第1話 東京都台東区山谷のぶた肉いためライス
まいったな・・いったいどこに迷いこんでしまったんだ。
と、いうわけで、1年以上ぶりに東京は山谷にある定食屋、
「きぬ川」さんにやってきました。
(こちらの写真は前回訪問時のものです。)
前回の訪問時は朝の営業時間だった所、
ぶた肉いためライスは夜用メニューの為、食べられない、
という大失態がありましたので(詳しくはこちら)、
今回は勇気を出して夜の部に訪問です。
とはいっても、陽のあるうちならまだしも、
夜の山谷というのは中々に行きづらいものがありまして、
前回からこれだけ日にちが開いてしまったのも、
その問題が大きかった事もあります。
しかし今回、修行のつもりで夜の山谷にくりだしました。
そもそも夜の営業時間がわかりませんが、
何となく5時過ぎには開いてるだろう、と安易な考えで少し早めの出発をし、
現地には5時半くらいに到着。
店内には明かりがついていること以外、外からではわかりません。
ええい!ここだ、入っちまえ。
と、いうことで目的通りに入店です。
久し振りの訪問となりましたが、内装は前回と特に変わってはいないようです。
まさに漫画に描かれている通りです。
店内にはすでにある種の美意識を感じさせる方々が3人ほど。
一番端の席に座り、遂に念願のぶた肉いためを頼む日が!
声も震え気味で、ぶた肉いため(400円)、ライス(中。130円)、
豚汁(小。120円)を注文。おしんこは100円でしたが、
そこまでの心の余裕が無く、今回はぶたづくしの食事です。
注文をしてしまうと少し気が楽になり店内を見回すゆとりが出てきましたが、
今回は時間的にでしょう、次から次へとお客さんが入ってきます。
店内で食事の方もいれば、お持ち帰りの方も。
気付けば満席。皆さん美意識を感じさせる方々です。
かなりドキドキですが、幸い、美意識さんたちは周りをジロジロ見たりしないので、
私も何とか何気なくテレビを見ている風を装っていました。
注文する声に耳をすましていると、やはり豚汁が一番人気のようです。
後は、前回私が食べた焼き魚類がガラスケースに入っているので、
そこから選ぶ、という方が多かったです。
そうこうしているうちに、きたきた、きましたよ。
ぶた肉いため
ぶたばらのみをたっぷりと。不思議な練りからしもついてます。
特にタレはかかっておらず、塩等のシンプルな味付けです。
その中で不思議な練りからしがいいアクセントに。
豚汁
とにかく具沢山。ぶたや豆腐、大きい大根がごろごろ入っています。
味も美味しいのですが、量的にも十分多く、
周りを見てもこんなに食べてる人はいません。
そういえばお酒を注文している人はいませんでしたね。
時間が少し早かったせいでしょうか。
無事に美味しく食べ終わり、夜のいろは会を
得体の知れない奇妙な満足感どころか、大満足で帰路につきました。