先日大阪の宮大工さんが試し研ぎに来られました。
普段はうす削りはされないそうですが、たまたま仕事帰りに千代鶴の工場立ち寄られた時に新作でうす削りを依頼され挑戦されたそうです。普段使いでご使用頂いておりました我が丸尾山の本戸前がそこに居合わせ、最終仕上げにご使用頂いた訳でして・・・さりげなく「3~4ミクロンでましたよ」と言って頂きました。もちろん腕がいいのでしょうが(笑)他の石も含め研ぎに2時間かけられたそうです。ちなみに普段はそんなに時間はかけないとのことでした。教えて頂いた研ぎの技術の一端を書きました。
①鉋は指の反らすようにようにしてしっかり固定する(けっして押し付ける為ではない)
②水を多めにして研ぎだし、研ぎ汁が多く出て来たら、水を多めに足してゆく(水が少ないと刃ガネ、地ガネの研ぎ傷が完全に消えずうす削りの削り華に傷が出る)
※水の量は砥石によって違う
③力を一切入れることなくあくまでも軽く持ち上げながら押して研ぐのではなく引く時に研ぐイメージで。
④後は台の調整を入念にされたそうです。
大阪の宮大工様お疲れ様でした。
長らくお引止めしてしまい色々教えて頂きありがとうございました。
普段はうす削りはされないそうですが、たまたま仕事帰りに千代鶴の工場立ち寄られた時に新作でうす削りを依頼され挑戦されたそうです。普段使いでご使用頂いておりました我が丸尾山の本戸前がそこに居合わせ、最終仕上げにご使用頂いた訳でして・・・さりげなく「3~4ミクロンでましたよ」と言って頂きました。もちろん腕がいいのでしょうが(笑)他の石も含め研ぎに2時間かけられたそうです。ちなみに普段はそんなに時間はかけないとのことでした。教えて頂いた研ぎの技術の一端を書きました。
①鉋は指の反らすようにようにしてしっかり固定する(けっして押し付ける為ではない)
②水を多めにして研ぎだし、研ぎ汁が多く出て来たら、水を多めに足してゆく(水が少ないと刃ガネ、地ガネの研ぎ傷が完全に消えずうす削りの削り華に傷が出る)
※水の量は砥石によって違う
③力を一切入れることなくあくまでも軽く持ち上げながら押して研ぐのではなく引く時に研ぐイメージで。
④後は台の調整を入念にされたそうです。
大阪の宮大工様お疲れ様でした。
長らくお引止めしてしまい色々教えて頂きありがとうございました。