21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

通常国会は靖国、秘保法で激突?アホか!

2014-01-05 20:45:38 | 政治にモノ申す
 2014の通常国会は24日に招集されそうだが、首相の靖国参拝と秘密保護法案が目玉とは新年早々なんともやりきれない。いま大事なのは靖国か、秘保法か、どう考えても違うだろう。

 メディアが過大評価するアベノミクス効果のうそを暴くことこそ、野党の指名だろ。この一年で企業は体力をつけ、いよいよ個人所得に反映されるなどとお気楽な展望を垂れ流すメディアを野党議員は鵜呑みにしているのか。この日本で、アベノミクスのご相伴にあずかれるのはほんの一握りの企業と国民でしかない。しかし、消費税だけは平等に上がる。そのうえ、年金は減り、医療費は上がり、明らかに多くの国民は負担増にしかならないのだ。

 今、国会が真剣にバトルしなければならないのは、4月から上がる消費税が本当に国民のためになるのかではないのか。以前も指摘したが、現状の社会保障費の補てんという理屈は、愚の骨頂だ。早晩10%になるだろうが、理屈が同じである限り、国民生活は困窮に拍車がかかるだけである。

 補てんのための増税ほど、ろくでなしので政治はない。増税は、システム改善による効果が見込まれて、はじめて理屈が通るのだ。少なくとも、年金すら満足に納められない若者がわんさかいる状況をほったらかしにして、いくら補てんしても焼け石に水ということだ。

 議員定数問題にしても、本来の趣旨などどうでもいいかのように、国会議員も身を切らなければといけしゃあしゃあと抜かすのは最低の政治だ。

 議員定数を論じるなら、身を切るとか切らないとか低次元の話ではなく、システムに見合った適正な人数を割り出すのが筋であり、可能な限り公平な選挙制度に改めるというのが筋ではないのか。

 とにかく新年早々、靖国参拝ではやりきれない。中国や韓国だって、言いたいことを言っているだけで、国会で議論するレベルの話でないことは彼らが一番知っている。実際、肝心の両国の国民はほとんど関心がないのだから。そんな、いわば野次に日本の国会が貴重な時間を割くこと自体が恥である。

 靖国がいいか悪いかは中国や韓国ではなく、日本の国民の心が問うべきなのだ。その国民が大騒ぎしていないのだから、ヒマな時にやれ!である。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする