21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

旭川市長選へ小菅氏擁立はあまりに無責任!

2010-08-17 16:48:21 | 政治にモノ申す
 11月の旭川市長選に、あの旭山動物園の元園長小菅氏が出馬するとかしないとか。一部報道によると、地元での期待はかなりのものらしい。確かに知名度は抜群で、出れば間違いなく勝ち負けになる。前回、分裂選挙で辛酸を舐めた自民党としてはのどから手が出るほど欲しい候補者であることは間違いない。

 しかし、小菅氏擁立をめぐるマスコミの騒動を見ていると、本当にそんなんでいいいのと言いたくなる。結局は、市政は二の次で勝てる候補者として期待しているだけなのではなかろうか。

 確かに廃園の危機にあった旭山動物園を日本一の動物園にした手腕は大いに評価できる。しかし、政治家としての資質はやはり疑問符がつく。それは当人も「私は政治家ではない」とはっきり認めている。つまり、市政は動物園とは違うのだ。

 勝つためには、誰を担いでもいいのだろうか。肝心なことは、勝った後、リーダーとして手腕を発揮してもらうことだ。はっきりいって、小菅氏が市長として市政をまとめる姿は想像できない。

 今やメディアや講演にひっぱりだこの小菅氏だが、このまま元園長として野生動物を守る活動を続けることがライフワークだったのではなかろうか。

 何も今さら選挙のタマになる必要はないだろう。お祭りの間は大勢の人々が神輿を担ぐが、祭りが終われば本人が頑張るしかないのが政治の世界だ。小菅氏にその覚悟と市政への理想があるならエールを送りたいが、もし選挙に勝つことだけしか考えられないなら、選挙になど出るべきではない。下手すりゃ晩節を汚すことにだってなりかねないのだから。

 市政そっちのけでとにかく勝つタマをということしか伝わってこない小菅氏への出馬要請は、まさに無責任の極みとしか受け取ることができない。

 
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