21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

女子プロ野球に冷たいメディア

2010-04-26 09:06:39 | 語るスポーツ
 23日に日本で女子プロ野球が59年ぶりに復活した。兵庫スイングスマイリーズと京都アイスドリームスの2チームでスタートし、開幕2連戦は兵庫が連勝した。

 ところでこの女子プロ野球だが、メディアはどうもスポーツと認めていないようだ。一般紙は、読売では土曜の朝刊社会面で開幕を報じたが、スポーツ面では扱われずじまい。スポーツ紙も同様で、日刊スポーツは開幕報道こそでかでかと報じたものの翌日は試合結果すら報じなかった。メディア露出度が最も高かったのがTVで、一般ニュース、スポーツニュース、ワイドショーで報じたが、たぶんそれっきりだろう。

 せめて、試合結果だけでも一般紙のスポーツ面、スポーツ紙には報じられてしかるべきだが、ものの見事に無視だ。つまりメディアは、スポーツどころか、スポーツ興行としても評価されず、単なる興行扱いなのだ。しかも、興行価値はきわめて低いとメディアは判断したようだ。こうなると女子プロ野球は、スター誕生の可能性もなく、いずれ行き詰まる。

 これでいいのか。せっかく、女子野球プレイヤーにとて念願の、プロが誕生し、目標ができたというのに、あまりにひどくはないか。ソフトの上野、欽ちゃん球団の片岡あゆみ、ベイ独立リーグ入りした吉田投手ら、いわゆるスターが参加すれば、たぶんメディアは飛びつくのだろうが、年収200万、寮生活の世界に飛び込むことはないだろう。

 甲子園の初代アイドル、太田幸司が盛り上げようと躍起だが、開幕して3日経っただけで、メディアにスポーツ扱いされない現状がなんとも痛々しい。


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