チャリティー・バザーin 東京ジャーミィ

東京ジャーミィでチャリティーバザーを開催します。

聖クルアーン2

2010-11-29 | バザー2010
子供たちのクルアーン発表会は、一人当たりの持ち時間は最大5分です。では、聖クルアーン全体ではどれくらいあるのでしょうか?聖クルアーンは全114章からなっており、書物としてみると、結構な厚さがあります。写真は全114章を小さな字で書き起こし、新聞の見開き程度のサイズに全部納めたものです。

聖クルアーンは、預言者ムハンマド様(彼の上に祝福と平安がありますように)が40歳の時、天使ジブリール(ガブリエル)を通してアッラーより受けた”啓示”です。この時、一度に全114章が授けられたわけではありません。初めて啓示を受けた年から、預言者ムハンマド様(彼の上に祝福と平安がありますように)が63歳で亡くなる年までの23年の間に下されました。
その後1400年に渡って一字一句変えることなく伝え守られてきたクルアーンの響きを、クルアーン発表会で是非ご体感ください。

潤沢章(アル・カウサル)

2010-11-28 | バザー2010
ムスリムにもっとも良く読まれているのは先日ご紹介した開端章(アル・ファーティハ)ですが、聖クルアーンの中で最も「短い」のは全3節からなる潤沢章(アル・カウサル)です。開端章の次に覚えるのに最適です。

「日亜対訳 聖クルアーン」によれば、潤沢章(アル・カウサル)の意味は次のようになっています。

慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において
1.本当にわれは、あなた(ムハンマド)に潤沢を授けた
2.さあ、あなたの主に礼拝し、犠牲を捧げなさい
3.本当にあなたを憎悪する者こそ、(将来の希望を)断たれるであろう。


開端章(アル・ファーティハ)

2010-11-27 | バザー2010
クルアーン発表会の最年少参加者は2歳です。クルアーンは「読む」ものですが、”アラビア文字を読める”ことは必須ではありません。文字を読める方がもちろんよいのでしょうが、預言者ムハンマド様(彼の上に祝福と平安がありますように)の時代には、皆さん「聞いて覚えて」いたのです。日本にも、「門前の小僧、習わぬ経を読む」という言葉がありますね。

今回紹介する開端章(アル・ファーティハ)は発表会にエントリーした子供たちが一番沢山読む章です。そして、ムスリムであれば、毎日読んでいます。日に5度行う礼拝の中で、合計して17回は読むのです。一日に17回も聞いていれば、小さな子が読めるようになっても不思議ではありません。

「これは全クルアーンの精髄であり、また強い祈りの語気をおび、アッラーが示された祈り方の模範である。われわれがアッラーを讃え、アッラーと人間の関係を瞑想し、または礼拝を捧げるときなど、日頃つねに唱えるので、7つの繰り返される諸説の章、礼拝の章、祈りの章などとも呼ばれる。」(日本ムスリム協会「日亜対訳 聖クルアーン」より)



聖クルアーン

2010-11-26 | バザー2010
いつの間にか、チャリティーバザーまであと1週間ほどとなりました。
今年は趣向を変えて、「聖クルアーン」を中心にブログを更新しようと思います。

日本ムスリム協会刊行の「日亜対訳 聖クルアーン」の原版前書きによれば、
「クラーンは、永遠にゆるがない真理、神のことばが納められた、イスラームの唯一の聖典である。それは、一見解や一民族に偏することなく、全人類に共通し万世にもとることない直き道が、日常生活上の万般の事項にわたり、一神の信仰を基底に具体的かつ懇切に生き生きと説かれ、6億数千万人の信徒によって信奉されている。(原文ママ)」とあります。
この前書きが書かれたのは昭和48年です。約40年が過ぎ、現在では13~15億人の信徒、ざっと地球人口の5人に1人が聖クルアーンを日々の指針としています。
毎年、本チャリティーバザーでは、子供たちによるクルアーン発表会が開催されます。ホールで美味しいものを食べた後、是非ジャーミィの礼拝堂に足をお運びください。

次のブログエントリーは子供たちが発表するクルアーンについて書こうと思います。