、球数少なくイニングを食う」

という事です。
3球勝負も当たり前で、2回の根本くん・3回の岡田くんに対しての「見逃しでの三球三振」や「3回表なんてわずか7球でチェンジ。(ボール球はわずか1)」などのマウンド姿は、チーム(野手)に勢いとリズムを作るのに効果絶大。
こんなレイノルズさんのピッチングこそが、先発投手としての基本の姿なんだと思いました。(・・・まるで中学野球を見てる気がしていました(笑))

こんなレイノルズさんのピッチングに「いいリズムを貰った」筈の野手陣。
それは栗山くんに代表される再三のファインプレー(=大ジャンプキャッチ(6回) & 「舐めてもらっちゃ困るで」バックホーム(8回))を生んだ面にしっかり表れていました。

が。
しかし。

そんなレイノルズさん効果が、打つ方ではなかなか結果に表れないというのが、また面白い。

初回なんて、その最たるもので。
渡辺直人さんの「粘りの四球選び」から始まって。(・・・この時に、即時1塁へ全力疾走気味の直人さんを見て、中3の長男は「中学野球部の選手みたい。俺もこんなダッシュするし。若々しいねぇ(笑)」といい意味で呆れてましたが(笑))
その後二死満塁まで行くも無得点とは...
・・・ロッテ先発の涌井くんが「いかにも涌井くん」と思えるダラダラ間合いの長いピッチング状態に陥っていたのに...
・・・涌井くん、この回だけで30球以上も費やすという、「教科書に載るレベル」の先発投手失格のマウンド姿だったのに...
・・・秋山くん/栗山くん/浅村くんのジャストミート打球に対して、ロッテ外野陣の「好捕×3」が出ちゃうなんて...
・・・これはガッカリだよなぁ、大量得点の匂いがプンプンする初回だったのに、と思うと共に...

「 涌 井 く ん の 運 の 強 さ と 言 っ た ら 」

と、獅子打線が「涌井くんを初回KO出来なかった」事にガッカリ感・イライラ感・ストレス感が募った1回裏でした。

その後もなかなか涌井くんを打ち込めない打線。
2回裏なんて、外野凡フライ3つで三者凡退とか...甘い!涌井くんに対して甘すぎる攻め方と思えましたし。
3回裏は、先頭打者秋山くんが7球を投げさせて四球出塁したシーンには「これは涌井くんの自滅を招くきっかけになるぞ」と期待したのですが...
・・・栗山くんがお約束の「ヤマが外れました」「そんな時の不格好な空振りは、相手を元気づけちゃいまっせ」という姿で三球三振...情けない...毎打席涌井くんを助ける役割を徹底して演じるなんてさ...

そんなこんなで「KOイニングが遅くなってしまった」感があったこの試合の序盤でした。
そして4回表に0-3と一挙に3点ビハインドを負ってから、ようやく打線が目が覚めたというか、

「相手投手が誰だって事を意識してもしゃーない」
「自分たちのそれぞれの良さを真正面から出しちゃえ」

といったところでしょうか。

■4回裏
一死から浅村くんと続く斉藤彰吾くんが連続ヒットも、浅村くんが3塁を欲張って憤死。何やってんだ浅村くん!と、またも出てしまった「涌井くんを援護するプレー」に逆上しかけた(笑)私でしたが...
・・・このプレーを最後に「ライオンズ打者陣による涌井くん援護劇」は結果的に終了となって...
・・・以降は...

「3イニングほど遅くなりましたが」
「涌井くんKOシナリオを発動します by 獅子軍団」

という様相になりました。
そんな「切り替えイニング」となったこの4回裏。
銀仁朗くんの「涌井さんサヨウナラ的な 決別タイムリー」と斉藤省吾くんの「僕は常に出来る事をやるんです・やれるんです的な 絶品スライディングホームイン」でまずは1点目を挙げ

■5回裏
おかわり中村くんが、「涌井くんらしい気の抜けたカーブ」を逃さず、レフトスタンドへ運んで2点目。
(・・・それまでのおかわり中村くんの2打席で見せていた集中力がこの場面では欠如状態に見えた涌井くん。こんな面が、今の涌井くんが「先発不向き」と言われる理由なんだろうと思います)

■6回裏
先頭打者でヒット出塁の浅村くんを、斉藤彰吾くんが「一球で決める職人送りバント」で2塁へ進めると共に、攻撃の流れを創り上げ...
更に続く銀仁朗くんがフルカウントから見極めて四球を選び。
※この場面で涌井くんは「えっ?銀、そんな際どいコースの落ちる球に空振りせずバットを止める事が出来るんかい?」と呆然。(=個人的な妄想(笑))
※ついでに言えば栗山キャプテンもビックリしたかもですが...それだけじゃなく見習って欲しいです

そして続く金子侑司くんがファーストストライクを叩いて右中間を深々と破る逆転2点タイムリースリーベース。
この金子くんの殊勲打には「なんとなく予感めいた」ものがあった私なのですが、それよりなにより...
・・・金子侑司くんが3塁ベース到達直後に見せた雄叫びとガッツポーズこそ...

「涌井さんサヨウナラ的な 決別タイムリー」

をチームを代表して宣言していたように思います。(・・なんでその役回りを金子侑司くんが?というのは置いといて(笑))

これで4-3とリードしたライオンズ。更に続く秋山くんが「前進守備の三遊間を測ったかのように、楽に打ったタイムリー」でリードを2点差としたところで、涌井くんが降板。

「 3 イ ニ ン グ ほ ど 遅 く な っ た け ど 」
「 涌 井 く ん K O 劇 、 完 遂 ! 」

というライオンズでした。



試合はこのまま5-3でライオンズの勝利でした。
レイノルズさん、来日初勝利おめでとうございます。開幕当初ほどの内容では無かった気もしますが、とにかく、「野手陣にいいリズムをもたらす」という先発投手の一番の役割を相変わらず果たしていただいた面には、賞賛して・感謝したいです。
そして、今後のチームの3位浮上 & CS出場を達成するために、「力強い駒が登場してくれた」と思えたレイノルズさんの姿でした。

「本当の意味で『涌井さんサヨウナラ的な決別』が出来たこと」
「そしてレイノルズさん復帰という『開幕当初の本来の姿』を取り戻せたこと」

そんな2つの面で、この勝利は「非常に価値のある1勝」だぞ!と思った試合後でした。


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