5月18日日曜日。
盛岡で行われた東北楽天 vs 埼玉西武ライオンズの試合をテレビ観戦しました。
秋山くんが1番に起用されているのを見て、正直なところ「えーっ!?」となりました。
二軍で調子回復を図った訳でもなかった秋山くんが、単に気持ち的なリフレッシュを経るだけで回復するなんて思えなかったので。
「これは単に東北楽天先発の塩見くんが大学時代同級生だという、根拠皆無の効果に期待してるだけじゃないのか?」
と思ったり...。
という訳で「余り期待をしなかった1番打者・秋山くん」だったのですが。
お み そ れ し ま し た
秋山くん、3塁打・2塁打を含む3安打4得点の大活躍。
この日の試合のライオンズは12-2で楽天に大勝した訳ですが、点差も・試合中の雰囲気も最初から最後まで「圧倒的
雰囲気」になった一番の要因は、
「初回先頭打者・秋山くんの左中間を抜けるスリーベース」
であった事は間違いありません。
その後に栗山くんの犠牲フライであっさり先制点を奪ったライオンズなのですが、秋山くんの「こんな打ち方が出来るまでに復活した」スリーベース効果は、この「単なる先制の1点」がこの試合に与えた影響を、間違いなく計り知れないものにしたと思います。
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■浅村くんの「レフト定位置への凡フライやな」と思った当たりがそのままスタンドインとか。それも2打席連続で「デジャブか?」と思う、全く同じ姿からの当たりがスタンドインするなんて。
■そんな浅村くんの流れで打席に入れた効果か、木村くんも打撃練習のようにリラックスしたスイングが出来て、「そんな時は楽にヒットになるんですよ」という事を再確認できたようだし。
■前日にようやく今シーズン初安打という「儀式」を済ませた山崎さんが、この日は初タイムリーという「儀式」を重ね。
更に、今シーズン初どころか3年ぶりのホームランまで放つとは。これはもう「単なる儀式」ではなく「記念式典」並みとしか言えないわ。(笑)
■おかわり中村くんも持ち味の「ブンブン振って」というスタイルながら、追い込まれた途端に「剛→柔へ変化」というおかわり中村くんらしいスタイルで右中間へ柔らかく運ぶタイムリーとか。
■メヒアさんはメヒアさんで、どんなに詰まっても最後まで振り切る力技(ちからわざ)で2本のヒット(タイムリーを含む)を稼いで、今後3割台の打率が維持出来ちゃうじゃないの?という目途が立っちゃうし。
■十亀くんはこれまで通り「球威は十二分。だけど制球はかなりアバウト」という姿でしたがそれも個性。その前向きなマウンド姿で、守備陣にリズムを生んだ点...
・・・例えば、木村くんの打者走者を2塁へ行かせないクッションボール処理とか...
・・・浅村くん/永江くんの「捕った瞬間投げてる」的な芸術的な4-6-3ゲッツーが生まれるとか...
十亀くん、「これぞ投手・野手の相乗効果やっ!」的な先発投手のお手本を見せてくれました。
■ようやく一軍登場出来て、今シーズン2度目のマウンドとなった増田くんが、150キロ級の速球をズバズバと投げ込み威勢の良さを見せたあげくに、「146キロストレートでAJ(ジョーンズさん)を見逃し三振」に仕留めた事で、増田くん本人が「今シーズンこれからのピッチングに確信を持った」のは間違いないと見えましたし。
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個々の選手が、何かしらの手応えを感じたように見えた試合。
その部分が、大差のスコア以上に「収穫が大きい」と思えました。
そして。
そんな「チームとして収穫が大きくて意義深い試合」に出来た一番の要因は...
「初回の秋山くんの左中間へ運んだスリーベース」
である事は間違いないな、と感じた試合後でした。
改めて、秋山くんの功績に感嘆すると共に...
・・・試合前には「トップ起用されても、いきなり打てるようになるとは思えないな、秋山は」と思ってしまった事を謝らねばならないな...
という訳で。
「感嘆」と「謝罪」...両方の意味で、秋山くんに頭を下げているワタクシです。
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