21世紀中年

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責任回避の社名変更を認めるな!

2023-09-24 07:53:57 | 政治にモノ申す

 どうして日本人は安易に名前を変えたがるのだろうか。しかも、人名などは戸籍上は一度付けた名前は変えられないにもかかわらず、社名などはいとも簡単に変えてしまう。同じ日本人ではあるが、そこだけは理解に苦しむ。

 件のジャニーズ事務所問題も、社名変更に一体どんな意味があるのか疑問しかない。むしろ、名称を変えるということは、罪から逃れる卑怯者のすることなのではないか。地に堕ちたジャニーズ事務所というブランドを見放すのではなく、関係者が一丸となって名誉回復に全力で取り組むことが、あるべき姿ではないのか。

 そういえば、政治の世界も同じことがいえる。何故か日本では、政党名をころころ変える。変えないのは共産党と公明党くらいだ。どちらもクセが強く嫌いだが、そこだけは他党も見習うべきだ。

 つい一昔前、政権交代を果たした民主党が、1年足らずで失墜し分裂したが、簡単に政党名を捨ててしまった。民主党という党名は、パブリックイメージが高く、有権者にとってわかりやすく、親しみさえ覚える党名だった。アメリカなどは、未だに共和党と民主党の二大政党による政治が続いているし、この先も変わらないだろう。

 そもそも、日本の政党政治は、政党の思想と旗の下に人が団結するのではなく、互いの利益のためにまたま集まった集団が適当な政党名つける後付け政党であり、言い換えれば政党名などは付け焼刃にすぎないということだ。だから、選挙であたかも政党命のごとく政党名を連呼しても、共産、公明以外はうそっぱちで、たまたま長年権力を維持し続ける自民党だけが名前を変えずに済んでいるということだ、つまり、日本人は個人名は一生ものという十字架を背負っているくせに、それ以外の名称と言うものにはなからこだわりを持たない人種なのかもしれない。

 だから、何か不都合が起きると簡単に名前を変えてお茶を濁そうとするのだろう。

 ジャニーズ事務所問題を契機に、もっと名前に誇りを持ってみていいのではないだろうか。誇りを持つということは企業については、社会的責任を全うする意思表示と国民も受け止めるべきで、名称を変えたところで罪は消えないと気付くべきだ。もちろん前向きな社名変更までやめろとはいわないし、変更するのも自由ではあるが、少なくとも責任を回避する手段としての社名変更など国民は絶対に認めるべきではない。

 


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