21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

スキルス胃ガンからの生還

2014-01-21 06:36:42 | 雑記帳
 佐久間正英さんがスキルス胃ガンで死去の報にふれ、改めて私が今生きていることが奇跡なのだと実感した。

 私がスキルス胃ガンと診断されたのは、昨年5月のことだ。食欲が一気になくなり、食べ物を全く受け付けなくなり、たまらず近所の内科医院で胃カメラを飲むと胃潰瘍であることがわかったが、そのときにガンが発見された。医師いわく「初期だから心配いらない、手術すれば完治するよ」だった。

 大病院を紹介され、検査を受け、初期のスキルス胃ガンと診断され、腹口鏡による切除手術を受けた。胃の3分の2を摘出し、半年が過ぎたが今のところ順調に回復している。さすがに食は細くなかったが、食べ過ぎない限り日常生活にまっったく支障はない。

 そんなわけで、私の場合、ガンの宣告を受けても治療費の心配をしたくらいで、命が絶える恐怖はまったく感じなかった。まったく暢気なものだった。しかし、佐久間さんの訃報に接し、改めてスキルス胃ガンについて調べると、早期発見が難しく、手遅れのケースが多いことがわかった。

 もし、あの時、胃潰瘍にならなかったら今ごろ死んでいたのかもしれない。胃潰瘍の原因は認知症の母親の介護ストレスだと思うが、それを思うと介護がしんどくても文句はいえない。とはいうもの介護はハンパなくしんどいのだが。

 こうして病気を振り返ると、なんだか命を二度もらった気がしてならない。人生の苦労も楽しさも、まだまだ、これからだとさえ思えてくる。もうひとがんばりするか。

 はからずも旅立った佐久間さんのご冥福をお祈りします。 合掌
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする