オッチョ倶楽部

「20世紀少年」研究などなど。
単行本を未読の方は読んでから見てね。
他に「孤独のグルメ」「クロ高」
もやってます

東京都台東区浅草の豆かん

2006-03-19 | 孤独のグルメ食べある記

孤独のグルメ:食べ歩き第3弾
第3話 東京都台東区浅草の豆かん

ということで、完全に忘れた頃に出てくるこの企画、今回は豆かんです。
本当はそろそろ、以前に食べ損ねた
ぶた肉いためライス’を食べに行かなければいけない所なんですが、
色々と事情がありまして、しばらく行けそうにありません。
夏頃には再チャレンジしたいのですが。

さて、今回は、浅草の老舗甘味処、梅むらさんの豆かんです。
うん、確かに‘気さく’だ。

店内の様子は今回も漫画そのままです。
でもやっぱりスーツ姿でテクノカットの男が1人で座っていたら、少し浮くと思います。

そして目的の豆かん。
正式には‘豆かんてん’ですが、注文時は通ぶって‘豆かん’と言いましょう。
ですからごめんなさいと言われることもなく、出鼻をくじかれることもなく、
少し待てば豆かんの登場です。
(写真は持ち帰り用のものです。)

私は豆かんというものをここで初めて食べましたが、
五郎の気持ちが非常によくわかりました。
豆とカンテンだけなのにどこまで食べても飽きないぞ、
正にその通りの味わい。何といっても豆が美味しいんです。
よくあるパサついた感じがなく、みずみずしいとでもいいましょうか。
甘さを抑えた黒蜜もよく合います。

その後、他のお店の豆かんも食べてみましたが、
やはりここの豆かんが一番美味しいです。
場所は浅草寺の裏の方にあるので、少し解りづらいかもですが、
浅草にお寄りの際はぜひお立ち寄り頂きたいものです。
いい感じの洋食屋もありますしね。


散歩もの

2006-03-18 | 孤独のグルメ
散歩もの
原作:久住昌之 作画:谷口ジロー

ということで、名作「孤独のグルメ」のコンビによる最新作、
「散歩もの」が発売になりました。
「孤独のグルメ」ファンとしてこれは当然見逃すわけには行きません。

「孤独のグルメ」では、主人公・井之頭五郎が文字通り1人で食べまわる、
時には女優とのロマンス(!)等も織り交ぜながら、
食事シーンは常に1人という素敵な漫画でしたが、
今回は主人公、上野原譲二が‘のんきな迷子’をモットーに、
いろんな所を歩き回る、という内容です。

このコンビですから、
作品のクオリティは最初からある程度保証されているようなものです。
今回も印象的なセリフが盛り沢山。
そしてただ歩いているだけではなく、ほぼ毎回なんか食べてます。
そしてそれが又、妙に食べたくなるのもこのコンビの特徴です。

譲二の散歩コースとしては、吉祥寺在住という事もあり、
その近辺が多いようで、残念ながら私には縁遠い場所が多いです。
近所の方はぜひ雪駄を買って歩いてもらいたいものです。

さて、主人公である上野原譲二についても少し。
若き日はロック・バンド、「ブルー・ゼッツ」のメンバー、
現在は文房具の会社で部長、妻と2人暮らし。

という感じで、井之頭五郎とは色々違います。
性格も、似てるようでいて、実は結構違うんじゃないでしょうかね。
何というか、五郎よりもアクティブです。それにもっと感情を表に出しています。
五郎は美味いものを食べても目を見開くくらいで、言葉は発しませんでした。
大体が1人ですしね。
その点譲二は美味い時は割りと素直に美味い、と言葉に出しています。

個人的には主人公の魅力、という点では五郎に軍配があがりますかね・・

しかし今回も谷口ジローの絵は素晴らしいです。
表紙からして飾っておきたいくらい素敵です。
「孤独のグルメ」と合わせて、少しでも多くの人に読んで頂きたい1冊です。

20世紀少年:ともだち歴3年その8(最後のページの巻)

2006-03-09 | 20世紀少年:ともだち歴

20世紀少年:ともだち歴3年その8
さようなら、みんな。(21巻より)

ということで、21巻後半部分です。今回も単行本未読の方はご注意下さい。
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カエル帝国閉鎖。マルオとケロヨンで少年時代の思い出話。(21巻)
マルオ、ケロヨン、キリコ、カエル帝国にともだちマークを掲げ、
 ワクチンを持って壁の中を目指す。
(21巻)
ヨシツネ、少年時代の思い出話。(21巻)
ヨシツネ、ユキジに連れられ敷島教授の工場へ。
 ヤン坊マー坊と再会。
(21巻)
ヤン坊達に飛び掛るヨシツネ。オッチョが止めに入る。(21巻)
ユキジ、思い出話。(21巻)
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*複数の人物から語られる思い出話。
 こちらは1969年夏休み終わり頃の出来事でした。
 まさかここにきてエピソードが追加されるとは思ってもいませんでした。
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*ユキジの記憶の中で明らかになる、ドンキーが持ってきたともだちマークの旗。
 ここでこの旗が出るとは意外でした。今まで旗が出てきたシーンとしては、
 1971年の秘密基地解散式にドンキーが作ってきた、という旗でした。
 しかし、この解散式の時の旗は、
 今回登場する旗に比べるといくらかデカい感じがします。
 半年くらいかけてデカくしたのでしょうか。
 だとしたらドンキーは何を考えていたのかさっぱりわかりません。
 暇だったんでしょうか。
*しかし旗を立てる、というのは重要なシーンです。
 同じく1969年のアポロ月面着陸以来、基地に旗を立てる、
 というのはドンキーにとっては何か重要な意味があったのでしょう。
 解散式の時(1巻)のドンキーは旗を持ってきたときに
 「宇宙人が攻めてきたとき~これを立てるんだ」と言っていました。
 解散式の時の旗はそのまま缶に埋められる形となりましたが、
 実際にはその半年くらい前に旗を立てていた訳ですね。
 やはり1巻で、木の棒に結び付けられた旗がたなびいているコマがありますが、
 これはヨシツネが必死に立てていた旗、だった訳ですね。
*少しずつ少年時代の記憶が蘇ってくるこのエピソード、
 一体どういう意味があるのでしょうか。
 これは人の記憶、という事について改めて考えさせられるエピソードです。
 自分の中での記憶と、別の人物、
 立場から見た場合の記憶とではこれほど食い違いがある、
 又、ある人物は忘れていても、ある人物はしっかり覚えている、
 そういった事が言いたいのではないでしょうか。
 ましてや少年時代なんて、妙に鮮明に覚えていることもあれば、全く覚えが無い、
 なんてことは誰にでも心当たりがある筈です。
 私なんか一昨日の出来事すら定かではありません。この先大丈夫なんでしょうか。
 私の事はいいとして、これは、
 今まで物語の中で語られてきた少年時代の話の中にも、
 何か重大な思い違いや、忘れている事がある、ということの前フリかもしれません。
*そういえばコンチはどこに行ってしまったんでしょう。
 戻って来てくれる事を期待したいところですが・・
 もう1人、腕っ節の強そうなモンちゃんもいませんね。
 こんな時こそ彼の出番だと思うのですが。
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覆面男、夢(?)から目覚める。(21巻)
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*これは中学時代、1973年にケンヂが放送室を占拠して、
 T・レックス「20th Century Boy」を流す直前の夢のようです。
*少なくとも覆面はケンヂ達と同じ中学、いや、オナチュウという事が解りました。
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覆面、‘しんよげんの書’を取り最後のページ。「今日がその日だ。」(21巻)
覆面、テレビでT・レックス流す。(21巻)
 
覆面、テレビに出演し、
 「予言なんてウソ、1週間で終わりにする。さようなら、みんな。」
(21巻)
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*この時覆面が言っている・・・
 :2000年血の大晦日・・こちらです。
 :2015年西暦が終わった・・こちらです。
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*この覆面発言はかなり大変なことですよ。
 今までのともだちの活動を全て引っくり返すようなものです。
 読んでる方とすればアワ吹く寸前です。ブクブクですよ。
 しかしいい年していつまでもブクブクばかりもしていられないので、
 少し冷静になってみましょう。
*今回明らかになったこととしては、キッド少年→ケンヂと同じ中学→覆面
 ということはもう間違いないですね。そして覆面というと・・
 ・ケンヂと同学年
 ・1970年の大阪万博に行っていない(たぶん)
 ・フクベエでは無い(キリコ、カンナの証言から)
 主な特徴はこんな所でしょうか。ではそれぞれ見てみましょう。

 ・ケンヂと同学年なのは・・
 :ケンヂ、オッチョ、マルオ、ヨシツネ、モンちゃん、ケロヨン、ユキジ、
 ドンキー、コンチ、フクベエ、ヤマネ、サダキヨ、ヤン坊、マー坊、グッチィ、
 ノブオ、コイズミ、キンちゃん、首吊り坂屋敷の際にいた名前不明の2人、
 1997年のクラス会にいた人たち、山口さん、角田氏の父、
 後は実在しているかどうか未だに不明ですが、カツマタくん、といった所でしょうか。
 ・大阪万博に行っていないのは・・
 :ケンヂ、ドンキー、フクベエ、サダキヨ
 いきなり減りましたが、主要メンバーの中で、
 ハッキリ行っていないのが判るのは上記の4人くらいです。
 キンちゃんがどうかなんて知りません。
*上記の中で覆面に該当しそうな人物というとケンヂ、フクベエはまず除外ですね。
 サダキヨはキッド少年と同時にいますし、中学も別なので除外です。
 最後に残るのはドンキーですが、一番重要な問題があります。髪の毛です。
 キッド少年は何回見ても直毛です。
 この髪の毛問題が解決されない限りドンキーも除外です。
 万が一22巻とかでキッド少年がいきなり天パーになっていたら、
 それこそアワ吹くことでしょう。

 ということで結論は、誰だかサッパリわからないという、
 正に時間の無駄であるかのような結論が出てしまいました。
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*しかしこれで終わるのも寂しいのでもう一点だけ。
 単行本表紙のキッド少年はベルトが長いですね。
 そこでベルトの長い少年を探してみると・・
①3巻1997年ともだちコンサートでハットリくん面のともだちと会った後に
 ケンヂが浮かべるハットリくん面の少年。「遊ぼうよケンヂ君。」
②3巻1997年クラス会の帰り、フクベエからサダキヨの名前を聞いた時に
 ケンヂが浮かべるハットリくん面で走る少年。
③10巻2000年にカレーを食べるケンヂとカンナの会話の中で、
 1970年(たぶん)小学校屋上でケンヂに話しかけるキッド面の少年。
 「ズルはダメだよ。」

 私が見つけられたのはこの3回でした。
 ①、②はともかく③はケンヂの中では完全にサダキヨと思っているシーンです。
 では当のサダキヨはというと、
 屋上でケンヂの後姿を見ている所は覚えていましたが、
 会話内容については2014年カンナから聞くまで覚えておらず、
 内容を聞いても「僕はそんなことを~」といった感じです。
 これだけ見るとサダキヨが怪しくなってきますが、
 覆面がサダキヨというのはちょっと考えづらいですね・・
 ですので、屋上でケンヂと会話したのは、実はサダキヨ以外のキッド少年だった、
 という可能性がありそうです。

以下2007年1月追記・・
 後から気付いた事ですが、上記のベルトが長い、
 ということは誰かのお下がりである、という事も言えそうです。
 兄又は姉がいたことがわかっているのは、ケンジ、ドンキー、
 後はサインボールを醤油工場にいれてしまった弟(1970年登場)がいるトモコ、
 くらいですかね。そうなると、トモコ自体が出ていない、ケンヂでもない、
 やはりドンキーしか該当者がいなくなってしまいましたが・・


20世紀少年:ともだち歴3年その7(宇宙人の巻)

2006-03-08 | 20世紀少年:ともだち歴
20世紀少年:ともだち歴3年その7
見つけてくれるよ、本当の友達ならな。(21巻より)

ということで、いよいよ発売になりました21巻。
謎はたんまり残されたままですが、
今回も例によってかなり内容に触れるので、単行本を未読の方はご注意下さい。
まずは前半部分です。
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引き続き秋~冬頃
北海道でDJをしているコンチ。謎の電話が鳴る。(21巻)
コンチ、「白いソナタ」倉庫でマサオと会う。(21巻)
ラジオ局爆破され、コンチとマサオ、ヘリで東京目指す。(21巻)
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*北海道でケンヂの曲を流し続ける謎のDJ、
 遂に本人の口からコンチであるということが明かされました。
*コンチの元に届いたケンヂからの手紙、こちらは2000年の項更新しました。
 又、以前にmars cafeで見つめていた手紙でもあります。
*コンチはどうやってケンヂの曲を手に入れたのでしょうか。
 2000年血の大晦日の大爆発で記憶を亡くしたケンヂ、
 記憶が蘇るのは2015年北海道の山の中ということでした。
 ということは、ともだち歴に入ってからのどこかで、2人は再会していた、
 という事が考えられそうです。
 と思ったら、22巻でコンチとケンヂの再開が描かれました。
*小学校卒業後、北海道に転校したコンチ、こちらは1972年の項更新しました。
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*ともだちに悪いことをし、3年間倉庫に隠れているというマサオ。
 2015年万博開会式以来の登場です。
 悪いこと、というのは覆面を撃ったことについてでしょうか。
 もしそうだとすれば、マサオにも覆面の考えは、
 伝えられていなかったのかも知れませんね。
 しかし、マサオが言う悪いこと、というのは何についてでしょう。
 覆面を怪我させたことだとは思えません。
 それよりも、ローマ法王の暗殺に失敗した、
 フクベエの考えを実行出来なかった、という事についてではないでしょうか。
 マサオにとってともだちと言えば、恐らくフクベエの事を指している気がします。
 フクベエに心酔しきっていたマサオが覆面の登場により迷いが生じ逃げ出した・・
 そんな時にケンヂの歌を聴いて、ともだちという存在に疑問を抱いた、
 というところでしょうか。
 そういえば何だかマサオも、今までよりちょっと格好よく描かれてますね。
 ということはマサオもこれからはケンヂ派になりそうです。
 そして覆面の正体については、ハッキリしたことは解らないながらも、
 たぶんあの人物、という見当はついているようです。
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*ケンヂやコンチたちのかくれんぼエピソード、
 こちらは何年のことだかさっぱりわかりませんが
 とりあえず1970年の項を更新しました。
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ローマ法王重病。(毒を盛られている?)(21巻)
法王から手紙をもらった仁谷神父、ヴァチカンまで会いに来たものの、
 中に入れてもらえず。
(21巻)
仁谷神父、金龍楼の張と息子の小龍の手引きにより法王と連絡が取れ、
 法王はともだちの嘘に気付いている、次の法王には
 マニュエル枢機卿が候補ということが仁谷神父に伝えられる。
(21巻)
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*仁谷神父を助ける張親子、出会いは2001年のことでした。
*マニュエル枢機卿は2015年、ペリン神父やルチアーノ神父を陥れた人物です。
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東京への壁の前。ケンヂと超野、万博の話。(21巻)
ケンヂ、大阪万博の話。(21巻)
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*大阪万博、こちらは1970年の項更新しました。
*又この時ケンヂが言っている「行きたくて~」というセリフ、
 これは20巻カンナとエレベーターにいる覆面のセリフと似てますね・・
 これは少年時代、ケンヂによほど近い人物だったということでしょうか・・
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蝶野、太陽の塔内部でルチアーノ神父と見た少年の話。(21巻)
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*こちらも2015年の出来事です。
 この太陽の塔内部での出来事についても、まだまだ謎が残されています。
 ルチアーノもこの時以降姿を見せていませんし。
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スペードの市、角田氏らの調査により、下水道からの抜け道を発見。(21巻)

ケンヂ、抜け道から現れる。(21巻)
円盤から赤ペンキ撒かれる。(21巻)
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*この時キャッチボールをしている2人の少年、
 このシーンは1972年にケンヂ達が野球をしていたシーンを思い出させます。
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新宿歌舞伎町教会。ユキジ、カンナからケンヂのテープを聴く。(21巻)

高須、新幹事長に。(21巻)
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*20巻で頭から流血していた万丈目、やはり死亡していたようです。
 そして高須、幹事長になり、更に妊娠、
 おまけに元小学校教師ということが判明してしまいました。
 もう丸っきり初耳です。今後何か関連したエピソードは出てくるんでしょうか・・
 高須の年齢は全く解りませんが、
 見た感じカンナ辺りの小学校時代の先生だったなんて事は有りそうですが・・
*高須のフルネームと言えば高須光代。
 それに関連した名前が最初に出てくるのは、
 2002年鳴浜町で開催された映画祭の中で、キリコも出演した記録フィルム、
 この中で学生らしき男性が「光代、愛してるぞ」というシーンです。
 もしこれが高須本人を指していた場合、2002年当時で大学生くらい、
 そしてカンナは5歳。
 大学卒業後教師になっていた場合、やはりカンナ小学生時代とカブりそうです。
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*又、この後に挿入される21巻「つづきのよげんしょ」、こちらはそれぞれ・・
覆面の火星移住計画発表・・ともだち暦元年を更新しました。
・‘しんよげんの書’更新しました。
キッド少年とフクベエ、ヤマネ・・よくわかりませんが1970年更新しました。
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*問題はキッド少年が書いた最後のページです。
 ハッキリと内容は明らかにはされていませんが、
 フクベエが一瞬顔色を変えた程ですから、
 余程以外な事が書かれていたと思われます。そしてこの後、実行に移す覆面・・
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ガッツボウル倒産。(21巻)
小泉響子、ボウリング大会で優勝。(21巻)

カンナたち、円盤の飛行ルートを調査。
 万博会場だけが無事なことを知る。
(21巻)

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*2007年1月、22巻の内容に合わせて更新しました。
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