goo blog サービス終了のお知らせ 

タビーランドに家が建つ

ティンキーウィンキー(一級建築士)が綴る 家づくりや建築にまつわる、あれやこれ

現場見学会

2006-10-27 | 着工前
今週末は、完成現場見学会を開催予定なので、すごく楽しみだ。

現場は前にUPした漆喰と無垢材で仕上げた家だ。
私の担当ではないので完全な仕上がりはまだ見ておらず、明日確認する予定なのですごく楽しみである。

私のお客様(契約前)も数組来場予定なのと、ママ・妹夫妻も見にくる予定だ。
一番多いのは、チラシ等を見て来場いただくお客様で、そういうお客様と家造りの
楽しさやポイントを、一緒にお話したいと思う。
私共の現見は営業(売り込み)はしないので、来場されたお客様が逆にびっくりする場合が多いようだ。(後日談)

私自身、家は買うものではなく、造る・建てる物だと常々思っているのでそれに共感して
一緒に楽しんでいただける方を、一人でも多く増やしたいと思っているので、無意味な売込みはしないのが理由だ。

来場されるお客様の中には、他社で新築して3年以内という方も結構いるがその内半数以上の方が
後悔や住宅会社の選択ミス等の不満を漏らしている。

そういった思いを、施主様にさせるのは私達プロの責任なので、そういった事が無くなるように
がんばりたいと思う。



地震に強い家・・・其の2

2006-10-25 | 着工前
半年程前に、建築士会主催の耐震改修講習会を受講した時に制震住宅用の
金物等を販売しているメーカーさんが、数社参加していたのを思い出し資料を取り出して見直した。

現在、住宅用の制震工法は大きく分けて3タイプある。

① 仕口ダンパー系   柱と梁の接合部に取り付ける金物で、粘弾性体や摩擦パッドを
                金物の間に挟み振動を吸収するタイプ

② オイルダンパー系  壁の中間部に取り付け、オイルダンパーが振動を吸収するタイプ。
                ビル等での実績は多い。

③ テープ系      柱と下地材(ボード等)の間に制震テープを貼り、振動を吸収するタイプ

私は、①の仕口ダンパー系を採用する予定だ。理由はコスト面が安く、施工面でも比較的簡単なようだ。
研究・販売元が大手ゼネコンで大規模なビルはもちろん、神社仏閣等の伝統的木造住宅の改修実績も多く安心できる。

②のオイルダンパー系は、車のダンパーで有名なメーカーさんや有名大学(ハンカチ王子進学予定)の研究室が
 力を入れているようだ。
以前講習を受けた時に、有名大学の教授も研究発表と製品化に向けての説明をしていたのを思い出したので
即研究室と連絡を取り、教授に製品化について問い合わすと、製品化は来年の四月頃の予定との事だったので
これは選択肢から外れた。

予算は①②③タイプ概算で、新築の場合、1万~2万/坪 改修の場合、2万~3万/坪
これくらいが、一つの目安のようだ。

どのタイプで施工するかが、決まれば又報告します。





地震に強い家

2006-10-24 | 着工前
今回は、地震に強い家を再検討する事にした。
地震に強い家を施工するにあたり、現在大きく分けて3つの構造が主流で、特徴を簡単に説明すると

① 耐震構造(古くからある一般的な構造、くり返し地震に弱い)

  建物の矩体を筋交い・構造用合板や補強金物等を用い強化し、地震の揺れに対してひたすら耐える構造。

② 免震構造(7,8年前位から住宅でも使い始めた。現在は大手ハウスメーカー以外でも施工可能)

  地盤と建物の間にゴム・ローラーなどの震動絶緑装置を設置し、地震の持つエネルギーを建物に伝わりにくくする。

③ 制震構造(住宅用のダンパー等が開発されてまだ1,2年である)

  地震時に生ずる建物の変形を特殊なオイルダンパ-等で吸収することで家屋の揺れ(但し1階床は除く)を軽減する。

我が家は耐震構造のみでの施工を考えていたが、阪神大震災の被災者として今一度考えてみた。
そうした時に耐震構造のみでも、震度7で倒壊しない家は普通に建てれるが一度の被害で
構造は致命的ダメージを受けてしまう可能性が高く、その後補修等にかかる費用は相当高くなると思う。

そこで、耐震構造+もう一つ別構造の組合せで家を建てる方向で検討する事にした。
但し予算的な制限が大きいので、免震構造は金銭面や(うん百万円単位必要)敷地の形状(狭小地は無理)で
無理があり、制震構造で検討する事にした。

次回へ続く。








展示会

2006-10-21 | 着工前
土曜日は取引先の材木屋さんが主催する展示会へ行く予定だ。
材木屋さんの主催だが木材関係が特にメインでは無く、建材メーカー・住設メーカー等色々見ることができる。
展示会や○○フェアー等に行くことで最近の流行が分かったり、新製品を見る事ができたりするので
仕事柄欠かすことが出来ない。

特に、ここ数年はネット等の普及によりお客様の商品知識がすごく油断?していると
反対に教えられることになってしまう。

今回私が楽しみにしているのが、あまり有名では無いメーカーさんの商品を見ることで
たまにびっくりするような出会いがあったりし、それを機会に頻繁に使うようになった商品もある。

今回はママも同行する予定なので、自宅で使えそうな商品も見たいと思っている。
面白い商品があれば明日UPします。



外観変更

2006-10-19 | 着工前
なんと、外観の変更を決断した。
屋根の形状を大幅に変更することにした。
変更する前の屋根形状は、切妻と片流れを組み合わせた形でこれも気に入っていたが
屋根はシンプルが一番だと思いなおし、当初考えていた屋根形状へ戻すことへした。

仕事でお客様と打合せをしている時に、さんざん迷って最初のプランに戻る
堂々巡りパターンも結構多いが、まさか自分がなるとは思ってなかったけどなー
確認申請の準備進んでいたが少し逆戻りだ。
ちなみに、最終の屋根形状は一面のみの片流れだ。(3寸勾配)

近々にUPします。