はぶログ

ENGINE Pro staff
羽生和人のブログ

静の表層と動の表層

2024年10月06日 | はぶログ

先月9/19にENGINEスタッフの長井くん野尻湖で同船した時の事です。

この日、都内は晴れでしたが、野尻湖は朝から雨。

午前中は時折かなり強い雨が降りましたが、昼頃には止み、一時は晴天に。

その後、再び雲が広がり雨は降らないものの、どんよりとした空で下船の16時を迎えました。

この時期の野尻湖は初めてでしたが、当たりの日はひたすらボイルをしている。そんな話は聞いていました。

そうです。この日は完全に当たり日でした。

今回はスピンネーカーさんから出船。

島を越えるといきなりボイル。

この日は他のエリアでもボイルしていたようです。1日中では無かった様ですが。

自分達はマスターズのプラという事もあり、トーナメントブックを見てエリアを確認しながら島付近を釣っていきました。1日。

朝、桟橋から島を越えるまではエンジン移動。次のエンジン移動は夕方、桟橋に戻る時でした。

後はひたすらエレキで小移動を繰り返し、出船から下船まで続いたボイルを追いかけました。

いつも同じスポットでボイルする訳ではなく、そこは動きの早いスモールマウス。

天候や風の影響もあると思いますが、結構ボイルスポットが動きます。

ライブ使う方が効率が良いのかもしれませんが、自分は感覚と雰囲気で動いてました。

それで問題無く追えてましたし。

使ったルアーはライク3インチエラストマー、Writhe2.8、LikeFive、そして長井くんにプラとして試してみてと言って試してもらったSuperJordan53。

大会でプレッシャーが掛かった場合のショートバイト対策として、SuperJordan53という選択肢は必然でした。

フックセッティングは自分仕様のセッティングを使ってもらいました。

ただトレブルが万能ではなく、シングルフックの方が掛かる場合、バイトに至る場合もありそこは使い分けです。

今回の圧倒的MVPはライク3インチエラストマー。

最初はWrithe2.8を投げていたのですが、釣れるけどなんか合ってない感。

スピードや姿勢、僅かなレンジの差だと気づき、ライク3インチエラストマーにチェンジ。

その後はカラーを絞り込んで、全てが決まってからは毎キャストバイトがあり、キャッチは2キャスト1フィッシュペース。

ただ、魚は動くのひたすらそのペースという訳ではないです。

ダブルヒットは何回あったか分かりません笑

Writhe2.8とライク3インチエラストマーの違いですが、Writheは水に馴染ませて放置やスローな誘いで喰わせる「静の表層」。

クリアウォーターでいまやハイプレッシャーに晒される榛名湖バスに対してWritheを多用する理由がこれです。

逆に先月の野尻湖の様にひたすらボイルしている魚に対して、静の表層は攻略が悪いし、見切られる原因になります。

そこで形状的にスピードを持たせたi字に対応して、トゥイッチも出来るライクを使った「動の表層」だったという訳です。

エンジン的「動の表層」のMAXアピールはLikeFiveのノーシンカージャーク。

ワカサギ当歳魚を喰っていた為、3インチよりもバイト数は少ないですが、スイッチを入れてしまえばロケットバイト!

ベイトだとラインの水切り音が気になった為、スピニングでやりました。

2人でキャッチは50匹くらい。

2人ともメジャーを持っていなかったので計ってはいませんが、明らかに50を超えているバスも何匹かいました。

これが先月の野尻湖での出来事でした。

正直タイミングが良かった。この一言に尽きると思います。

こんなタイミングに当たるのは、この先の人生でもう無いかもしれません。

それくらいに貴重な経験でした。

【ライク3インチエラストマーtackle】

ロッド:スペルバウンドコアハイクラスSCHS-66-1/2XUL-ST -MicroBaitSpecial-

リール:ZENON2500SH

ライン:PE0.25号+ライトゲームリーダーFC4lb

【LikeFiveノーシンカーtackle】

ロッド:スペルバウンドコアハイクラスSCHS-64XUL

リール:ZENON2500SH+パワーフィネスハンドル

ライン:PE0.5号+ライトゲームリーダーFeco6lb