TOFUのぼやきログ

他愛もないぼやきです

iBook再生

2007-05-28 10:26:53 | パソコン関連
ずっと部屋のすみでホコリをかぶっているiBookがある。

実は最近、仲間内の情報交換用に自宅サーバを構築して公開しているのだが、そのサーバ機の消費電力が気になるようになってきた。
24時間つけっぱなしのPCがAthlon64X2 4800+ でチップセットがnVidia nForce4 SLIで、HDDが4台というのは無駄が多すぎるというわけ。

そこで、まったく使っていないiBookをサーバに仕立てようと思い立ったのだが、インストールしてあるOSはOS X 10.2と少々古い。
セキュリティアップデートがもう何年も来てないということは、事実上サポートが打ち切られていると思っていいだろう。

まずはOSをOS X 10.4 Tigerにすることに決めたのだが、この際だからHDDの容量も増やしてみようと思い立った。
このiBookは、PowerPC G3 500MHzのもので、DualUSBと呼ばれるタイプの初期のもの。
最初についていたHDDは10GBだったのだが、一度40GBに置換してある。
それを今回は、現在手に入るノート用IDE HDDでは最大の160GBにしようと考えた。

OSはAppleストアに注文し、HDDはネットで調べて安いところに注文したのだが、OSは中1日で到着したのに比べて、HDDは約1週間かかってしまった。
安さだけで店を選んではいけないなぁ…と実感した次第。

HDDの交換は、iBookの分解がとにかく面倒なのだが、なんとか無事終了。
OSのインストールDVDをドライブにセットし、Cキーを押しながらインストーラを起動する。
インストール作業が進み、インストール先のデバイスを選択する場面で何も出てこない。
そこでメニューのツールからディスクユーティリティを使い、ちゃんと認識されているか確認。
ハードウェアとしてはちゃんと認識されていた。
そしてパテーションを設定すればインストールは先に進める…のだが。

ここでふと気づく。
160GBあるはずの容量が、約128GBほどしか認識されていない。
そこで思い当たった。
このiBookの製造時期を考えると、IDEの規格では137GBの壁があったころではないか?…と。
もったいないことをしたなぁ…120GBのを買っておけばよかった。

悔やんでも仕方がないので、インストールを進める。
時間はかかったが、何事もなく終了。

動作が軽いと言われるOS X 10.4 Tigerだが、さすがにPowerPC G3 500MHzではもっさりしてる。
普通のノートPCとして使うのはちょっとイライラしそうなので、サーバ用途に限定しようと決定した。

とりあえず、Apacheは最初からインストールされているので、Webサーバとして最低限のことはできるが、PHPが使えないと困る。
そこで、OSX用にコンパイル済のPHPをネットで拾ってきてインストール。
今までサーバに使っていたPCからPHPソースをコピーしてみると、あっさりと動いてしまった。
そのほかデータの移行も完了したので、属性を変更して公開準備完了。
ルータのNAT設定を行い、無事公開となった。

以上、OSとHDDの出費のみで24時間稼働のWebサーバ構築に成功した。
外からアクセスしてみても、レスポンスに問題はなく、また公開しているサイトも仲間内だけで利用しているものなので、重くなることもないだろう。

PowerPC G3とかG4のMacは、初期のものを選べば安く手にはいるので、自宅サーバの構築を考えてる方は、候補のひとつに入れてみるのも面白いと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする