第2章航法支援施設
(3)ASDEとMLAT
今回は、ASDE と MLATのお話です。と言っても 何の事
かお分かりにならないと思います。 航法支援施設は こ
の様にアルファベットの組合せで呼ばれ それも似たよ
うな 名前が多いのです。よって、 何の略か 英語で覚え
なければなりません。
[I] ASDE とは Airport Surface Detection Equipment
:空港面探知レーダの事です。
1.ASDEの用途
空港には 滑走路、駐機場、それらを結ぶ誘導路等があ
りそれらの上を 航空機や バス、飛行機をプッシュ・バ
ックするトーイング・カー等 様々な車両が 行きかって
います。
支援車両は、 エプロン上に表示された 白線で示された
通路のみを走行しますが、 航空機の誘導路と 交わる部
分もあります。
※上の絵は、steam社のFlight Simulator X 上のOverland
社の”みんなの空港2。羽田空港にPoskyのBoeing 737を
配したものです。
飛行機が空港にいる時は、色々ある管制の中の グラ
ンド・コントロールの指示に 従わなければなりませ
ん。
そのグランド・コントロールは 駐機場から滑走路迄
の間を走行する航空機や 地上を移動する 支援車両が
誘導路や滑走路を横切る時の指示をします。
私が ある空港で 施設の取材をさせて頂いていた頃、
航空局の技官の方と 管制棟のある建物から ASR へ車
で途中の事でした。
滑走路を横切る為 グランド・コントロールから許可
を得ていました。
グランドコントロールは 高い場所にある 管制塔から
目視で航空機等に指示を出しますが 夜間や視程不良
の時には、高分解能のレーダにより 航空機や車両の
位置を知り指示を出します。( ネットで”ASDE 写真”
で検索しますと、 オレンジ色で屋上に設置された レ
ーダの写真を見る事ができます。)
空港内の車両は、 車両専用の路以外で 誘導路や滑走
路内に入る時や それらを横切るとき グランド・コン
トロールの指示を受けています。 皆様も ランプバス
に乗車されたときに、 航空無線を聞かれたことがあ
ると思います。
2.ASDEの特徴
ASDE は、 ASR や ARSR と同じ1次レーダー(1次レ
ーダーとは、 電波を輻射し目標物からの 反射電波を
捉えて目標物の方位や距離を知るレーダー)です。 そ
れらと比べますと 探知範囲が狭いのですが 航空機と
車両の位置関係を確認する為 距離と 方位の分解能が
高いのが特徴です。
下の図は、ASDEの表示装置の画面をイメージした絵
です。
画面には、 誘導路・駐機場・滑走路が 絵の様に示さ
れ 航空機は、輝点として表示されると同時に 便名・
機種 が表示されます。
※便名等は、実在する運航会社名等とは、関係あり
ません。
続きは、4 月の「法規」と「工学」のページで お読
み下さい。
「航空無線通信士受験塾」からの
お知らせ
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ブログの上部に表示されています様にgoo blogのサー
ビが、今年の11月18日に終了致します。
それに伴いまして2007年10月よりgoo blogでの"TOITA
の航空無線通信士受験塾"を行ってまいりましたが、当
ブログ (goo blog) での公開は、第36期をもちまして 終
了致します。
永らくのご利用誠に有難う御座いました。
第37期につきましては、今の所、未定です。
決定致しましたら改めて皆様へお知らせ致します。
TOITA
当講座は、会員制です。
記事の全文 読んで頂く事を始め、質問をして頂いた
り受験の相談をさせて頂く方を限定する為、 会員制
としています。
限定する理由は、受講される方の 学習の進み具合を
把握する為です。
参考書を選ぶ極意は、今、ご自分が分からない事柄
を選び その分からない事柄が ご自分にとって分かり
やすい説明で書かれているかを見極める事です。
学生の中には、講師の品定めか、「先生、これ、どう
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この場合の学生の意図は、 この講師は、自分の疑問
を理解させてくれる人が見極めるのが目的です。
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分かりやすいか・分かりにくいか、 記事の見本でご
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春休みにお話をしました通り、独学は、難しく、試
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