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タビーランドに家が建つ

ティンキーウィンキー(一級建築士)が綴る 家づくりや建築にまつわる、あれやこれ

淡路島のタイル

2011-04-27 | ヘリテージマネジャー・住教育

淡路島のタイルメーカーと言えば『ダントータイル』が有名ですが

カタカナの社名になる前は『淡陶タイル』。

それ以前は平焼きと言うタイルを焼いていたようです。

ダイニチ本店近くのダントー工場の裏山から、平焼きの窯後が見つかり

それについてHNKから取材を受け、それがこの度放送されることになったと

県教育委員会のFさんから連絡がありました。

興味が有る方はぜひご覧ください。

放送予定

番組名:NHK『美の壺』 副題:日本のタイル
放送日時 平成23428日(木)19:3020:00 BSプレミアム
再放送   平成23429日(金)15:0015:30 BSプレミアム
同      平成23年5月1日(日) 4:305:00 地上波総合テレビ
同      平成23年5月4日(水) 8:008:30 BSプレミアム
 国際放送あり。NHKオンデマンドで14日間ほど有料配信あり。

http://www.nhk.or.jp/tsubo/program.html

美の壺は少しマニアックな番組ですが個人的には好きでたまに見ています。

 

 


久しぶりの会合

2011-04-22 | ヘリテージマネジャー・住教育

昨日久しぶりに、古民家再生部会の会合が有りました。

目的は、昨年度の打ち上げと今年度の方針についての意見交換ですが

場所が一昨年にも開催させていただいた、竹中工務店の所有の保養施設(旧会長宅)で

食事(もちろんアルコールも)をいただきながらなので脱線しまくりの会合です。

(遠くは豊岡、篠山、淡路島から来ていただきました。)

新神戸駅 徒歩5分くらいのところにある。

ここだけ、別世界です。

食事は神戸牛?のしゃぶしゃぶ

久しぶりにメンバーさんと会って話ができて、本当に楽しかった。

しかし、東北の地震の事になるとみんな真剣で、建築士としてなにが出来るのか?

今後、なにをしないといけないのか?等々、白熱した議論にもなりました。

やはり皆さん、熱くて最高でした。

 


祝 JIAゴールデンキューブ賞 受賞

2011-02-28 | ヘリテージマネジャー・住教育

前回のUPした住教育の活動がJIAゴールデンキューブ賞の出版部門で

優秀賞を受賞させていただく事になりました。

 

(私もポスターに出ています。)

受賞した事で、上記ポスターの英文バージョンも作成する必要になったのですが

このチームをあらためてすごいと思ったのは、即英文に出来るメンバーがいた事です。

受賞式に時間が取れれば東京へ行く予定です。

 

 

 


住教育

2011-02-26 | ヘリテージマネジャー・住教育

今期も、住教育支援として小中高校で(今期は高校は無し)授業をさせていただきました。

主に私は地震、耐震についての授業担当で、他には換気・照明・音等についてさせていただいております。

上写真:小学校で授業

小学生はすごく元気で、ほぼ全員が手を上げてくれるので発表者を指名するのに困るくらいです。

上写真:中学校で授業

中学生になると、学校、クラスの違いでカラーが明確に違います。

一時、テレビ等で言われていた学級崩壊的なクラスには当たっていません。

それに、どちらかと言えば私たちの学生時代より、みんな大人しく、まじめな印象です。

今期初めての取り組みが神戸市立の中学校で中2が全員で8人という小規模な学校からの授業依頼があり

神戸市内にこういった小規模学校が有る事を知らなかったので、そこからの驚きでした。

しかも、生徒の中には茅葺民家に住んでいる生徒も多いようで、先生からの依頼も古民家についての

授業依頼だったようで、即講師へ立候補しました。

7人への授業(1人欠席)

授業の内容から提案させていただき、大好きな古民家の話を古民家に住んでいる

子供達にする事が出来たので、個人的にはすごく嬉しかったです。

この授業で自分たちが住んでいる古民家に誇りを持ち、住み続けようと思ってくれる

生徒がいたなら最高ですよね。

 

 

 

 


行ってきました、実物振動実験

2010-11-04 | ヘリテージマネジャー・住教育
本日、三木市にある兵庫県耐震工学研究センター(通称E-ディフェンス)に
既存木造校舎の振動台実験見学へいきました。

  写りが悪いです・・・


実験に使われたのは、高砂市立宝殿中学校(築S38年)で2棟に分けて試験体を構築した。
(なので写真の建物も小さめ)

一つは補強無し、もう一つは耐震補強有りで今回の実験は補強無しの建物のみの実験でした。

実験の震度は人工地震波の震度6弱の1方向加速のみでした。

予想では教室の窓が多く、筋交いが少ない南北面がある為、1階の柱が崩れる予定だった
ようですが、結果は傾きはしたが崩れる事もなく瓦のずれも目視では分らなかった。

 左へ傾いている

揺らしている時間は数十秒だったが、木材のきしむ音や割れる音がすごく怖く嫌な感じがした。

私も一緒にいた、建築士の仲間も1階が崩れると思っていたので驚いた。

 瓦も大丈夫(実験後)

今回、初めてお誘いを受けてE-ディフェンスに入れていただき、実験まで見ることが
できて本当に良かったです。(すごく大きな施設で、圧倒されます。)

近々にもう一度非公開の実験を見せていただく予定で、すごく楽しみです。

おまけ、2006年の実験に使われたRC造の試験体(実物大)

 阪神大震災直後は、このように破損している建物をよく見かけた

 補強済みの試験体、実際の学校でもよく見る補強方法

 
阪神大震災の地震波で加震すると補強部分にも被害が、しかしこれで生徒達が守れる。

このように、実際に揺らして初めて分かることが多い実験はすごく意味があると思う。
実験によって、多くの命が助かり、貴重な建物も耐震補強により残っていく
大切なことだと本当に思いました。(仕分けしないで下さいね・・・)