月をみつめて

残念ながら、まだバザーのお知らせはありませんが、当日の内容を充実させるべく、関係者一同鋭意作業中です!

皆さんの場所からオリオン座流星群はご覧になれましたか？流星観測にはぴったりな月齢が若く見えづらかった月も、十日月となり大分見えやすくなってきました。ご存知かもしれませんが、イスラーム教徒は月を基準とした太陰暦を用いています。既朔から数えて8日目の今日は、イスラーム暦第11月Dhu al Qa'dah(ズ・ル・カアダ)の8日となります。
イスラーム暦は太陽暦と同じく1年は12ヶ月から成りますが、月の満ち欠けを基準とするため31日間ある月がありません。1ヶ月は29日もしくは30日であり、1年は354日です。閏年や閏月の設定もありませんので、太陽暦とは毎年11日ほどズレが生じることとなります。もしかしたら、このズレが「毎年断食の時期が変わる」「なぜ断食の時期を固定しないのか」というイメージや疑問につながっているのかもしれません。実際には、イスラーム暦において"毎年同じ"第9月Ramadan(ラマダーン)に断食が行われているのですが、太陽暦や季節と照らし合わせると断食の時期が変動しているように見えますからね。
また、イスラーム暦の1日は夜中の0時ではなく、日没で終わります。つまり、1日は日没から翌日の日没までの"約"24時間です。そんな一日の終わりに、空にかかる月をみつめてみるのはいかがでしょう？満月の日はイスラーム暦で15日、なんて思いながら。

おまけ：バザーの日はイスラーム暦何月何日でしょう？答えは会場で!