つくば市の南端に天宝喜という地名がある。
「あまぼっき」と読む
そのはずれ,野田牛久線の城山団地入り口の信号近くに,厳島神社がある。
広島県の厳島神社の系統であろうか。
お社の周りに堀が巡らされておりちょっと格が違う感じがする。
鳥居をくぐって橋を渡って本殿にお詣りする。
入り口の由来を書いた看板によると,創建は弘仁3年(812年)。
元和5年(1619年)に茅葺きの御堂が御手洗池を巡らし建立されたとある。
元は弁財天が祀られていたそうだ。
明治元年,廃仏毀釈の時,弁財天は神道の市杵島姫命と解することから,厳島神社と改められたとある。
地元の人に大切にされていたのだろう。
茅葺きの御堂は昭和47年まで続けられたが,カヤの入手が困難なため,カラー鉄板で覆われたそうだ。
詳細な説明文から,こんな集落にも長い歴史があることを知る。
静かな境内のイチョウの大木から銀杏が時々音を立てて落ちる秋である。
ではまた,ぶらり。
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