空を見上げて

残念ながら、バザー情報はまだありません。今日は星の話を少々。

夜空を見上げれば、西の秋空に夏の大三角が残っています。夏の大三角を形成するのは、こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブ。この3つの星の名前はすべてアラビア語に由来しているのをご存じですか？ベガは“織姫”、アルタイルは“彦星”としても知られていますね。

アラブ＝イスラームではありませんが、イスラームの聖典クルアーンはアラビア語で啓示されている等、イスラームを知る上でアラビア語は避けて通れません。見慣れないアルファベットのアラビア語にはとっつきにくさを感じるかもしれませんが、長い歴史を重ね、一時期は世界の科学をリードしていた言語です。実は、科学や天文用語には「アラビア語起源」という単語が沢山隠れているのです。

天文カレンダーでは今日が新月。月の光がない新月の頃は、星を見るのにぴったり! 今の時期なら夜の冷え込みもまだまだ耐えられる気温です。空を見上げて、アラビア語の星を探してみませんか？見つけやすいオリオン座を形成する星たちにもアラビア語起源のものが多いですし、ちょうど”「見えるかな？オリオン座流星群」キャンペーン”もやってます。